「勝ち残ったチームは、各団体のチャンピオンより強い」(蝶野)/「PREMIUM ワンナイトタッグトーナメント」会見
6月19日午後、都内の株式会社ペイ・パー・ビュー・ジャパン本社にて、「PREMIUM」6月27日後楽園ホール大会の記者会見が行なわれ、「ユークス杯 PREMIUM ワンナイトタッグトーナメント」に参戦する選手13名が一堂に集結した。
まずはGM(ジェネラルマネージャー)を務める蝶野正洋選手が、「1週間後に迫りました『PREMIUM』第2弾、これからの全容が見えてくると思います。とにかくお客さん、選手が楽しめるもの、今までに無いようなカード。新しい体感の空間をみんなで作り上げる事が出来ると思います。業界を盛り上げる大会にしていく」と挨拶。そして、各選手が1人ずつ順に意気込みをコメントした。
=大森隆男選手のコメント=
「今日はパートナーの藤波(辰爾)さんがいらっしゃっていませんけれども、自分達が狙うのは優勝ただ1つ。ここにいるどのチームよりも、最高のチームワークを発揮して、絶対に優勝を獲りに行きます」
=越中詩郎選手のコメント=
「とにかく、この中で1番イキのいいパートナーと組めることになりました。全員をぶっ潰すつもりでいきます」
=佐藤耕平選手のコメント=
「優勝するとなると、(1日で)3試合と厳しい闘いになるかと思いますけど、とにかく優勝目指して頑張りたいと思います」
=ヒロ斉藤選手のコメント=
「自分とマシンは昔からずっと組んでいるので、誰もが納得いくような試合が出来ると思う。楽しみにしててください」
=S・S・マシン選手のコメント=
「みんな即席のチーム、俺とヒロ斉藤はIWGPタッグを獲った事もある。もう、これが自信です。優勝です」
=長井満也選手のコメント=
「まぁ、何処とやっても何も問題は無い。俺と崔(領二)が上にあがっていく。当日、1番のライバルとなるのはレフェリーくらい」
=長州力選手のコメント=
「(今は)自分にとって1番体が動ける季節ですかね。あとは田中という選手とどういう具合に組んで、どういう具合に感じながら試合をやるか。自分なりに楽しみにしてます。田中選手は今、業界では大変勢いがいいので、なるべく足を引っ張らないように自分なりに頑張りたいと思います」
=天山広吉選手のコメント=
「タッグパートナーが大谷晋二郎に決まりまして。今日来てないという事でちょっと残念というか……。ガッチリ行きたいところだったんですけど、団体の枠を超えて彼と信頼し合って。優勝できるように頑張りたいと思います」
=田中将斗選手のコメント=
「長州さんが全部言ったように、僕も絶好調だと思います。1日3試合闘う気持ちでリングに上がって。もう優勝しか見てません」
=獣神サンダー・ライガー選手のコメント=
「自分のパートナー、中西学。こんなに心強いパートナーはいないと思います。僕が捕まらない限り、彼に任せておけば必ず優勝できると思って、信じてやりますので、皆さん期待してください」
=吉江豊選手のコメント=
「自分のチームはどうなるか予想がつきません。でも上手くいくかは吉江豊次第ですし、出るからにはもちろん優勝を狙います。優勝するには、自分はコンディション万全ですので、蝶野正洋次第だと思います」
=中西学選手のコメント=
「優勝するまでに3試合あるということですよね。そこでテンションを落とさず、第1試合よりも第2試合、第2試合よりも決勝戦。その方がどんどんどんどんテンションが高くなって凄い試合をすると。心強い獣神サンダー・ライガーが付いてくれていますので、思いっきり弾けたいと思います」
=蝶野正洋選手のコメント=
「自分の方も体調はいい形で来ています。吉江選手とは、初めて組むようなチームですけど、一流同士、その場で会えば敵であれ味方であれ、勝つだけの戦力を作れる。このトーナメントは物凄い消耗量だと思います。ここで勝ち残って優勝するチームは、各団体の(ベルトを)持っているタッグチームより強いと思います。とにかく優勝を目指してやります」
※以下、記者団との質疑応答
–優勝したチームは、「PREMIUM」から出て闘っていく事になるのか?
蝶野「優勝したら、必ずその先の目標が欲しくなります。その決断は各選手同士の考え方次第。俺はその先を目指します」
–蝶野選手は、優勝後のIWGPタッグ挑戦を考えているのか?
蝶野「真壁(刀義)、矢野(通)は歴代の中で最悪のチャンピオン。今、天山と絡んでますけど、ハッキリ言って彼らは新日本の歴史を汚しているし、ベルトは輝いていない。優勝した際には、俺の方から(吉江を)説得するという気持ちでいます」
–対戦相手チームの印象は?
大森「越中選手、佐藤選手とはシングルでもタッグでも、何回もやった事のある相手なので警戒はしてないですね。藤波さんとのタッグワークが上手くかみ合えば、絶対1回戦は突破できる」
ヒロ「自分はマシンと組んでいれば怖いものはないですから。心配はありません」
マシン「長井選手とは試合をやった事があるか、ちょっと覚えていないんですけど。先日、長井選手の研究をしようと思って(映像を)見ましたところ、前田日明ともめている所しか印象に残っていなくて(苦笑)。またしっかり勉強しなおそうと思っています」
長州「自分は大丈夫です。大丈夫だと思いますよ」
田中「長州さんがそういっているので、僕も大丈夫です。ただ、天山とは始めて当たるので、今、僕は対新日本というのでやっていますけど、そういうのを抜きにしてやるのが凄く楽しみな選手」
吉江「中西学との闘いを楽しみにしてます。前回の『PREMIUM』(5/5後楽園)でああいう結果に終わっていますので、今回の闘いで再戦の流れを作りたい」
蝶野「中西、ライガーはパワーが凄い。ライガーのレスリングテクニックというのはJr.、ヘビーを超えた形でトップクラス。ライガーと肌を合わせるのは久しぶりなので、この中で1番強敵だと感じてます。1回戦に勝った方が優勝という気持ちで頑張ります」
中西「初戦からこのチームに当たれるのは嬉しいっちゅうか。1番の難敵ですから。凄い試合が出来ると思います。楽しみにしていますし、気合いも入っています。頑張ります」
ライガー「蝶野選手の体調が良かろうと、吉江選手の体が大きくなろうと、(中西は)規格外の男なので、中西に任せっきりでもいいんじゃないかと。2対1のハンデキャップマッチになっても中西は勝つと信じております。決勝までキッチリ行って結果が出せると信じております」
天山「(長州&田中は)非常に異色のチームだと思うけど、果たして上手く行くのかなと。田中将斗とは始めてなので、新日本に対して勢いを持っていて、やりがいのある相手だと思います。その前に自分のパートナーとしっかり腹を割って話して、しっかりやれればいいですけど……。2人の信頼関係がどこまでガッチリ行けるか、それが1番だと思います。上手くいけば優勝できると思うので」
長井「俺はヒロ斉藤、S・S・マシンを先輩レスラーとしてとてもリスペクトしています。でも、リングに上がれば話は別。リングに上がればやるだけです」
佐藤「大森隆男に関しては何度もやっていますし、勝率は僕の方がいいので。何かを注意するようなチームじゃないと思っているので、まぁ油断しないように頑張ります」
越中「大森が何か言ったようですが、とにかく全員ぶっ飛ばしますから、見ててください」
——プロレス大連立へ向けて“黒のGM”が放つ、夢の越境タッグトーナメントがいよいよ開戦の時を迎える。1日3試合の過酷なサバイバルを制し、“プレミアム”なタッグチームとなるのは果たして?
「PREMIUM」
6月27日(金)
東京・後楽園ホール
19:00試合開始