“究極の虎師弟対決”が遂に実現!/6月19日リアルジャパンプロレス試合結果
リアルジャパンプロレス 第13弾
3周年特別興行「PRINCIPLE! 〜佐山原理主義〜」
6月19日(木)
東京・後楽園ホール
ダブルメインイベント 第2試合
“トラvsトラ 世紀の師弟対決実現!”
タッグマッチ 60分1本勝負
○4代目タイガーマスク
鈴木みのる
(15分18秒 タイガースープレックスホールド)
×サミー・リーJr.
初代タイガーマスク
=試合経過=
初代と4代目、時空を超えた虎師弟のマッチアップで試合開始のゴング。4代目タイガーが挨拶代わりのキックを見舞えば、ガードした初代タイガーは重いミドルキック、ソバットで応戦。すると、初代タイガーと因縁浅からぬ鈴木が後方から襲い掛かり、初代タイガーは場外へ。
仕切り直しのグラウンドから腕の取り合いとなり、華麗な動きで振りほどいた4代目タイガーに対し、初代タイガーはキック連打からタイガーネックチャンスリー。タッチを受けたサミー・リーJr.が、ロープワークからのフライングニールキックで4代目タイガーを場外に追いやり、コーナーに飛び乗ってのムーンサルトアタックで追撃。
鈴木対サミー・リーJr.の場面。敵味方お構い無しでやりたい放題の鈴木に、初代タイガーは水を噴射してサミー・リーJr.をアシスト。タッチを受けた4代目タイガーがサミー・リーJr.にブレーンバスター。さらに、ツームストンパイルドライバーから腕ひしぎ逆十字固め。サミー・リーJr.が脚でロープに触れると、鈴木は「ちびタイガー、もっと行けよ!」と4代目タイガーに罵声を浴びせる。
ユセフ・トルコレフェリーの制止を無視して大暴れする鈴木に、サミー・リーJr.はドロップキック、延髄斬りを浴びせ、ようやく初代タイガーのもとへ。初代タイガーはフライングクロスチョップ、ツームストンパイルドライバー、ダイビングヘッドバットとラッシュ。だが、鈴木もニーリフトで食い下がり、4代目タイガーとタッチ。
4代目タイガーはミドルキック、ソバット、後頭部へのフライングニールキックと畳みかけるが、初代タイガーはこれを受け切りソバット一閃。スイッチしたサミー・リーJr.が4代目タイガーにミサイルキック、レッグラリアットから膝十字固め。鈴木がカットすると、サミー・リーJr.は4代目タイガーにノーザンライトスープレックスホールド。カウントは2。
サミー・リーJr.は側頭部へのハイキックからチキンウィングアームロックで捕獲。場外で初代タイガーとやり合っていた鈴木がカットし、リングインした初代タイガーのマスクに手をかける。その間、4代目タイガーはサミー・リーJr.にニーリフト、ローリングソバット、側頭部へのハイキックを叩き込み、最後はムーンサルトニープレスからのタイガースープレックスホールドでピンフォール。
試合後も鈴木は初代タイガーに襲い掛かると、4代目タイガーが鈴木にソバット。そして、初代タイガーとの合体ミドルキック、合体ドロップキックを炸裂させると、鈴木はたまらずに場外エスケープし、イスを持ち出す。4代目タイガーと鈴木はもみ合いになると、4代目タイガーが強烈な張り手1撃。場外に降りた鈴木へ、今度はダブルの619を決めて退散させた。
初代タイガーとガッチリ握手した4代目タイガーはマイクを握って、「最後までご声援ありがとうございました。次来る時はIWGP Jr.のベルトを持って、佐山(聡:初代タイガー)先生と組んで、今度はこっち(反対コーナー)に鈴木みのるを置きたいと思います。待っててください」とアピール。“夢の虎師弟タッグ”での鈴木迎撃を宣言した。
=試合後コメント=
4代目タイガー「まぁ、試合内容としてはちょっとひっちゃかめっちゃかだったかなと。できるなら、いつも通りの自分の試合をしたかったんですけど(苦笑)。サミー・リーJr.選手とも初めてでどういう試合をするのか分からなかったし、逆に彼の持ち味も出なかったんじゃないかな。もっと引き出してあげたかったし、自分なりに楽しみたかった。佐山先生との絡みでは、やっぱり凄い蹴りだなと。やってて、ボコボコにされていた時代を思い出したかなと。逆に攻める方も攻めづらいというか、やっぱり師匠の顔が出てきちゃう(苦笑)。鈴木さんに関しては何にも無いんだけどね、僕は。ただ、佐山先生との闘いがあるから、それが変な風におっかぶさっちゃった。それは別の日にやってもらいたかったし、自分は純粋にやりたかった。さっき、マイクで締めちゃったけど(笑)、次は佐山先生と組んで鈴木みのると闘いたい。(『最後、初代タイガー選手とリング上で好連携を見せたが?』)あれはやっぱり師匠と弟子の阿吽の呼吸というか(笑)。次回はもっと凄い連携をしたいですね、僕と先生ならできると思うし。(『初代タイガー選手と対戦したのは?』)10年ぶりくらいですかね。1個1個の空中技ができなくなっても、あの蹴り1発でお客さんを沸かせられるのは凄いと思います。今回は3周年という事で顔見せだったんですけど、正直持ち味は出せなかった。(『今後の参戦は?』)僕と先生は師弟関係だから、何の弊害も無いですし。僕は新日本プロレス所属ですから、日程が合えば当然、先生に力を貸したいし、何時でも出る準備はあります。前々から言われているのは、佐山先生が引退する時は、自分(と闘うの)が最後と。ただ、どうしても先生の前に立つと萎縮しちゃうというかね(苦笑)。やっぱり、この関係は一生切れないと思うし。親子でもそうじゃないですか、何歳になっても親父には勝てないというか。でもいずれは成長したのを見せないといけないし、まだまだ先生が現役でい続ける限り、そういうチャンスは来るだろうし」