真壁&矢野とチーム3Dが大乱闘!/「レッスルキングダムIII」前日記者会見(1)
1月3日、都内の東京ドームホテルにて「レッスルキングダムIII」の前日記者会見が開かれ、主要参戦選手が集結。選手達は明日の決戦へ向けて意気込みを語り、タイトルマッチの調印式も併せて行なわれた。
◆IWGP Jr.タッグ選手権 調印式
【挑戦者組・アレックス・シェリー&クリス・セイビンのコメント】
セイビン「ニュージャパンに上がる事を非常に光栄に思う。NO LIMITのテープ(試合映像)を観て、しっかり勉強して試合に備えたいと思います」
シェリー「(日本語で)アケマシテオメデトウ! 対戦相手にとっては、これが最後のハッピーニューイヤーだ。今、デトロイトは車会社が潰れたり、もうめちゃくちゃな状態だ。だから、(デトロイトを元気づける為に)ベルトをデトロイトに持ち帰る。オレ達は、ルチャ・リブレもアメリカンスタイルもストロングスタイルも出来る。そのストロングスタイルの原点であるニュージャパンで、それを見せてやる。(NO LIMITは)とてもハンサムなチームだ。その座だけは譲ろう。(もうベルトを奪取した気分で)ただ、オレ達にベルトを獲られた後、もし取り返したいと思うなら、いつでもTNAまで足を運んでこい。いつでも挑戦を受けてやる」
【王者組・裕次郎&内藤哲也のコメント】
内藤「アレックス・シェリー、クリス・セイビンという名前は一応知っていたけど、1ヶ月前まで2人が組んでいる事、モーターシティ・マシンガンズというタッグチームがある事を知らなかった。今朝、初めて2人の試合映像を観ました。すげぇチーム、超有名なチームと耳にしていましたが、実際に映像を観て『すげぇな』と素直に思った。東京ドームという大きい舞台で、この2人と防衛戦が出来て凄く光栄だと思っています。ただ、ベルトは渡さない。(王座陥落は)チャンピオンとして絶対にやってはいけない事。しかも海外に流出してしまうので。ただ、その分、やりがいを感じます。モーターシティ・マシンガンズ相手に防衛して、NO LIMITの名をアメリカ中に広げる。この大きなお年玉を明日ゲットしたいと思います」
裕次郎「目の前にあるベルト、新日本Jr.の誇りを懸けてモーターシティ・マシンガンズと試合をします。1年間で俺と内藤がやってきた全てを、今回の1.4ドームで見せます。負ける事を考えて試合をするバカはいない。このベルトは絶対に渡しません」
◆IWGP Jr.ヘビー級選手権 調印式
【挑戦者・タイガーマスクのコメント】
「このようなチャンスをもらえた事に感謝します。何度も言ってきましたが、ロウ・キーの強さは十分分かっています。しかし、明日のドームは、今までのシリーズのようにはいきません。勝算はあります。明日のドームでは、タイガーマスクの本当の底力、本当の強さを見せます」
【王者・ロウ・キーのコメント】
「チャンピオンとしてニュージャパンのドーム大会で闘える事を光栄に思っている。これは長年の夢だった。ニュージャパンJr.の伝説は、(初代)タイガーマスクとダイナマイト・キッドで始まっている。“タイガーマスク=伝説”だと思っている。でも、それを封印して自分が新しい伝説を作る。(自分がベルトを獲ったのは)何かのミス、偶然でない事を証明する。そして、レッスルキングダムでタイガーマスクの伝説を終わらせて、このベルトを誰にも獲られないように突き進む」
◆世界ヘビー級選手権試合 調印式
【挑戦者・田中将斗のコメント】
「連敗はないよ。明日、俺のベルトを必ず返してもらう。結果を出して勝つ。(永田は)素晴らしい選手やと思っている。そうやなかったら、俺は『永田、永田』って言ってないから。せやからこそ、倒しがいがある」
【王者・永田裕志のコメント】
「昨年の10月の両国以来の同じカード。前回みたいな闘い、それ以上の闘いになると思いますし、楽に勝てる相手じゃないとよく分かっている。僕とは違う道を歩んできて、非常に強い選手だと思う。『田中将斗の強さとは何なのか?』というのを、もう1度肌を合わせて改めて知ってみたいなというのが今の正直な気持ち。ただ、新年早々、田中選手には泣いてもらおうと思います。」
◆IWGPタッグ選手権試合 調印式
【挑戦者組・ブラザー・レイ&ブラザー・ディーボンのコメント】
レイ「ニュージャパンのドーム大会で試合をやれるのは、光栄な事だ。テンザン、コジマと3WAYをやったら素晴らしい試合になっただろうが、(試合形式が)3WAYだろうが何だろうが、最終的には自分達がナンバーワンだ。明日はそれを証明する」
ディーボン「日本に来て試合をするのは、いつも楽しみだ。最終的に証明した事があるから、明日はそれをしっかり見せつける」
【王者組・真壁刀義&矢野通のコメント】
矢野「オイ! 何が“楽しみ”だ! 2度と(日本に)来たくなくなるように、アイツらをぶっ潰してやる! お前ら、見とけ!」
真壁「俺達はよぉ、忘れてねぇんだ。去年の東京ドームで俺達はイカれて(負けて)んだ。(あれから)1年だ。俺達はよぉ、タッグチームの看板(ベルト)を獲ってんだ! 俺達はもう変わってんだ。あの時と比べたら雲泥の差なんだよ。実力もよぉ、桁違いなんだよ。世界ナンバーワン? 誰が認めてんだ! 俺達2人は認めてねぇ。くだらねぇよ、この野郎! テメェらの化けの皮をひっぺがえしてやるから覚悟しとけ!」
天山広吉選手欠場により、3WAYから通常のタッグマッチに急遽変更となった事について王者組は、「俺は何べんも言ってるだろ? 終わってんだろ、アイツら(テンコジ)。これで形になったろ? 俺はよぉ、コイツら(チーム3D)をぶちのめす事しか考えてねぇんだよ!」(真壁)、「ハナから眼中にねぇんだ、あんなヤツら。うるせぇハエがいなったおかげでよぉ、このクソガイ○ンどもを完膚なきまでに叩き潰すチャンスが来たんだよ」(矢野)と、それぞれコメント。
その後、両チームが調印書にサインを入れ終えると、レイ選手は突然マイクを手にし、「お前らはリスペクトがなさ過ぎる! 確かにお前らはニュージャパンでナンバーワンのタッグチームだ。でも、俺達は、TNA、NWA、WWE、ECW、WCW、オールジャパン(全日本プロレス)、ハッスル……色んなタイトルを総ナメにしてきた。俺達は、世界ナンバーワンのタッグチームだ!」と、王者組に口撃。これが火種となり、両チームは大乱闘を展開。スタッフの制止でその場が収まるまで、会見場は一時騒然となった。