空手家で、プロレスラーの青柳政司(あおやぎ・まさし)さんが7月6日に死去された。享年65歳。プロレスリング・ゼロワンが発表した。
“青柳館長”の呼び名で親しまれた青柳さんは、空手道場「誠心会館」の館長を務めていたが、1989年7月に行われた「’89格闘技の祭典」の異種格闘技戦で大仁田厚と対戦。日本人同士の異種格闘技戦は話題を呼び、同年10月に大仁田が旗揚げしたFMWにも参戦し、本格的にプロレス界へ。
新日本プロレスには、1990年6月福岡国際センターで初参戦して獣神サンダー・ライガーと異種格闘技戦を行い、壮絶なケンカマッチを展開。さらに、1992年からは誠心会館の弟子・斎藤彰俊らとともに、小林邦昭、越中詩郎らと激しい抗争を繰り広げた。
1992年6月からは、その越中らと反選手会同盟、のちの平成維震軍を立ち上げて、新日本プロレス本隊と抗争を展開。反体制派ユニットの中心メンバーとして活躍。そのあとも硬派な空手スタイルを貫いて、多くのプロレス団体を渡り歩いた。
青柳政司さんのご冥福をお祈りいたします。
新日本プロレスリング株式会社