5月18日、『GLEAT』後楽園ホール大会が開催され、新日本プロレスからは、後藤洋央紀、鷹木信悟が参戦した。
また、現在開催中の『BEST OF THE SUPER Jr.29』のBブロックにエントリーしているエル・リンダマンがメインに登場。G-REX王座防衛戦で入江茂弘を撃破した。
写真提供/週刊プロレス
■後藤が怒涛の畳みかけで、田村とのパワーファイトを制す!
GLEAT初参戦で、この日は第5試合に登場した後藤は、田村ハヤトとシングル戦で激突。序盤から、ショルダータックル合戦など、真っ向勝負を展開した両者。
荒武者にもパワー負けしない田村が猛チャージを見せて、たがいが譲らぬ一進一退の展開となったが、最後はノーモーションのヘッドバット合戦。後藤は、裏GTRから、ラリアットを爆発!
ミドルキックから、牛殺し、さらには正調のGTRで畳みかけて、勝利を奪った。試合後、「他団体の選手とやるたびに、新鮮な刺激をもらう」と語った後藤は、「この経験を機に、新日本でもう一度大爆発する」とシングル戦線で再浮上を誓った。
■CIMA25周年記念プレミアムマッチに、鷹木が参戦!
この日、セミファイナルで行われたCIMA25周年記念プレミアムマッチに、L・I・Jの鷹木信悟が参戦。DRAGON GATE時代の先輩であるCIMAとひさびさのタッグ結成をはたし、“BULK ORCHESTRA”河上隆一&KAZMA SAKAMOTO組と対戦した。
CIMAのあとに、入場をはたした鷹木はリング上で記念撮影。試合でも鷹木曰く15年ぶりとは思えない見事な息の合ったタッグワークを次々披露したCIMA&鷹木。だが、河上& KAZMAもCIMAを捕まえて荒っぽいファイトで猛反撃。
試合は、終盤、CIMAと河上がラリアット合戦、ここに鷹木が加わってパンピングボンバー炸裂! KAZMAに串刺しラリアットの連続攻撃を放つと、発奮したCIMAがトカレフからシュバインを炸裂。最後は、得意のメテオラでKAZMAを仕留め、自ら記念試合を締めくくった。試合後、CIMAと鷹木はガッチリ握手。たがいに手を掲げて称え合った。
■『SUPER Jr.』エントリー中のリンダマンが、魂の逆転勝利でG-REX王座を死守!
『SUPER Jr.』の東北巡業からいったん離れる形で、この日は後楽園ホール大会のメインイベントでのG-REX王座戦に挑んだエル・リンダマン。過酷な状況の中、しかもタイトル戦の相手は、同じ #STRONGHEARTS で、ヘビー級の入江茂弘という強敵を迎え撃った。
杞憂を払拭するように、いきなりトペコンヒーロを炸裂させたリンダマンだったが、入江も負けじと豪快なパワフル&ラフファイトで王者を追い詰める。
リンダマンをおぶったかたちでコーナーへめがけてのキャノンボール、そこに再度キャノンボールを放つなど、入江は容赦のない破天荒攻撃を展開。さらに雪崩式バックフリップ、スライディングエルボーを続々投下してG-REX王座に迫る。
だが、けして試合をあきらめないリンダマンは終盤、魂の反撃攻勢。強烈なヘッドバッド、ジャーマンを爆発させると、渾身のカナディアンデストロイヤーから、再びジャーマンスープレックス炸裂。最後はタイガースープレックスホールドを決めて、入江から3カウントを奪取した。
試合後のマイクでは『SUPER Jr.』にも触れたリンダマン。「昨日の公式戦(5.17山形大会)初戦は、団体を背負ったチャンピオンにも関わらず、初戦黒星……コラッ!」とDOUKI戦の敗戦に自ら言及して反省の弁。
だが、気を取り直して「まあ、こんな結果もベンチャー団体、GLEATならありなんじゃないですか? ベンチャー団体だったら、チャンピオンといえども、負けから始まるストーリーがある。今までプロレス界になかったストーリーをボクたち、GLEATはどんどんどんどん紡ぎだしていきますよ」と語り、「明日から、公式戦全勝優勝で行かせてもらうぞ?」と堂々と『SUPER Jr.』巻き返しを宣言した。
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