7/6後楽園で「中西vs真壁」、7/8後楽園でランバージャック・デスマッチ「天山vs飯塚」が決定!
永田裕志選手と後藤洋央紀選手の記者会見終了後、次期シリーズ「NEW JAPAN TRILL」7月6日後楽園ホール大会にて、「中西学vs真壁刀義」が行なわれることが発表され、中西学選手と真壁刀義選手が会見場に登場した。
このカードがマッチメークされた経緯を菅林直樹社長は、「札幌での武藤(敬司)選手と中西選手のIWGP(ヘビー級王座)戦に関して、真壁刀義選手から執拗なクレーム、中西選手との対戦要求がありまして、しぶしぶ試合を行なうことを了解せざるを得なりました」と説明。
ただし、「あくまでもスペシャルマッチとして行ないますので、札幌のIWGP戦とは分けて考えてもらいたい」と、真壁選手が勝利しても挑戦権は移動しないことを付け加えた。
すると、真壁選手は「オイ、ちょっと待て。俺は聞いてねぇぞ。後藤と中西が勝手にやった試合だろ? それに挑戦権を与えるなんておかしいだろ! 試合で中西に勝ったら俺に権利がくるだろ? 試合で潰しちまえば、それでいいんだろ! (中西が)シリーズ出れなくなったら、自動的に俺のところに来るんだよ。どうなんだよ?」と、菅林社長にクレームをつけた。
それを聞いた中西選手は、「やれるもんならやってみい。俺は逃げも隠れもせいへん」と、真壁選手の要求に応じる姿勢を見せた。だが、菅林社長は「見たら考えます」と、あくまでスペシャルマッチであることを強調した。
マスコミ用のフォトセッションになると、真壁選手は「もういいだろ! 俺は忙しいんだ。中西、出せよ」と言い放つ。中西選手はムッとした表情を浮かべながら、無言で会見場をあとにした。
そして、真壁選手は、矢野通選手、邪道選手、外道選手、本間朋晃選手を会見場に呼び入れる。しばらくすると、会見場に天山広吉選手が入室し、ここで7月8日後楽園ホール大会にて「天山広吉vs飯塚高史」が“ランバージャック・デスマッチ”として行なわれることが、菅林社長より発表された。
しかし、対戦相手の飯塚選手は不在。これに激怒した天山選手は、真壁選手と激しい口論を繰り広げた。
天山「オイ、飯塚、来てへんやないか!」
真壁「来たくないんだよ、飯塚は」
天山「やる気あんのかって」
真壁「あ? やる気?」
天山「お前がランバージャック言ったんやろ! 決着つけるんやろ?」
真壁「もう決着ついてんじゃねぇの、半分よぉ」
天山「お前ら、汚いことばっかりしてな。飯塚なんか1対1やったら問題ないわ。オイ、社長。あの凶器(アイアン・フィンガー・フロム・ヘル)、なんとかしろや。1対1やったらあんなもん、問題ないねん。あれだけなかったらホンマに一発や」
菅林「持ち込みを禁止とします」
天山「あんなしょうもないもんを持ってな、はっきり言って試合にならへんからね。これでケリつかないと」
矢野「逃げられねぇのはお前の方だぞ、この野郎! 分かってんのか、コラ!」
真壁「ハハハッ(笑)」
矢野「凶器があろうが無かろうが、何人いようが1人だろうが、結果は一緒だ、バカ野郎!」
天山「お前、覚えておけよ」
真壁「お前、ランバージャックって誰を連れて来るんだよ? お前の味方につくヤツ、誰もいねぇだろ」
天山「誰でもいるよ。お前に心配される必要ないわ。1対1やったら問題ない。お前ら、邪魔すんなよ!」
外道「俺たちはランバージャックだよ(ニヤリ)。なあ?」
真壁「おう、ランバージャックだよ(ニヤリ)」
なお、ランバージャック・デスマッチのルールは、リングの四方を対戦者以外のレスラーが取り囲み、リングから選手が落ちた際にはすぐさまリング内に押し戻す。リングを囲む選手は、正規軍、G・B・H、それぞれから選抜された選手。決着はノーコンテスト裁定を排し、3カウント、ギブアップ、KOのみという内容。
真壁選手も指摘していたが、天山選手は本隊・レジェンドから三行半を突きつけられた状況に陥っており、味方と呼べる存在はもはやいない。これについて、マスコミが質問すると「何とでもなるんや! 余計な心配すんな!」と怒鳴っていたが、「俺1人でもやるんや!」とも言っていた。
果たして天山選手は、飯塚選手との遺恨に完全決着をつけられるのか!? その前に、味方につく選手が現れるのかが心配される……。