初タッグの金本&土井が好連携で勝利!/10月13日DRAGON GATE新木場大会試合結果
DRAGON GATE
「WORLD-1自主興行」
10月13日(火)
東京・新木場1stRING
第5試合
60分1本勝負
○金本浩二
土井成樹
(25分11秒アンクルホールド)
×戸澤陽
YAMATO
=試合経過=
DRAGON GATE内で土井成樹、吉野正人、B×Bハルクらが結成するユニットWORLD-1の自主興行に、新日本プロレスから金本浩二と岡田かずちかが参戦。金本と土井は、3月22日DRAGON GATE両国国技館大会のオープン・ザ・ドリームゲート選手権試合で対戦しており(王者・土井が2度目の防衛に成功)、タッグ結成はこれが初となる。
序盤は土井と金本が戸澤に照準を絞り、波状攻撃で追い込む展開。土井がキャメルクラッチで捕らえた戸澤の胸に、金本がキックを連射するなど、優勢に試合を進めた土井&金本だったが、中盤からは土井がヒザへの集中砲火を浴びて失速。まともに歩けないほどのダメージを受け、苦しい闘いを強いられる。金本も必死に助けようとするが、そのたびに妨害されてしまい、劣勢を覆せない。
それでも土井は、戸澤とYAMATOの同士討ちを誘発させて脱出。替わった金本は戸澤に顔面ウォッシュ。これを妨害したYAMATOも顔面ウォッシュの餌食にする。
続いて金本はYAMATOにファルコンアロー、キック連射。対するYAMATOはスリーパーホールドで逆襲するが、金本もアンクルホールドですぐにお返し。カットに入った戸澤に、土井もアンクルホールドを極めた。
終盤、土井がYAMATOの突進を受け止め、DOI555。すぐさま金本が戸澤にタイガースープレックスホイップ。YAMATOが場外に落ちると、土井が「金本さん、飛んでくれ!」と叫び、金本をスローイング。しかし、踏ん張った金本が、逆に土井をスローイング。止まれない土井はトペスイシーダでYAMATOに突っ込んだ。
この後、戸澤の延髄斬りを受けた土井だったが、雪崩式DOI555の大技をさく裂させて逆襲。さらに、金本が戸澤にムーンサルトプレス。続いて土井がバカタレスライディングキックから戸澤をフォールするが、これをなぜか金本が妨害。そして、アンクルホールドで戸澤をギブアップさせた。
試合後、土井が「今日から金本さんのことをアニキと呼ばせてもらってもいいですか?」と質問。これに対し金本は、「誰もアニキとは呼ばへんよ」と返答。それでも土井が「アニキと呼ばせて下さい」と頭を下げると、「好きにやれや」と許可を出した。
その後、今度は金本が「もし、次に自主興行をやる時は、YAMATOとシングルをやらせてくれや」と土井に要望。次のことなどまったく考えていなかった土井だったが、「(出場は)ほぼ内定ですね。よろしくお願いします」と答え、次回の自主興行開催に意欲を見せた。
=試合後コメント=
金本「土井プロデュースだから花を持たそうかと思ったけどよ(笑)」
土井「最後、僕の(バカタレスライディングキック)で3カウント入っていたと思うんですけども(笑)。僕は3月の両国大会で、金本さんから叩き潰すプロレスというのを存分に味わいましたんで。今日はタッグを組んで別の角度から金本さんというのを体験したかったんで。ホントに収穫がありました。今後、これをDRAGON GATEに活かしていきたいと思います」
金本「DRAGON GATEに出ると2対2とか3対3が多いから。やっぱり、誰でもええからシングルでやりたいな」
土井「来年、(自主興行を)必ずやります!」
金本「絶対やれよ」
土井「はい。その時は金本さん参戦決定で、よろしくお願いします!」
第3試合
30分1本勝負
超神龍試練の五十番勝負第19戦
○岡田かずちか
(8分42秒 逆エビ固め)
×超神龍
=試合経過=
岡田は「超神龍(スーパーシェンロン)試練の五十番勝負・第19戦」と銘打たれた第3試合に登場。
序盤はグラウンドの攻防となり、岡田が腕ひしぎ逆十字固めを狙う。これを超神龍がディフェンスすると、岡田はレッグロックに移行。その後、チョップの打ち合いから岡田がエルボー、トーキック、フライングメイヤー。そして、スリーパーホールドを極めると、超神龍は足でロープエスケープ。
超神龍がエルボー連打で反撃すると、岡田は1発のエルボーで形勢逆転。3連続ボディスラムで超神龍を叩きつけ、逆エビ固めで悲鳴をあげさせる。
苦しい超神龍は、岡田のブレーンバスター逆に投げ返して反撃。串刺し攻撃をフロントハイキックで阻止されてもすぐに立ち上がり、串刺しドロップキックをヒットさせる。
さらに超神龍は、岡田の突進を受け止めると、ロープに駆け上がってスイングDDTで追撃。しかし、続いてのムーンサルトニープレスはかわされて自爆。両ヒザを痛打してしまう。
このチャンスに岡田は逆エビ固め。超神龍がロープに近づくと、リング中央に引っ張り戻し、逆片エビ固めに移行する。超神龍は辛うじてロープエスケープ。
続いて岡田がバックを取ると、超神龍は体を丸めて岡田を逆に押さえ込む。これをカウント2で返された超神龍は、張り手連射からランニングエルボー。だが、岡田は強烈な張り手でお返しし、ミサイルキックで逆襲。最後は逆エビ固めをガッチリと極めて、超神龍をギブアップさせた。
=試合後コメント=
岡田「今日はいつも通りの新日本の闘いをしただけです。どこのリングとかは関係なく、ただ俺は俺の闘いをしただけ。そんな俺も若手だし、向こうも若手だし。向こうの選手のことを良いだの悪いだのいえる人間じゃないからね。まぁ、新日本はこんなもんじゃない。俺だってまだまだ弱いんだから。それは忘れないで欲しい」
超神龍「何だよ、岡田ってよ。デカすぎじゃねぇか、コラ! 聞いてねぇよ、あんなの! でもよ、俺なりのストロングスタイル、貫き通したからよ。神龍(シェンロン)、新日本プロレスに触れてまた成長したぞ、この野郎。次の五十番勝負、早く組め、オラ!」