新崎&東郷&タイガーの豪華トリオが快勝!/6月19日みちのくプロレス試合結果
みちのくプロレス
「ザ・グレート・サスケ20周年突入ツアー・開幕戦」
6月19日(金)
東京・後楽園ホール
第4試合
30分1本勝負
6人タッグマッチ
○新崎人生
ディック東郷
タイガーマスク
(17分37秒 極楽固め)
×佐藤恵
野橋真実
佐藤秀
=試合経過=
全試合開始前、先日亡くなられた三沢光晴さんとテッド・タナベさんの追悼セレモニーが行なわれ、第5試合に出場するタイガーも、故人の冥福を祈った。
みちのくプロレスの世代闘争は、新崎と野橋の先発でスタート。立ち上がりこそ静かだったものの、野橋の張り手に新崎が激怒し、場外乱闘が勃発。これで大ダメージを負った野橋が、新崎組に捕まる展開となる。
タイガーは野橋にキック連射、フロントネックチャンスリードロップ、チキンウイングフェースロック。東郷、新崎が出たあとの二度目の出番では、強烈な張り手、ムーンサルトダブルニーで野橋に追い討ちをかけた。
その後も苦戦を強いられた野橋だったが、秀&恵のアシストで形勢逆転。今度は、東郷が野橋組に捕まり続ける展開となる。だが、東郷は秀&恵の連携攻撃をかわして脱出成功。
替わってタイガーがリングインすると、突如としてKen45゜が乱入。しかしタイガーは、Ken、野橋、秀、恵を1人で蹴散らし、秀にタイガードライバー。ところが、続けて放ったダイビングヘッドバットは、かわされて自爆。たちまち野橋組の集中砲火にさらされてしまう。
終盤、恵が新崎に三角絞め。だが、新崎は腕を極められたまま恵を持ち上げ、コーナーに激突させる。そして、恵、秀、野橋をニュートラルコーナーに釘付けにすると、赤コーナー最上段から大金剛輪陀羅尼(長距離ミサイルキック)。さらに東郷がペディグリーで恵をマットに叩きつけ、すかさずタイガーが側頭部へキック。
最後は、東郷が野橋にクロスフェース、タイガーが秀に卍固めを極めて分断する中、新崎が極楽固めで恵を仕留めて勝利した。
=試合後コメント=
新崎「今回、世代交代という形のテーマだったんですけど、ここからがスタートというわけではないので。(野橋たちが)本当の意味で、我々と世代闘争できるかどうかというのを確認するためのマッチメイク。あとは彼ら次第かなと思います」
東郷「人生だったり、タイガーだったり、普段は組んでないメンバーと組めて、刺激になった。これからも色んな若い選手とやって、ただ勝つだけじゃなくて、何かを感じてもらいたい。プロレスというものをどんどん吸収してもらいたい」
タイガー「みちのくプロレスは久々で、タッチがないんで、ちょっと戸惑ってしまう部分があって(※タッチなしでも試合権利を得られる)。僕自身も、現(IWGP Jr.)チャンピオンで、新崎さん、東郷さんとの闘いですよね(笑)。そっちの方の『負けない』というのが出ちゃったんじゃないかなと。(20周年を迎える)サスケさんには、自分のデビュー戦の相手も務めていただいて。やはり、サスケさんの20年というのは、物凄く大きいと思うし、本当にプロレス界に貢献している方だと思います。三沢さんは、2代目のタイガーマスクで、大先輩。佐山聡さんとは別にタイガーマスクというものを大きくしてくれた方。そして、あれだけ元気で、150歳まで生きるんじゃないかと思ったテッド・タナベさんが亡くなってしまって。三沢さんやテッドさんは、天国で今のプロレス界を見守ってくれていると思いますし、自分たちが元気を出して闘わなければいけない」