「“天下一Jr”に優勝して、IWGP Jrベルトに挑戦したい!」プリンス・デヴィットが出撃宣言!
11月27日、都内で11月29日(日)に後楽園ホールで開催されるZERO1の「天下一Jrトーナメント」の会見が開かれて、新日本プロレスからはプリンス・デヴィット選手が出席して、己の野望をブチ上げた。
デヴィットの対戦相手は、菅原拓也選手。会見では、隣同士になった菅原選手から、「とりあえず、相手がデヴィットに決まったんですけど、印象と言っても試合を観たこともなければ、どんな選手かも正直わからない。自分の中では、準決勝で藤田(ミノル)を倒して、決勝で日高(郁人)を倒す、と。それしか頭にない。こんな“ボケ外人”相手に俺はつまづいている場合じゃない」と終始、上から目線でデヴィット選手をコキ下ろした。
このコメントを通訳の崔領ニ選手を介して聞いたデヴィット選手はやや苦笑しながらも、「彼は自分の試合を観たことないってことだけど、ボクも彼の試合は一、二度しか観たことはない。でも、そんなの関係なく実力で、彼を叩き潰したいね」とクールに闘志を燃やした。
さらにマンガ『ドラゴンボール』の天下一武道会ばりに、出場者はドラゴンボールのようなガラス球を勝ち上がるごとに敗者からボールをゲットしていき、優勝者にはその選手の「願いが叶えられる」というコンセプトのこの大会。デヴィット選手は、自分の願いを聞かれると「IWGP Jrのベルトに挑戦したい!」とキッパリ発言した。
ほかにも、サンジェイ・ダッド選手、藤田ミノル選手、フジタ“Jr”ハヤト選手、大原はじめ選手、マグニチュード岸和田選手、そして日高郁人選手と、活きのいいジュニア戦士が揃った今大会。
「SUPER J-CUP」に先駆けて行われる“もう一つのジュニアの祭典”において、デヴィット選手は勝ち上がることができるのか? そして「IWGP Jrベルト」を視野に入れたことを表明したデヴィット選手だけに、新日本ファンにも見逃せない大会になりそうだ。
そのほかの出場選手のコメントは以下のとおり。
●サンジェイ・ダッド選手
「目の前にあるこの世界ジュニアのベルト、いずれは日高選手と争うことになると思います。その前にこの中で自分がベストだ、ということを証明します。まずはトーナメントで優勝し、このベルトを巻き、最高の試合をみせる。ZERO1に旋風を吹かせたいですね。相手の藤田選手には、何度も勝って、対戦成績では勝ち越しているから、何も不安はありません」
※サンジェイ・ダッド選手は、このトーナメントで敗れた場合に、その時点でベルトを返上することも表明した。
●藤田ミノル選手
「サンジェイ・ダッド選手の言い分だと、100連敗しているような言い方でしたけど、自分は全然負けた記憶がない。しかも、自分は前々回に優勝もしてるんで、みんなそれをサッパリ忘れてるみたいなんで、それを思い出してもらえるようなトーナメントにしたいです。願いごと? ……ないです!」
●フジタ“Jr”ハヤト選手
「僕は新木場で1回戦を勝ち抜いて、2回戦は大原選手と闘うんですけど、大原選手とはメキシコでお世話になりましたけど、その借りを日本の後楽園でボコボコにして返したいと思ってるんで、覚悟しておいてください。で、僕が狙っているのは、(準決勝での)日高選手との対戦なんで、そこを目指して頑張ります。優勝するまで何も考えていないんで、願いごとはいまはないです」
●大原はじめ選手
「フジタ選手の印象はとにかくイケメンだな、と。彼みたいな選手がドンドン活躍して、会場にプロレスに縁のないような女の子とかも集まればいいなって。このあいだの澤選手との試合もバチバチしてましたけど、ああいう新しい試合のスタイルは始めてみたんで純粋にビックリして感動しました。ただ、自分はバチバチには付き合わず、僕の色を出して、もっとハヤト君を光らせて、最後はおいしいところを持っていって、日高さんとも闘いたいですし。優勝は狙っていきます。この中で一番無名なんで。あとルチャドールの凄さを見せたい。……今回は『ハッスル』をかけて闘うというよりは、ルチャドールというプライドを持って闘いたい。優勝したら? 自分の原点は闘龍門なんで、ウルティモ・ドラゴン校長と並ぶ、ルーツであるマグナムTOKYO選手と闘いたいですね」
●マグニチュード岸和田選手(会見には欠席)
「おい、おまえら、勘違いすんなよ。優勝するのは間違いなくこの俺や! 1日、3試合も問題ないわ。ラストライドでみんなまとめてKOや! よう見とけ!」
●日高郁人選手
「いま岸和田選手からのコメントありましたけど、彼のパワーや強さは先日の新木場大会でも実感しました。絶対にラストライドを食らわない日高郁人のプロレスリングで、対抗して勝ちあがりたい。まず自分が1回戦を勝ちあがり、準決勝、決勝と勝ちあがって優勝し、サンジェイ選手が持っているベルトを取り返したいですね。願いごとに関しては、優勝を勝ち取るまでは無欲でいきます!」