“野人”が大活躍! 毎年恒例「餅つき大会」が今年も開催!
12月13日、都内の新日本プロレス道場にて、毎年恒例の「餅つき大会」が開催された。
今年の参加メンバーは、棚橋弘至選手、天山広吉選手、永田裕志選手、中西学選手、平田淳嗣選手、井上亘選手、平澤光秀選手、岡田かずちか選手といった本隊のヘビー級選手を始め、RISEの後藤洋央紀選手、タイガーマスク選手、田口隆祐選手、石狩太一選手、内藤哲也選手、吉橋伸雄選手といったJr.の選手。そこに山本小鉄氏、小林邦昭氏のOB陣、レッドシューズ海野レフェリー、三澤威トレーナー、新島英一郎トレーナーも加えた豪華な顔ぶれとなった。
まず、選手会長の棚橋選手が「2008年度新日本プロレス、餅つき大会を始めたいと思います。いっぱい食って帰って下さい」と、集まった500名のファンに挨拶。そして、山本氏が「宣言!(笑)。おはようございます! 今、棚橋が言ったようにこの餅つきでたくさん食べて、3キロ太って下さい(笑)」と開会宣言すると、棚橋選手の「(愛してま〜す風のポーズをつけて)始めま〜す」で「餅つき大会」が開幕した。
選手達は2人1組のペアになり、つき手とこね手を交替しながら作業を行なった。携帯サイト「オレ☆書きます」のユニークなやり取りでお馴染みの「棚橋&平澤」や、後ろ姿がそっくりな「棚橋&石狩」、「後藤&田口」の同期コンビ、「三澤&新島」のトレーナーコンビなどなど、様々な“餅つきタッグ”が実現した。この他、ファンに餅つきを実際に体験させる場面も見られた。
つき終わった餅は、小林氏が準備した「きな粉」、「ちゃんこお雑煮」、「あんこ」、「大根おろし」などに味付けされ、天山選手、タイガー選手、内藤選手によって集まったファンに手渡された。
また、海野レフェリーは「レッドシューズBAR」なるお店(?)を開店し、お茶やジュース、お酒といった飲み物をファンに振舞った。
今年の「餅つき大会」で先頭に立って指揮を執っていたのは、中西選手。「景気よく行こうぜ!」「(後藤&田口に対して)お前ら同期だろう。どうして息が合わないんだ?(笑)」「(若手選手に対して)もっと声出してやろうぜ」「(餅米を見ながら満足げに)いいね。いい感じになってきた」など、他の選手達に指示(?)を出した。
そして、中西選手自ら餅をつく場面になると、自慢の怪力で杵(きね)を豪快に振りかざして餅米を叩き、ファンを驚かせた。その瞬間、あまりの迫力に興味津々のちびっ子ファン達が中西選手のもとへ一斉に群がり、目をキラキラさせながら質問攻めする一幕もあった。
「餅つき大会」の最中、中西選手は「ワッハッハ」と何度も声を上げながら微笑んでいた。この日、誰よりも「餅つき大会」を楽しんだのは、「“まごころ”です」と餅つきのコツを語った“野人”に違いない。
あっという間に時間が過ぎ、約3時間半に及んだ「餅つき大会」は閉幕の時を迎えた。ここで棚橋選手が、ファンに挨拶した。
棚橋「皆さん、長い時間ありがとうございました。まだ名残惜しいですけど、ここで中締めとさせて頂きます。餅食って、元気出して、よい2009年を迎えて下さい。最後に一本締めで内藤選手に締めてもらいます」
内藤「(『内藤』コールを浴びながら)日記の締め切りがあと24分なので、早く締めないと……(苦笑)。あと24分で日記を完成させたいと思います(笑)。今年はあと3試合あります。ヒマな人は観に来て下さい」
棚橋「ヒマな人って言うな(笑)」
内藤「あっ……ハイ(笑)。では行きます。よーお(と言って、みんなで一本締め)」
棚橋「(愛してま〜す風のポーズをつけて)解散だ〜ぁ!」
これで「餅つき大会」は閉幕……と思われたが、ここで海野レフェリーが「平澤、何か言いたい事あるの?」と、平澤選手にキラーパス。あまりに突然過ぎる“ムチャぶり”に少々困惑ぎみの平澤選手だったが、「平澤」コールを浴びると、「今日はお疲れ様でした。皆さん、気をつけて帰って下さい。じゃあ解散です(笑)」と、何とかその場を凌いだ。
「餅つき大会」終了後、棚橋選手は「例年以上にファンの方に来てもらえて、本当にいい雰囲気で終わる事が出来てよかったです。選手会長として2年の任期を果たすのに相応しい、ファイナルのイベントだったなと。皆さん、新日本の選手がついた“魂のこもったお餅”を食べたと思うので、2008年を無事に乗り切って、素敵な1年(2009年)を迎えて欲しいなと思っています」と、この日の感想をコメント。
また、任期を迎える選手会長について、「棚橋続投説が出ていますけど(笑)、次は是非とも井上選手にバトンタッチ出来たらなと。僕はちょっと(直接)言いにくいので、オフィシャルサイトを通じて伝わればいいなと思っています」と、井上選手を次期選手会長に推薦していた。