まさかの“新コンビ誕生”でお笑い界に殴り込み?! 蝶野選手が「木村祐一の“THE LISTEN”」に出演!
10月5日夜、都内の「よしもとプリンスシアター」にて、木村祐一さんのトークライブ「木村祐一の“THE LISTEN”」が開催され、記念すべき第1回目のゲストとして蝶野正洋選手が出演した。
このトークライブは、木村さんがゲストに関連する項目を投げかけて進行していくというもの。お笑いにドラマ、映画、CMと大活躍中の木村さんと蝶野選手は、共に1963年生まれの46歳。2人は若手の頃にテレビ番組で共演した間柄で、木村さんがその当時のエピソードとして蝶野選手にされた“ぐりぐり”が痛かった事を明かすと、場内は大きな笑いに包まれた。
その他、昔好きだった漫画の話や、かつて付き人を務めていたアントニオ猪木氏のこと、さらには同志である武藤敬司選手、故橋本真也さんに、好物のチョコレートケーキ、子育ての話と多岐に渡る内容で、終始大盛り上がりとなった。
また、蝶野選手は、木村さんに1週間後に控えた自身の25周年記念大会(10月12日両国国技館)への来場をしきりに呼びかけるなど、さらに親交を深めた様子であった。
■トークライブ終了後の囲み会見
–まずは、トークライブを終えての感想をお聞かせください。
蝶野「木村さんとはほとんど同期で、三銃士で駆け出しの頃、テレビで共演して。木村さんは(テレビ番組を)作る方もされていて、裏もやられて苦労してというイメージが凄く強くて。初めて長く話をして、また次に繋がれば面白いなと」
木村「大サービスして頂いて、ご家庭の事とかも話して頂いて。やっぱり普通にお父さんなんだぁと。やっぱり、この世界ってイメージだけで見られて、それはもちろんありがたい事なんですけど、そうじゃないところ、テレビ以外(の部分)でやりたかったので。テレビですと同じアンケートをとっても、これが面白い、面白くないでディレクターがはねたりするんですけど、そういう事をせずに話を聞きたいなと。そこからはじめたイベントだったので。第1回のゲストが蝶野さんで大満足です」
–蝶野選手をゲストに選んだ理由は?
木村「このイベントをやりませんかとプロデューサーから話があって、当然ゲストの話になるんですけど、やっぱり自分の興味のある人。思い付きで、悪い意味じゃなくて、どんな人かなというのがあったんですかね。同じコワモテで(苦笑)、コワモテな人って怖いそのままやったら、長い事この世界で続けてられないので。当然、ヨソでは言われないような苦労もあるのでしょうし。たまに会いたいみたいな感じになるんですよ(笑)。何か分からないですけど」
蝶野「俺もそうで。木村さんとのトークライブと言われた時、吉本(興業)さんという事でコントをやらなきゃいけないのかなと(笑)。その覚悟で木村さんだったらと、どんな仕事かはっきり分からなかったけど、2つ返事でオーケーしました」
木村「それは良かったです。単純に年が近いとか、そういうのじゃなくて。そんな人はたくさんいらっしゃるんですけど。あとはもう、今後(の開催)は定期的かどうかわからないですけど、(人選は)スタッフに任せて。やっぱり話聞きたくなる人ってそういう事になるんですかね、(年齢が)同じか上か」
蝶野「(木村さんは)生き方が、でしゃばらず、1歩引いてる」
木村「そうなんですよ。“日本一の2番”になりたいと思った事もありましたし」
蝶野「そういうところは、凄く共感があるんだよね」
–自身が監督を務める映画への出演オファーは?
木村「してみたいですね。お会いして思いましたね、今度出てもらおうと。次の構想も一応あるんですよ。レスラーの話という訳ではないんですけど。新聞の見出し的には、イベント後のコメントとして、『喧嘩にならないで良かった』とか(笑)」
蝶野「次回作の映画の主演は蝶野! で見出しになるんじゃないですか(笑)」
木村「その後に、ちっちゃい“か?”が入ってるとか(笑)。某スポーツ新聞みたいに(笑)。でも、こういうイベントを開催できた事で、僕自身も蝶野さん以外のプロレス界の方に興味を持つようになるし、蝶野さんを通して僕を見た人もお笑い界に興味が出たりとか。それだけでも十分意味があると思いましたね」
–2人でお笑いにチャレンジするというのは?
木村「(蝶野さんは)素材的に完璧でしょう(笑)。“完熟キャラター”でしょう、どう切っても美味しいし。後は何処に置いておくかでしょう」
蝶野「興味はありますよね。俺ら人の前に出て、人の気持ちを動かす仕事で、プロレスは気持ちを熱くさせる。でも、一番人をハッピーにさせるのって笑わせるという事。そこのスペシャリストの方ですから、人の心理というところで、どうやって気持ちを掴んで笑わせてあげるのかを知りたいですよね」
木村「蝶野さんはほんま完熟キャラクターやから、喋らんでもえぇくらいですよね(笑)。面白いと思いますね」