6月4日、大田区総合体育館にて行われたZERO1の『押忍PREMIUM ONE TEAM ZERO1!大谷晋二郎エイド!!何度でも立ち上がれ!』に、新日本プロレスから、永田裕志、真壁刀義、本間朋晃が出場。現在、頚髄損傷で闘病中の大谷晋二郎に激闘でエールを送った。
写真提供/週刊プロレス
この日は、セミファイナルで、永田裕志&真壁刀義&本間朋晃が揃って登場し、ZERO1の若武者・永尾颯樹とカルテットを結成。関本大介&橋本大地&橋本和樹&中之上靖文の大日本プロレス勢と対戦した。
試合は、永田と大地とのエルボー合戦で開戦、さらにおたがいが得意のキック攻撃、打撃の攻防で場内を沸かせていく。試合は、中盤に永尾が大日本カルテットに捕獲され、苦しい闘いが続くも、中之上にカウンターのドロップキックを放って真壁にタッチに成功。
真壁は中之上に必殺のナックルパンチを連射。大地も蹴散らして、再度、中之上にナックル、ノーザンライトスープレックス、ラリアットを爆発させて気を吐いていく。
本間も中之上に、大谷を意識した顔面ウォッシュを炸裂させて見せ場を作るも、続く小こけしはかわされてしまう。
試合終盤、大乱戦となった両チームだが、真壁が中之上&和樹をダブルラリアットで吹っ飛ばせば、永尾は走り込んだ関本にニ―ルキック爆発!さらに場バックドロップを見舞うがこれはカウント2。
永尾がエルボーのラッシュから、勝負をかけたローリングエルボー。だが、関本に向かって走り込んだところに逆にラリアットを食らってしまう。勝機と見た関本は、強烈なノーザンライトボムを爆発。これがカウント2で返されると、最後は延髄切り、引っこ抜きのジャーマンスープレックスホールドで激勝した。
試合後、永田は、奮戦した永尾に向けて「よくがんばったよ、今日は。どんな状況で倒されても、蹴とばされても、ブン投げられてもお前の力で立ち上がれよ。それがこのZERO1の明日につながる道だから」とマイク。
さらに「大谷! ZERO1にはこんな若くて活きのいいヤツいるじゃねえか。たいした若手だよ、コイツは。だから、安心してシッカリ治して、また戻って来い!」と新日本プロレス同年デビューの盟友・大谷にエールを送った。
バックステージでは、“後輩”真壁も大谷にエール。「タニオよ、俺、後輩だよ、アンタのな。タニオ! カムバックして来い! 冗談で言ってるんじゃねえ。本気の本気で立ち上がって来い。アンタに言えることはこれだけだ」と語り、「アンタが新弟子の俺に言ってた言葉だ。這い上がって来い。立ち上がって来い、俺はアンタにそのまま返す。俺は待ってる。大谷さんよ、俺とアンタは同い年だ。あと何年経とうが、俺は待ってるぜ」最後は「プロレスのリングでまた白黒つけようぜ」と熱いコメントを残した。
かつて大谷と同じ箇所の負傷を経験、苦しいリハビリから長期欠場を経て復活した本間も「大谷晋二郎の気持ちは俺が一番よくわかる」と思いを寄せつつ、「どれだけ時が経とうと、絶対アナタはZERO1のリングに戻って来る。プロレスの教科書、7ページだったかな? 大谷晋二郎は必ずZERO1のリングに、どんなに苦労しても戻って来るって書いてたから」と語り、「戻ってこないと、顔面ウォッシュ俺のものにしちゃいますから。待ってます、大谷さん!」と激励した。