“青義の使徒”永田、チェーンデスマッチで飯塚完全抹殺を予告!
飯塚高史選手との“血で血を洗う抗争”に終止符を打つべく、4月5日両国国技館大会にてチェーンデスマッチでの決着戦に臨む永田裕志選手を、新日本プロレスリング本社でキャッチ。
昨年10月13日両国で行なわれた飯塚vs天山広吉のチェーンデスマッチを映像でチェックしていた永田選手を直撃した——。
——チェーンデスマッチの経験は?
永田「今回が初めてですね。互いの左腕をチェーンでつなぎ合っている以上、通常の試合とは間合い、距離感が違ってくるし、攻撃する感覚もずれてくる。まぁ、チェーンを凶器公認としていようが無かろうが、G・B・Hは何かしら使ってくるでしょうから。逆に、普段は使わない僕が、チェーンを使える状況にあるので、さてどうしてやろうかと」
——先程、昨年10月のチェーンデスマッチの映像を見ていたが、ヒントは?
永田「思っていたよりもチェーンが長かったので、案外蹴り込めるなと。まぁ、あまり大きなモーションのキックはできなさそうなので、左腕につけるとなれば右のミドル、ロー、ハイで攻めていく事になるでしょう」
——頭の中で試合のシミュレーションは?
永田「イメージは作っていますけど、実際初めてなので当日になってみないと分からない。後はリング上でどれだけ対応できるか?」
——以前パートナーであった飯塚選手が、ここまで豹変した事については?
永田「色々な事情があったにせよ、僕はあの人の昔を知っていますから。地道に努力して、技を磨く、コンディションを作る、若い選手の見本になるような先輩で尊敬していたんですけど。それに限界を感じて、ああいう安易な道に行ったのか? そういう部分では寂しかったし、残念。下の世代が台頭してくる中で、真のトップになるためには地道な努力が必要なんだというのを世間にアピールしたくて、組んだ事もありましたけど。もっともっと後押しをしたかっただけに、色々なものから逃げてG・B・Hに行った事は絶対に許せない」
——今年になって急に付け狙われるようになった事については?
永田「特にここ最近、G・B・Hの試合内容が悪過ぎる。ほとんどが場外だ、何だで、やる事がみんな同じ。このままではダメだと。僕的にはG・B・Hを壊滅させなければという思いがいっそう強くなった。それに、3月の試合で飯塚高史と当たると毎回流血させられて。しまいには、(3月29日)沖縄で試合後に襲ってきたから、『じゃあ、俺もやってやる』と」
——さらには、その翌日の会見にまで乱入してきたが?
永田「ホントに執念深い。よく会見がある事を知って、わざわざ来やがったなと。天山がいなくなって、今度は俺かよ。いい迷惑だ。結局、どうしていいのか分からなくなって、焦ったんじゃないかな。ただ、俺は天山とは違う。俺をターゲットにしたという事は、飯塚高史にとっては自ら墓穴を掘った事になる」
——かつて、飯塚選手とはスリーパーホールドの切り返し合いなど、数多くの名勝負を残してきたが?
永田「体は以前と比べて大きくなったけど、そういう練習をしているようにはとても思えない。むしろ、そういう攻撃を仕掛けてくれば、僕も返って付け入る隙ができて好都合。一年近くやってきた悪党ファイトが、ようやく身について武器となりつつある中で、過去の引き出しを簡単に開けられるような器用な人間じゃない、飯塚高史は。自分の強さを掴み取れず、それを隠すためにこういう道に走ったと思っていますから」
——逆に、永田選手との試合で“昔の自分”を思い出す可能性もあると思うが?
永田「もしかして、昔の自分が戻りたいからこそ、俺にちょっかいを出しているのかもしれないな。自分の矛先を考えた時、これはまずいと考えて俺に来たというのが実際の真相じゃない」
——飯塚選手とは完全決着をつけると?
永田「悪を滅ぼす“青義の味方”として、充分に役割を果たさなきゃないけない。とにかく、俺は天山とは違うという事を見せたいと思います」
4月5日(日)
東京・両国国技館
17:00試合開始