怒りの真壁、中西のIWGPヘビー挑戦権強奪を予告!
真壁刀義選手が6月17日、新日本プロレス本社を訪れ、昨日正式決定したIWGPヘビー級選手権試合「武藤敬司vs中西学」(7月21日月寒アルファコートドーム)に異を唱えた。
事務所に入るなり、開口一番「なに勝手に決めてんだよ!」と怒鳴り込んできた真壁。タイトルマッチを白紙に戻すべく菅林直樹社長に直訴しようと来社したが、社長は不在。真壁はさらに憤慨し、社長席に行儀悪く腰掛けた。
そんな今にも暴れだしそうな様相の真壁に、当サイトの取材班は恐る恐る直撃インタビューを敢行した——。
–昨日、中西選手のIWGPヘビー級王座挑戦に正式決定しましたが?
真壁「は? 認めねぇって言ってんだろ! 俺も名乗りを上げてんだ! ボウズとバカが決定戦を勝手にやりました。勝ちました。ハイ、挑戦します。ありえねぇだろ、そんな話! 大体な、アイツら、何の戦績も残してねぇだろ? 勝手なことをやるなっつうの。会社の考えも意味が分かんねぇよ!」
–中西選手は、「挑戦するのは、もう動かしがたい事実やぞ!」、「輝くベルトをもっと輝かせたる」と至宝奪還へ向け、かなり気合が入ってます……。
真壁「ハハハッ(笑)。バカだ、アイツ。認めねぇって言ってんだろ。テメェが勝手にものを言うんじゃねぇ、バカ野郎が! 会社から貰ったチャンスをそのまんま利用してるだけだろ? IWGP挑戦に名乗りを上げている全員を倒してからものを言ってみろ」
–では、中西選手との一騎打ちをして挑戦権を奪い取ると?
真壁「俺がやってやるよ。それを会社が認めねぇんだったら、とことん嫌がらせをやってやる。試合を全部ぶち壊してやるよ。毎日会社に来て、ここの連中みんなを脅して、会社も認めさせてやる。それで中西をぶっ潰して、挑戦権を奪ってやるよ」
–現王者の武藤選手の印象は?
真壁「アイツのことを誰が『レスリングマスター』とかぬかしてんだ? 『天才』って誰が言ったんだ? 一部のマスコミが書いてるだけだろ! 何が天才だよ。誰が何と言おうと、アイツも俺は認めねぇよ」
–先シリーズは天山広吉選手との絡みが多かったですが、6月15日後楽園大会では天山選手にランバージャックマッチを要求しましたが?
真壁「『G・B・Hを潰す』、『飯塚とシングルで決着をつける』ってアイツはよく言っているけどな、それは所詮泣き言だ。シングルだろうとなんだろうと、つえぇヤツはどんな試合でも結果を残す。じゃ聞くぞ。ヤツ(天山)は俺たちがいなきゃ飯塚高史に勝てるのか? 試合内容、結果、すべてにおいて俺たちに毎回イカれてんだぞ。そんな甘いもんじゃねぇよ。決着をつける? 上等だよ。完全決着をつけてやるわ。飯塚とシングル。ランバージャック(マッチ)だぜ。次期シリーズ、組めよ。会社に言っとけよ!」
–真壁選手がリング上で言った通り、天山選手は様々な人にもはや三行半を突きつけられ“ひとりぼっち”です。ランバージャックマッチとなれば、天山側に加勢する人はもはや居ない気がします……。
真壁「それがヤツの生き様なんだよ。自信があって道を進んでいるヤツには、触発されるコバンザメ、よく言えば仲間が必ず出てくんだよ。出てこねぇってことは、アイツにそれだけのものがねぇってことだ。今の天山広吉を見て、誰が何を感じるんだよ? G1(CLIMAX)を何度制したか知らねぇけど、それぐらいの実績を持っている人間が何であんなに落ちぶれてんだ? それは全部ヤツのせいだからだよ。まぁもっと追い詰めてやるよ(ニヤリ)」
–真壁選手のG1へのエントリーも決定しましたが?
真壁「俺以外に誰がいるんだ? (G1の出場メンバーのリストを見て)何で棚橋(弘至)が出れんだよ! 会社もバカじゃねぇの? お膳立てを揃え過ぎなんだよ! そんなの根本から叩き潰してやる。どこにでも噛み付いてやるよ! 意味が分からねぇよ、バカ野郎! ムカついてしょうがねぇ。やってやるよ。まずは、あのバカ(中西)だ。挑戦権を奪ってやるよ。分かったな!」
中西選手、武藤選手、会社、G1出場メンバーに対する様々な不平不満をぶちまけ、本社をあとにした真壁選手。
果たして中西戦は無事に実現するのか? 真壁があらゆる手段を駆使し、実力行使で中西選手から挑戦権を強奪するのか? IWGP王座挑戦問題はさらに混沌とした状況へ!