大学の先輩後輩が絶妙なクロストークを披露!/「棚橋弘至vsユリオカ超特QスーパートークバトルVol.1」報告
7月26日午後、都内の「池袋3〜Tri〜」にて、「棚橋弘至vsユリオカ超特QスーパートークバトルVol.1」が開催された。
立命館大学のプロレス同好会の先輩後輩で、旧知の間柄であるという2人は、思い出話を織り交ぜつつ、絶妙なクロストークを展開。プロレスラーのものまねを得意とするユリオカさんが、本人の目の前で新ネタの“棚橋ものまね”を披露したり、各方面で話題を呼んだ人気クイズ番組「ヘキサゴンII クイズパレード」出演時の裏エピソードが飛び出したりと、詰め掛けたファンを大いに楽しませた。
また、「現在、55の“マイク偏差値”を60くらいまで上げたい」と語り、「棚橋弘至トーク力向上プロジェクト」と題してマイクパフォーマンスの練習をし、ユリオカさんからダメ出しを受ける一幕も。
イベント中盤には、ユリオカさんが大学1年生の棚橋選手とやりとりしている秘蔵映像を公開。その後、ファンからの悩み相談、目前に迫った「G1 CLIMAX 2008」の優勝予想と続き、数々のきわどいトークに笑い声が途絶える事は無かった。
「ちょっと休み過ぎた。G1までに作った借金をチャラにして、今年は(プロレス大賞の)MVPを狙って行きたい」と宣言した棚橋選手。最後は、「俺の幸せを分けてあげたいから」という理由から生まれたという“決めセリフ”「愛してまーす!」を全員で合唱し、幕となった。
そして公演終了後、棚橋選手、ユリオカさんが囲み取材に応じた。
–まずは公演を終えての感想をお聞かせください。
棚橋「とりあえず、マイクアピールの偏差値が上がりましたね。ユリオカ先輩のお陰で」
ユリオカ「(笑)上がりましたかね。かなりやりましたよね、シミュレーション」
棚橋「浸透させるのが大事ですからね、何事も続けていって。クドイ程に」
ユリオカ「お馴染み感も大事ですね」
棚橋「愛されるマンネリというかね」
–先輩から見て、今日の棚橋選手のパフォーマンスはいかがでしたか?
ユリオカ「本業じゃないトークライブでこれだけの人が来てくれるというのは凄いんじゃないですか。よっぽど好きな人じゃないと見に来てくれないですし。そういうファンをちゃんと持っているのは素晴らしいなと。ね?」
棚橋「やっぱ俺はどこを切っても隙が無いですね(笑)。どこを切っても完璧」
ユリオカ「うっとりしてましたよ、女の子(のファン)が(笑)」
–プロレス同好会でのエピソードはありますか?
ユリオカ「僕の方が9つくらい年上なんで、大学時代は一緒じゃなかったんですけど、(棚橋が)卒業してプロレスラーになるという時から。デビュー戦も見に行ってますし、それからの関係ですね」
棚橋「凄い客観的に見てくれるので、色んなアドバイスを端的に(してくれる)」
–思い出に残っているアドバイスは何ですか?
棚橋「そうですねぇ、色々あるんですけど……」
ユリオカ「絶対覚えてないぞ(笑)、お前」
棚橋「……」
ユリオカ「ねぇのかよ!」
棚橋「(苦笑)まぁ、後ろ髪を切った方がいいよと。結局切り通さなかったら、ちょっと最近馴染んできて。貫き通す事が大事かなと(笑)」
ユリオカ「まぁ、僕が髪の毛の事を言っても説得力が無いですからねぇ。そこが一番だと思いますけど(苦笑)」
–G1予想では、決勝のカードとして「棚橋vs中邑真輔」、「棚橋vs後藤洋央紀」をあげていましたが?
棚橋「自分の怪我があって、中邑の(IWGPヘビー級王座)転落があって、第3世代に注目が集まってとかあって。最近ちょっと見落とされがちなんですけど、時代を逆行させられない。だから、俺より若い世代の中邑、後藤という名前が上がったんですよ。でも俺は“棚橋世代”なんで」
ユリオカ「できましたかね、プロレス界に棚橋世代。で誰がいるんでしたっけ?」
棚橋「僕だけです(苦笑)」
–膝の怪我の状態は?
棚橋「ほとんどいいですよ。合同(練習)がはじまったら空いてる選手を捕まえて受身なり、試合形式なりと。まぁ、相手が見つかれば。練習中も1人なんで(苦笑)」
ユリオカ「天才は孤高ですから」
–新技等は考えていますか?
棚橋「いっぱいありますよ、数え切れないくらい。まぁ、これから練習するんですけど。休んだ分は全部取り戻す。この(俺がいなかった)4ヶ月のみんなの努力くらい、俺がG1の10日間でブッちぎってやりますよ」
–復帰戦の相手は、同世代の井上亘選手ですが?
棚橋「井上さん、気合いが入ってくると思うので、ヤングライオンに戻った気持ちで頑張ります……ウソ! まぁ、ヘビー級転向してすぐなので、僕の懐の深さを見せたいと思います」
ユリオカ「そこ(ヘビー級)では先輩だもんね」
棚橋「ハイ。懐の深いところと、わりと薄情なところを見せたいと思います」