10/12は「誰が一番目立つか? という勝負になる」小橋建太選手直撃インタビュー
10月12日(火)の蝶野正洋デビュー25周年特別興行「ARISTRIST in 両国国技館」に出場するプロレスリング・ノアの“鉄人”小橋建太選手。“役者だらけ”のドリームマッチ(蝶野正洋&武藤敬司&小橋建太vs中西学&小島聡&秋山準)参戦を目前に、インタビューを敢行!
——小橋さん、今日は蝶野正洋25周年大会への参戦に関して、お話をうかがわせてください。
小橋「どうぞ、よろしくお願いします!」
——じつは蝶野さんとは、先日タッグを組んだばかり(10月3日、プロレスリング・ノア大阪大会にて、蝶野正洋&小橋建太&潮?豪vs力皇猛&モハメド ヨネ&齋藤彰俊)ですよね。
小橋「はい。……ただ、あの試合前に蝶野さんは『俺はあんまり動かないなら、任せるよ』と自分に言ってたんですよ(笑)」
——あ、そんなに消極的な姿勢でしたか(笑)。
小橋「ところが、試合になったらなんのことはない、自分からガンガン行くし、ガンガン動いてるんです。言ってることとやってることが全然違う(笑)」
——さすがは“黒いカリスマ”(笑)。会見でも、「おいしいところの取り合い」という言葉がありましたね。
小橋「ええ。リング上は、『誰が一番目立つか?』の勝負ですから。でなかったら、おもしろくないし。今回も『誰がいいところをとるんだ?』という競い合いになるでしょう。とくに我々のチームは、そうなる可能性が高いなって(笑)」
——その中でも輝く自信はある、と?
小橋「自信というか、僕だってリング上では自然とそうなりますし。蝶野さん、武藤さんにしたってリングでは、身体が本能で動いていきますから」
——小橋さんは、若い頃から同世代の闘魂三銃士と常に比較されてきました。
小橋「ええ。ただ、闘魂三銃士もそうですけど、僕は当時の全日本プロレスの四天王の中でも、とにかく『自分が飛び抜けてやる』という気持ちが強かったんです。闘魂三銃士にもいい刺激をもらってましたけど、目の前の四天王のメンバーを強烈に意識してました。もちろん、闘魂三銃士もいいライバルであることは変わらないですけど」
——蝶野さんは、「全日本、ノア、新日本の首脳メンバーが揃ったことで、業界を変える記念的な一日になる」とおっしゃってます。
小橋「本当に“お祭り”的なメンバーが揃いましたし、こういうことってここ数年なかったじゃないですか? 乱発するのはよくないと思いますけど、こういう記念大会でできるなら、おもしろいなって。ただ、これがあたりまえになったら刺激はなくなるし、本来は新日本や全日本やノア、各団体が切磋琢磨していくのが大事ですよね。その中で、たまにはお祭りの舞台もあってもいいんじゃないか、と」
——対する第三世代のチームに関しては?
小橋「(秋山)準は、最近タッグを組むことが多くて、試合で当たってないので、どういう試合になるか楽しみですね。小島(聡)選手は、先日の武藤さんの25周年大会でも当たってるんで、その続きをファンに見せたいな、と。中西(学)選手は初対決なんですが、準から、大学の先輩・後輩ということで話はいろいろと聞いてますから。いずれにせよ、ファンの期待に応えられる試合にしたいです」
■蝶野さんは、折れない心を持っている選手
——そして、今回は蝶野さんの25周年記念マッチです。
小橋「やっぱり、25年もやり続けるって簡単にできないことですから、自分も『お祝いしたい』という気持ちがありましたし」
——蝶野さんというレスラーの印象は?
小橋「2003年にGHCヘビー級選手権をかけて(5月2日、新日本プロレス東京ドーム大会)で闘ってるんですけど、レスラーとして折れない心ってのは本当に凄かったですね」
——小橋さんのスープレックスを何度も跳ね返してました。
小橋「ここまで登り詰めてる選手だから、やはり相当な根性を持ってるし、プロレスラーとしてのキャリアやプライドを凄く感じましたね。先日、タッグで組んだときも、お互いのスタイルに自信を持っている同士なのに、『初めてのタッグでこんなにスムーズにいくのか?』と驚きました。ただ、前回は(潮?)豪が入ってたから、スムーズに行ったのかもしれないですけど……今度は武藤さんですから(笑)」
——今回はまったく読めない、と。最後に蝶野さんにメッセージをお願いします。
小橋「一緒に組んで試合するわけですから、なかなか難しいですけど……。これからも一緒に頑張っていきましょう!」
- 2009.10.7
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