現地時間・6月15日AEW『AEW DYNAMITE』に新日本プロレス勢が大挙して登場。日本時間：6月27日（月）に行われるAEWと新日本プロレスの合同興行『AEW x NJPW: Forbidden Door』での「AEW暫定世界王座戦」で対戦する棚橋弘至とジョン・モクスリーがリングで向かい合った。

■モクスリー「『Forbidden Door』が終わったら、もう誰もお前をエースと呼ばないぞ。エースはこの俺になるからな！」

まず、モクスリーが「WILD THING」に乗って入場。続いて入場ゲートにライオンマークが大写しになる中で、ジャケット姿の棚橋が「LOVE & ENERGY」に乗り、軽やかにスキップしながら姿を現した。

リングで向かい合った両者に「HOLY SHIT!!」の熱狂チャントが送られると、棚橋はチャントに乗って掲げた指を振って場内を鼓舞。

マイクを握ったモクスリーは、「ずーっと長い間、お前を追いかけてきたぜ。ずっと追いかけ続けたが、ようやくここまで来たな。ヒロシ・タナハシ！」と感慨深そうに語り始めた。

さらに「ニュージャパンでの3年間、新幹線や飛行機に乗ってお前を追いかけた。『NJPW STRONG』でのKENTA戦だってそうだ。すべてはお前を倒すためだったんだ！ この業界はいろんな王座がある、いろんなトーナメントもあるが、“エース”と言える男はたった一人、お前だけだ！ だが、それはもうすぐ変わる」と熱を込めてマイク。

ここで場内からは、「タ・ナ・ハシ！」と熱狂的なコールが発生。

モクスリーは「もちろんお前をリスペクトしてる。多くの選手がお前にインスパイアされてきた。俺だって、そうだ。でも、この惑星で一番のプロレスラーは俺なんだ。それはただのキャッチコピーじゃないぞ、歴然とした事実だ！ 6月26日は、ただ単にAEWのベルトを掛けて闘う試合じゃない。俺の流してきた血と汗、すべてを賭けてやる。この3年間のすべてをかけてやるよ。お前もそうだろ。お前のボロボロなヒザや首もそうだ。なぜなら、俺はいつも真剣に闘っているから。タナハシサンよ、『Forbidden Door』の試合が終わったら、皆はもうお前をエースと呼ばないぞ。エースはこの俺になるからな！」と力強く断言してみせた。

ここで棚橋がマイクを握って、何かを話そうとするが、なんと入場曲に乗って、クリス・ジェリコが登場！　傍らには、この日の第1試合でジェリコとの共闘を表明したサミー・ゲバラと、女子レスラー・タイコンティを引き連れている。

入場ゲートでマイクを握ると、まずはモクスリーに対して「いまお前がそこに立ってる理由は、俺が先週いなかった（バトルロイヤルに参加しなかった）からだ。そこは俺の居場所なんだよ？ さっさと帰らないと、お前の顔を燃やしてやる。火の玉を投げてやるぞ？ 俺はウィザード（魔術師）だからな」とコメント。
　
さらに「タナハシ！ 2年前の東京ドーム大会で、俺がお前を倒したのを覚えてるか？」と挑発マイク。すると、棚橋は「ジェリコ～！ シャラップ！（だまれ！）」とマイク。
　
これがシャクに触ったか、ジェリコは「シャラップだと？ マジで言ってるのか？　おい、おまえら、出て来い！」とジェリコのユニット（ジェリコ･アプリシエイション･ソサエティ）のメンバーを呼び込む。

すると、ジェリコ軍団の他に、リング上にはランス・アーチャー、なんとエル・デスペラードが登場！　棚橋とモクスリーをめった打ちにして、リング上は大混乱に。

リングを乗っ取ったジェリコは、「ジェリコ･アプリシエイション･ソサエティの新メンバーを紹介するよ。スパニッシュゴッド”サミー・ゲバラとタイコンティだ。俺たち3人は、まさにセックス・ゴッドだな！」と不敵にマイク。

続いて「スズキグンからは、ランス・アーチャーとエル・デスペラードがやって来たぞ。“ボス”のミノル・スズキが送り出したんだ」となんとジェリコ軍団と鈴木軍との合体を示唆！ アーチャーはデスペラードを抱き寄せて結束をアピールした。

さらにジェリコは「『Forbidden Door』では、スズキ本人と、この俺がクリス・ジェリコと組んでやる。スズキ、サミー、ジェリコ組だ！」となんと鈴木とのタッグ結成を発表！ 「対するは、モクスリーのカバン持ち、ウィーラー・ユータ。そして、ニュージャパンのヤングボーイであるショータ・ウミノだ！」と対戦相手を指名した。

ジェリコは「（場内の歓声に対して）お前ら、ウミノが好きだったのか？ アイツの父親であるレフェリー、レッドシューズ（海野レフェリー）の目の前で俺にボコボコにされたの覚えてるな！ ウミノ、ユウタとクズ野郎のエディ・キングストンだ！」と電撃発表！

ここへユウタ、キングストンが入場ゲートから走り込んで乱入すると、再び大乱闘へ。モクスリーがデスライダーを決めれば、棚橋はなんとデスペラードにスリングブレイドを爆発させる。

棚橋はジャケットを叩きつけ、シャツを脱いで再びモクスリーと向かい合う。はたして、日本時間：6月27日（月）に行われる『 Forbidden Door』での「AEW暫定世界王座戦」は、どんな闘いが展開するのか？

■『AEW x NJPW: Forbidden Door』
・開催日：6月26日（日）※日本時間：6月27日（月）
・会場：イリノイ州シカゴUnited Center　
※チケットはソールドアウト
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