棚橋が“世界クラス”への入学を宣言!/4月5日両国大会一夜明け会見(2)
4月6日、前日行われた4月5日両国国技館大会の一夜明け会見が開かれた。
会見に出席した棚橋弘至選手は、見事な勝利を収めたカート・アングル選手(TNA)とのIWGPヘビー級選手権試合を振り返ると共に、次期シリーズ「NEW JAPAN BRAVE」、5月3日「レスリングどんたく2009」、5月5日〜6日の後楽園ホール2連戦についてもコメントした。
■棚橋選手のコメント
「昨日、試合が終わって家に帰っても、まだ興奮冷めやらずといった感じで、なかなか寝付けずに、4時に寝ました。今ちょっと眠たいです。改めて、『カート・アングルに勝ったんだな』といううれしい気持ちがあります。アングルは素晴らしい選手でした。1回じゃ物足りないので、これからまた闘う機会があれば、やりたいという気持ちですね。試合直後、福岡での挑戦者として決まっている後藤(洋央紀)がリングに上がって来ましたけど、会場の反応を見ていて『後藤』コールも沸きあがっていたんで、首都圏のファンの方々は後藤に対する期待感が膨らんでいるんだと感じました。だけど、それをどうやって福岡に持って行くか、繋げて行くかというのは、次期シリーズで積み上げて行くものだと思う。福岡まで勢いを維持してもらえるよう、後藤には『頑張れ』と言いたいですね。僕は春先、ケガで2年連続欠場していて、福岡で試合するのが久しぶりなんで、今から凄く楽しみです。僕は『レスリングどんたく』という響きにいいイメージしかない。きっと、お客さんもそういういいイメージを持っていると思うので、今回の『レスリングどんたく』もこれまでに負けない大会にします。ぜひとも、日本全国から福岡に集まってもらいたい。観戦プランもありますので、ぜひよろしくお願いします。あと、5月5日〜6日の後楽園ホール2連戦で、ミスティコ選手(CMLL)とタッグを組みます。昔、メキシコへ行った時に、試合をしたことはあるんですけど、組んだことはないので、凄く楽しみです。ミスティコ選手に触発されて、俺もクルクルッと可能な限り飛んでみようかなと。それに、大阪府立2連戦で大森(隆男)選手(フリー)とシングルマッチがあるんで、非常に楽しみしています。大森選手は“クッキリ二重”で僕と違ったタイプの男前なんで、面白い戦いができるんじゃないかなと」
■マスコミとの質疑応答
–後藤選手の印象は?
棚橋「メキシコから帰国した直後の勢いというのは、凄まじいものがあった。そこからちょっと下がって、また『G1(CLIMAX 2008)』を獲って、下がってという。そういう荒波に揉まれて来たと思うんで、精神的にもかなりタフになっているんじゃないかと。何回も同じ過ちを繰り返していたら、成長がないんでね。まぁ、警戒はしてますけど、こっちの成長は光よりも早いんで。まぁ、『頑張ってついて来いよ』と」
–次期シリーズでは、後藤選手との前哨戦が多く組まれているが?
棚橋「プロレスは全部つながっていますから、前哨戦を闘いぬきつつ、日増しに福岡への期待感を膨らませていくような戦いをします」
–福岡での試合に向けて、何か見せたいものはある?
棚橋「『どんたく祭り』ですからね。(自分は)“お祭り男”なんで、今から練り上げて行きます」
–「アングル戦で自分が何者かが分かる」と話していましたが?
棚橋「手がかりは掴みましたね。今日、ここへ来る途中に入学式帰りの学生をたくさん見かけたんですけど、“世界クラス”に入学するような気持ちですね。今日は俺の入学式です」