4月22日(アメリカ現地時間)、『AEW RAMPAGE』が放送され、石井智宏が「オーエン・ハート杯男子トーナメント予選」で、かつてBULLET CLUBのメンバーとして新日本マットにも参戦経験のあり、AEWでは“UNDISPUTED ELITE”のメンバーとして活躍しているアダム・コールと激突した。新日本とAEWの合同興行(6.26シカゴ)に注目が集まる中、石井が先陣を切って“対抗戦”に臨んだ格好だ。
開始のゴングが鳴ると、石井はセコンドとして同じCHAOSのロッキー・ロメロ、 オレンジキャシディが見守る中、コールとのショルダータックル合戦を制す。コールもラフファイトで反撃し、得意の「ADAM COLE!BAYBAY!!」と得意のフレーズを叫ぶが、石井は強烈な逆水平チョップで鎮圧。
すかさずコールは場外にエスケープするも、石井は追いかけて逆水平チョップを重ねていく。だが、コールは石井のラリアットを鉄柱に誤爆させ、戦場をリングに戻すと、スリーパーからのショルダーネックブリーカーで反撃。
形勢逆転に成功したコールは、小馬鹿にするように石井の頭部を叩いて挑発。さらにエルボーを連発するも、石井は仁王立ち。そしてコールの打撃にもひるまず前進し、渾身のエルボー一発でダウンを奪って雄叫びを上げる。
さらに石井はカウンターのパワースラムでコールを叩きつけ、バックドロップの体勢に。コールはこらえるも、石井は強引に決めると追撃のパワーボムを狙う。だが、コールは回避すると、目まぐるしい技の読み合いからザ・ラスト・コールを炸裂。
石井も負けじと応戦し、コーナーに上ったコールを食い止めると、滞空時間の長い雪崩式ブレーンバスターで大ダメージを与える。続くスライディングラリアットをかわしたコールは、スーパーキックで石井の動きを止め、膝のサポーターを下ろす。そしてとどめのBOOMを繰り出すが、石井は切り抜け、今度こそスライディングラリアットをヒット。
コールがカバーを返すと、石井は首切りポーズからとどめの垂直落下式ブレーンバスターの体勢に。しかし、コールは寸前で回避し、もう一度ザ・ラスト・コールをお見舞い。だが、カバーは石井がカウント3寸前で必死にキックアウト。
一進一退の攻防の中、コールはコーナー上から飛びかかる。石井はかわすも、着地したコールはスーパーキックをヒット。ここから激しい打撃戦となり、互いに延髄斬りを決めてダブルダウン状態に。観客は両者に大きな拍手を送る。
石井とコールは立ち上がると意地をぶつけ合うように再び打撃戦。コールはスーパーキックを決めてロープに走るが、石井はカウンターのラリアットでねじ伏せる。そして咆哮するが、なんとここでジェイ・ホワイトが登場し、セコンドのロッキーを鉄階段に激突させる。
すかさずオレンジキャシディが詰め寄るも、ジェイはすばやく花道を後退。石井も険しい表情でリング上からジェイを見つめるが、このスキをついてコールがローブローを炸裂。そして石井が膝から崩れると、後頭部にBOOMを突き刺し、まんまと3カウントを奪取。
ジェイは花道でコールの右腕を突き上げると“UNDISPUTED ELITE”との共闘を示唆。CHAOS勢に不敵な笑みを見せた。海を超えたCHAOSとBULLET CLUBの抗争、そして6月の新日本プロレスとAEWの合同興行へ向けて、今後どのような展開を見せるのか?
■大会名:『AEW x NJPW: Forbidden Door』
・開催日:6月26日(日)※日本時間:6月27日(月)
・会場:イリノイ州シカゴUnited Center
※チケット発売日:5月6日(金)11時AM(アメリカ東部時間)
■新日本プロレスワールドにて、日本語実況ライブ配信をPPVにて独占配信。
※参戦選手、対戦カード、など詳細は後日発表。