スペシャル企画「東京ドーム大会開催20周年記念スペシャル投票」結果発表(1)
新日本プロレスの東京ドーム興行開催20周年を記念し、昨年12月にオフィシャルサイトで募集した「東京ドーム大会開催20周年記念スペシャル投票」。
36大会の中から厳選された全64試合(2009年1月4日「レッスルキングダムIII in 東京ドーム」は含まず)のうち、ファンの皆様の投票によって選ばれた上位10試合を発表します!
■第4位 2003年5月2日
GHCヘビー級選手権試合
○小橋建太(王者)
(28分27秒 ラリアット→体固め)
×蝶野正洋(挑戦者)
※王者が2度目の防衛に成功
プロレスと総合格闘技の融合興行という史上初の試みとなった「ULTIMATE CRUSH」。バーリトゥードマッチ5試合の後に行なわれた闘魂三銃士vs四天王のドリームマッチ。数日前に膝を負傷し満身創痍となりながらも“現場監督”として新日本を背負って出陣した蝶野に、小橋は容赦のないハーフネルソンスープレックス6連発。セコンドの天山広吉がタオルを握る中、執念で立ち上がった蝶野に小橋の剛腕ラリアットが炸裂。死力を尽くした両雄に、ドーム内からは惜しみない拍手が起こった。
■第5位 1996年4月29日
オリエンタル・ドリームマッチ
○グレート・ムタ
(19分44秒 ムーンサルトプレス→体固め)
×新崎“白使”人生
ムタ(武藤敬司)と白使(新崎人生)による“化身対決”。白使は、1995年にWWF(現WWE)デビュー。全身にお経のペイントを施したその強烈な姿、“念仏殺法”で全米に衝撃を与えた。対するムタは、白使よりも先にアメリカのプロレス界を席巻した先駆者。格の違いを見せつけるかのように、白使を大流血に追い込み、最後はムーンサルトプレスでフィニッシュした。
■第6位 2008年1月4日
IWGPヘビー級選手権試合
○中邑真輔(挑戦者)
(23分08秒 ランドスライド→エビ固め)
×棚橋弘至(第47代王者)
※中邑が第48代王者となる
棚橋と中邑による6度目のシングルマッチ。真壁刀義との「次期挑戦者決定戦」を制した中邑が、当時の王者・棚橋に挑戦した。一進一退の攻防が続く中、中邑は“雪崩式”ランドスライドを解禁。この大技が決め手となり、最後は“オリジナル”ランドスライドで3カウントを奪取。中邑が約4年半ぶりにIWGPヘビー級王者となった。
■第7位 2000年4月7日
究極衝撃 〜FINAL IMPACT
○小川直也
(15分9秒 KO)
×橋本真也
オリンピック柔道銀メダリストの肩書きを引っさげ、97年4月12日の橋本戦でプロレスデビューした小川。そこから3年間続いた2人の激闘史の最終局面。「負ければ即引退」という危機的状況の中、頭を丸めてリングに現れた橋本。徹底したSTO対策で一度は優位に立つ。しかし、小川はそれを上回り、橋本を“STO地獄”へと叩き落とす。壮絶な闘いの末に散った橋本は、リング中央で大の字となった。
■第8位 2004年1月4日
IWGPヘビー級王座&NWFヘビー級王座統一戦
○中邑真輔(IWGP王者)
(13分55秒 チキンウィングアームロック)
×高山善廣(NWF王者)
※中邑が二冠統一王者となる
IWGPヘビー級王座“史上最年少王者”の中邑と、NWFヘビー級王者の“帝王”高山による、2本のベルトを懸けた歴史的一戦。この試合の4日前となる2003年12月31日、「K-1 PREMIUM Dynamite!!」でアレクセイ・イグナショフと総合格闘技ルールで対戦した中邑は、鼻骨にヒビが入った状態で強行出場。苦戦を強いられる。しかし、高山の猛攻を耐え抜き、チキンウイングアームロックで逆転勝利。見事、ベルト統一を成し遂げた。
■第9位 2008年1月4日
Final Resolution 〜Justice vs REAL〜 IWGP 3rdベルト争奪試合
○カート・アングル
(18分29秒 アンクルロック)
×永田裕志
当時、アングルが保持していた“IWGP 3rdベルト”を懸けたベルト争奪試合。永田にとって「最強の相手」であるアングルの初対決は、「長年の夢」でもあった。試合は、アンクルロックとナガタロックIIの凄まじいせめぎ合いなど、ハイレベルな攻防が繰り広げられる。そんな手に汗握る闘いに終止符を打ったのはアングルのアンクルロック。死闘を制したアングルは、“IWGP 2ndベルト”保持者である中邑との“統一戦”に身を投じるのであった。
■第10位 2005年5月14日
ダブルメインイベント(2)〜IWGPヘビー級選手権試合
○天山広吉(挑戦者)
(19分34秒 変型TTD→片エビ固め)
×小島聡(第41代王者)
※天山が新王者となる
2005年2月20日両国国技館。新日本と全日本による史上初の“IWGP&三冠ダブルタイトルマッチ”にて、盟友でありライバルである小島に悪夢の敗戦を喫した天山。至宝IWGP奪還に燃え、約3ヶ月の時を経て自力で挑戦権を獲得。この一戦に向けて行なったボクシング特訓の成果を発揮し、試合の主導権を握る。それでも引き下がろうとしない小島に対し、天山は封印していた危険技“変型TTD”の解禁を決意する。