第5試合
30分1本勝負
Fighting Holdings Competition
長州力
蝶野正洋
カート・アングル(TNA)
ケビン・ナッシュ(TNA)
VS
ジャイアント・バーナード
飯塚高史
石井智宏
“ザ・マシンガン”カール・アンダーソン
■日米レジェンドが奇跡の競演! 脅威の超強力ユニット誕生!
プロレスの世界において、絶対に避けて通ることのできない世代交代の波。リングの上には、常に新しい時代を切り開こうとする力が生まれる。そんな新世代たちの進行を阻むのが、ベテラン選手たちの持つキャリア。プロレスほど経験がものを言う格闘技はない。人々は、圧倒的なキャリアと実績を残してきた選手たちを、レジェンドと呼んで敬う。
そんな伝説の男たちが手を組めば、脅威以外の何ものでもない。事実、長州力、蝶野正洋、獣神サンダー・ライガーらが結成したレジェンドは、新日本マットを席巻。強さも人気も圧倒的で、若い選手たちを大いに苦しめた。
時を同じくして、アメリカTNAでもレジェンドたちが結束を果たす。スティング、カート・アングル、ケビン・ナッシュ、スコット・スタイナー、ブッカーTがメイン・イベント・マフィアを結成。やはり、ニュージェネレーションの高き壁として立ちふさがり、瞬く間にTNAマットを制圧して見せた。
1/4東京ドームでは、この日米のレジェンドが手を組みドリームチームとして登場。スーパースターたちによる奇跡の競演が現実のものとなる。それぞれが強烈な個性を持っているだけに、仲間同士による微妙な駆け引きや、せめぎ合いも見もの。今後の展開も楽しみな東京ドームという大舞台にふさわしい注目の一戦となった。
第6試合
60分1本勝負
世界ヘビー級選手権試合 Crusade for Justice
永田裕志
(王者)
VS
田中将斗(ZERO1)
(挑戦者)
■二つの団体を巡る数奇な運命! 激しすぎる世界ヘビー級選手権!
新日本プロレスの2008年は、他団体との交流が激しい1年でもあった。その際たるものがZERO1と繰り広げた激しい対抗戦である。
ZERO1の源流は、故橋本真也が新日本プロレスから独立して作ったZERO-ONE。その旗揚げ戦は2001年3月2日の両国国技館で行なわれ、プロレスリング・ノアも参戦。橋本と三沢光晴の“夢対決”を実現させ、プロレス界の話題を独占している。この時、橋本のパートナーとして出場したのが永田裕志である(三沢のパートナーは秋山準)。
時は流れ、2008年1月1日、後楽園ホール。ワイルドチャイルドの中西学と大森隆男が空中分解したことに端を発し、両団体の抗争が勃発。すると、“創造主”橋本の意思を受け継いだ大谷晋二郎率いるZERO1が、驚くべき強さを発揮し始める。特に、初代世界ヘビー級王者・田中将斗は、中西、金本浩二、田口隆祐をシングルマッチで撃破するなど、快進撃を続けた。
そんな新日本の劣勢を覆したのが永田だった。同年10月13日の両国大会で田中を下し、世界ヘビー級王座を手にした永田は、自分が飛躍したきっかけがZERO-ONEの旗揚げ戦にあると明言。独自の理論を展開し「俺がZERO1を活性化させる」と、同王座の3ケタ防衛を宣言した。
その言葉どおり、永田は佐藤耕平、高岩竜一の挑戦を退け、危なげなく2回の防衛に成功。しかし、田中にとってはようやく掴んだリベンジのチャンスであり、そう易々と永田の軍門に下るはずもない。ZERO1の威信をかけて勝負に臨んでくるだろう。二つの団体と二人のレスラーを巡る数奇な運命が、1/4東京ドームで新たな展開を見せようとしている。
2009年1月4日(日)
「レッスルキングダムIII IN 東京ドーム」
東京・東京ドーム
16:00試合開始