金本が前哨戦で王者・土井を圧倒し、至宝強奪へ視界良好!/3月5日DRAGON GATE後楽園大会試合結果
DRAGON GATE
「GROLIOUS GATE 〜開幕戦〜」
3月5日(木)
東京・後楽園ホール
メインイベント
60分1本勝負
○望月成晃
金本浩二
ドン・フジイ
(16分3秒 デスロール→片エビ固め)
×谷嵜なおき
土井成樹
B×Bハルク
=試合経過=
約2週間後に迫ったDRAGON GATE3月22日両国国技館大会で、至宝“オープン・ザ・ドリーム・ゲート”を懸けて闘う王者の土井と挑戦者の金本が、危険過ぎる初遭遇。
序盤、金本と土井は対峙するや、激しいエルボー合戦を展開。金本が鋭いキックを乱射し、土井を徹底的に押し込む。劣勢の土井がエルボーで反撃すると、金本は張り手で倍返しし、逆さ回し蹴り一閃から強烈なサッカーボールキック。
それでも土井は食い下がり、エルボー連打で金本をひざまずかせる。スイッチした谷嵜は、金本に土井、ハルクとのトリプルドロップキックを浴びせ、ロープへと走る。すると、金本はソバットで迎撃し、側頭部へのミドルキックで追撃。谷嵜は前のめりに倒れる。
ここから失速した谷嵜を集中砲火し、金本は顔面ウォッシュを狙う。土井が阻止すると、金本はその土井に顔面ウォッシュ。土井もすぐに立ち上がって顔面ウォッシュでお返ししようとするが、金本は蹴り脚を掴んで押し倒し、土井に再度シメの一撃。これに望月も続いた。
終盤、望月とのキック合戦に打ち勝ったハルクに金本が襲い掛かる。これに土井が呼応すると、金本はアンクルホールドで捕獲。望月もハルクにアンクルホールド、フジイも谷嵜にWARスペシャルをそれぞれ極める。なかなか脱出できない土井をハルクが救援し、逆に望月をトレイン攻撃で攻め込む。
その後、フジイがコーナーに上ったハルクを捕まえて、断崖式の喉輪落としを敢行。リング上では金本と望月が、谷嵜にサンドイッチミドルキック。飛び込んできた土井を合体ミドルキックでストップさせ、金本がファルコンアローで追撃。
ローリングセントーンをかわした土井だったが、コーナー上からダイブしたところを金本のソバットで打ち落とされる。金本がタイガースープレックスホイップ、ハイキックとラッシュすると、土井もDOI555、バカタレスライディングキックと猛反撃。必殺技であるマスキュラーボムの体勢に入ると、金本はアンクルホールドで切り返す。
ここは谷嵜のカットが間に合うと、両軍が入り乱れる。そして、フジイは孤立した谷嵜にジャーマンスープレックスホイップ。望月が一角蹴り、金本が飛び膝蹴りと続く。入ってきた土井には、金本がミドルキックと望月のドロップキックの合体攻撃から、アンクルホールドで捕獲。土井は必死に逃げようとリングを転がり、2人はそのままリング下へ。すると、金本は土井を客席の奥へと連れて行っていたぶる。
その間に、望月がハイキック、踵落とし、デスロールとスパートし、粘る谷嵜を仕留めた。
=試合経過=
望月「(『ありがとうございました!』と言いながら3人はガッチリと握手)チャンピオン大丈夫か? ありゃ気持ちで押されているな」
フジイ「アニキとの最初のコンタクトで分かりましたね。腰引いてるもん」
金本「俺もガーッと挑発したんよ。来ぃへんから」
フジイ「今日は金本さんが1番(試合に)出てたし」
望月「土井が攻めてても気持ちで押されているのが分かるんだよね。これ宣言しますよ。両国で(オープン・ザ・ドリーム・ゲートを)獲ったらアニキ、(今年のDRAGON GATEの)神戸ワールド(記念ホール大会)で2年前の借りを自分に返させてください!」
金本「(※笑顔を覗かせながら)分かった! 最初のにらみ合いで逃げたらあかんから。見てても腰引けてるのが分かるから。そこですよ、そこ。両国では最後、俺がDRAGON GATEをしめていいんですか?」
望月「お願いしますよ」
フジイ「いいとも!」
望月「アニキも新日本の尼崎大会を休んで来てくれるんですよ。この気持ちは絶対に無駄にならないと思います。土井、お前とは背負っているものが違う。お前はまだベルトを背負っているだけ。まだDRAGON GATEを背負っていない」
金本「1つ言っておくけど、お前、こんな早くチャンピオンベルトを手放していいのか? 獲って3ヶ月? マグレで取ったのかも分からないから、いいものは持っているんだろうけど。俺も獲る以上にDRAGON GATEの試合、土井とのタイトルマッチ、DRAGON GATEの名を汚さないように一生懸命やる。それだけ。それでチャンピオンベルトを獲る!」