“外敵”TAJIRI&田中が、棚橋&後藤を一刀両断!
“外敵”として新日本マットで猛威を奮うTAJIRI選手、田中将斗選手が、新日本の誇る“新世代エース”棚橋弘至選手、後藤洋央紀選手を辛辣な言葉で一刀両断!
また、11月23日後楽園大会での「TAJIRI&田中vs棚橋&後藤」、そして12月5日名古屋大会での「TAJIRIvs棚橋」、「田中vs後藤」へ向けて意気込みを語った——。
–12月5日名古屋大会では、棚橋選手との今年2度目となるシングルマッチが決定しましたが?
TAJIRI「まぁ、意気込みを語るなんて僕のキャラじゃないので、特に無いんですけど。(8月の「G1 CLIMAX 2009」で)棚橋クンを完膚なきまでに地獄の底に叩き落して、いよいよこの年末、どういう今年の締めくくりを迎えるのか? 結局、意気込みなんて何も無いんで、テキトーに書いといてください(ニヤリ)」
–以前、棚橋宛に送った手紙では、「マットに沈める新しいアイデアを完全シミュレートしつつある」と書いていましたが?
TAJIRI「あぁ、僕、無責任なんで自分の書いた事に責任を持たないし、そんな事すっかり忘れてました。まぁ、ふと思い出して、条件反射でやるかもしれない。もし、彼の得意技を誰も返した事が無いような返し方で僕が封じ込めたとしたら、その時は『あぁ、これだったんだな』と、皆さんも思ってください(ニヤリ)」
–11月8日両国大会での中邑真輔選手とのIWGPヘビー級タイトルマッチはご覧になりましたか?
TAJIRI「見ました。素晴らしい試合だったと思いますよ。できれば棚橋クンがベルトを取って、僕がそれを奪えば、新日本プロレスにとって今年を締めくくる最高の形になったと思うんですけどね。ファンの皆さんもそれを望んでいると思うし(ニヤリ)」
–11月8日両国大会で初シングルを行なった後藤選手の印象を改めてお聞かせください。
田中「『G1』最終日(8/16両国)の絡みからシングルに行くまで数ヶ月かかった状態やけど、それくらい月日をかけてやった意味はあったなと。それくらいやりがいのある相手やったけど、彼が俺のスタイルを認めてない以上、俺が負ける事は無いと思ってたし、自信はあった」
–試合自体も完勝と言っていい内容でしたが?
田中「彼は最初ハードコアルールで負けて、『あんなクソルール』って言ってたけど、その時点で俺の事を認めてなかった訳で。両国では、自分の負けを認めるコメントを出したので、まぁ、ひとつ“お利口”になったんじゃないかと。ちょっとは進歩したのかなと思うけど、なんぼやっても俺には勝てない」
–TAJIRI選手は、後藤選手とは初対決となりますが、どのような印象をお持ちですか?
TAJIRI「……うーん、ダルマみたいですね。後藤選手は田中選手のターゲットなので、僕は人のものに手を出すような趣味は無いので。これは1つの試合の中に、シングルマッチが2つあるような形になっちゃうんじゃないかなという予感はしてます。それに、後藤選手も僕の事なんか相手にしないでしょう。彼のような生真面目タイプは、僕みたいな汚物は一番嫌いで眼中に入れたくないんじゃないですかね」
–ちなみに、お2人はこれまでにタッグを組んだ事があるのですか?
田中「多分、ウチ(ZERO1)のリングで1度だけあったと思う」
TAJIRI「あぁ、あったあった」
田中「俺はECWへ行った時、どの試合が1番気になるかと言うと、やっぱりTAJIRIさんの試合だった。同じ日本人というのもあるし、それだけ凄いクオリティの試合を毎回見せているというのがあったので」
TAJIRI「僕はですね、“世界の○○”が溢れ返っている今の日本のプロレス界において、本当に世界に通用するのは僕と田中選手と誰か、3人くらいしかいない。日本のレスラーの中で一番リスペクトしてます」
–最後となりますが、新日本のファンへメッセージをお願いします。
TAJIRI「売店で僕のTシャツを売ってるので買ってください」
田中「じゃあ、俺もTシャツ売らせてもらおうかな。まぁ、俺は俺なりに、新日本の自称100年に一人の逸材と荒武者をぶっ潰してやろうかなと。まぁ、ぶっ潰すという言葉は好きじゃないんだけど、こっちの世界で最終的にインパクトを与えてやろうかなと。どっちのチームがインパクトを残したと言ったら、俺達だったと。それだけでいい」
TAJIRI「もしかしたらこの日、100年に一度のタッグチームが見られるかもしれません」
※取材協力:ミッドブレス虎ノ門
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