遂に実現! 10/13両国で永田裕志と田中将斗が一騎打ち!!
9月16日夕刻、新日本プロレス本社・大会議室にて行われた記者会見で、菅林直樹社長が10月13日両国国技館大会の対戦カード「永田裕志vs田中将斗」を発表。同席した永田選手がコメントを出した。
=菅林社長のコメント=
「これまでタッグマッチで何度も激突してきた永田選手と田中選手ですが、遂に一騎打ちの運びとなりました。中西学選手、金本浩二選手を倒し、『火祭り』でも3連覇を飾るなど、田中選手はスピード、パワー、ガッツを兼ね備えた素晴らしい選手だと思います。しかし、永田選手も欠場から復帰した後、過酷な『G1 CLIMAX 2008』の連戦を闘い抜き、その後ZERO1-MAXのリングに乗り込んで大谷晋二郎選手に勝利するなど、調子を上げてきています。永田裕志の底力に期待したいと思います」
=永田選手のコメント=
「ようやくシングルマッチが決まったわけですが、やはり欠場中から復帰して、自分が完璧に戻ったと分かる間、色々と悔しい思いをしてきた中で、常に刺激をもらっていたのが田中将斗選手でした。『G1』が終わって、結果は奮わなかったですけど、闘い抜いてみて、『俺は完全復活できた』という確信が持てて。今いい状態でシリーズを闘っている中で、田中選手とのカードが決定して、いいモチベーションとなっています。自分のためだけでなく、たくさんの人間が田中に敗れていますから、完膚無きまでに叩き潰して、必ず勝利を挙げたいと思います」
=永田選手とマスコミとの質疑応答=
–軽量級の田中選手が中西選手、真壁刀義選手に勝利している理由は何だと思うか?
永田「それがよく分からないので、シングルで闘って田中の強さの源を知りたいというか、知らなきゃいけないというのはあります。我々とは違う角度から自分を高めて、のし上がってきたのが原動力になっているのかなと」
–田中選手は現在、世界ヘビー級王座を保持しているが?
永田「あんまり知らないんですよね。まぁ、こんな言い方しちゃ悪いけど、狭い世界の中のヘビー級のベルトかなと。ただ、狭い世界でも彼なりに熱い、素晴らしい試合をして高めてきたんだろうなと思います。向こうでタイトルマッチがあるみたいなので(9/23 ZERO1後楽園ホール大会で佐藤耕平と防衛戦)、田中には負けてもらいたくないというのはあります。でも、ベルトを懸けるメリットは僕よりも向こうにあるんじゃないかなと。思い入れは無いですけど、リスキーでさらに燃え上がる闘いになるのならば、ぜひ懸けてもらいたい」
–ここで田中選手を破れば、ZERO1との対抗戦に終止符を打てるのでは?
永田「田中は完全にZERO1のトップ、それを打ち破れば“ZERO1-MAX敗れたり”というのが明確に出るんじゃないかなと。抗争が終わったとして、その後に何が残るか? 何かまた始まるのか? 何も無きゃ無いでいいですし、これは絶対に終わらせないといけない。IWGPヘビーのベルトを武藤(敬司)さんが持っていて、会社もファンの目もそっちに行ってる。ただ、僕はZERO1との闘いは無視しちゃいけないと思うし、この試合に関しては絶対に負ける訳にはいかない。ここで僕が出てきたという事で、田中を倒して抗争終結、新日本プロレス大勝利くらいのインパクトを残さないといけない」
–タッグマッチで何度か対戦して、田中選手の弱点と感じた部分はあるか?
永田「根性とか精神力が非常に強い選手だと思うんですよ。ただ、あえて言えば、グラウンドテクニックを使う事で苦しめられるんじゃないかなと。高い所から落とされるとか、危ない攻撃を受けるという免疫はついていそうですけど、レスリングとかの技術的なモノを駆使すれば、ペースが崩れるんじゃないかな。やっぱ直線的な選手ですよね。直線的にぶつかりつつ、途中で変化球を投げると、案外脆いかなと」
——今年5月の復帰以来、ZERO1との抗争を最前線で闘い抜いてきた永田選手が遂に王手をかけた。使命感で燃えたぎる“青き炎”が、対新日本で一度もフォール、ギブアップを取られていないZERO1最強の“弾丸戦士”撃破という、最後にして最大の一手を打つ。
「DESTRUCTION’08」
10月13日(月・祝)
東京・両国国技館
17:00試合開始