井上、IWGP Jr.を返上してヘビー級へ転向!/「新王者決定トーナメント」の開催も決定!
6月16日、「BEST OF THE SUPER Jr.XV」(以下SUPER Jr.)の一夜明け会見が行なわれ、優勝者の井上亘選手がそのよろこびを述べると共に、IWGP Jr.ヘビー級王座返上とヘビー級転向を表明した。
=井上選手のコメント=
「昨日、やっと『SUPER Jr.』を制することができ、自分の喜びというよりは、会場に来てくださった皆さんが凄くよろこんでくれた姿を見て、自分がなりたかったレスラーにちょっと近付けたかなと感じました。家に帰った時も、全国の方からお祝いの言葉をいただいて、僕以上にまわりの方々が喜んでくれたことに、自分が優勝したという実感がわいてきました。でも、選手である以上、まだまだ(闘いが)続いていくわけで、次なる闘いの方に気持ちが集中している感じです。メキシコから帰って来た段階で体重が98kgを越えていて、Jr.のウェートで無理をして体重を落として闘っている状況でした。(IWGP)チャンピオンとして『SUPER Jr.』を制したことで、自分の中で一区切りがついた感じがしています。ですから、IWGP Jr.のベルトを返上しまして、次期シリーズからヘビー級に転向したいと思います」
会見に同席した菅林直樹社長によると、新日本プロレスは井上選手の希望を受諾。7月6日〜8日の後楽園ホール3連戦「NEW JAPAN TRILL」で「新王者決定トーナメント」を開催し、新たなIWGP Jr.ヘビー級王者を決定させるという。なお、急な決定だったため、同トーナメントの詳細については、現時点で未定となっている。
=マスコミとの質疑応答=
–メキシコから帰国して以来、ずっとヘビー級転向を考えていた?
井上「そこまで深刻には考えていなかったです。その後、(IWGP Jr.)チャンピオンとして負けられないという思いから、練習すればするほど、それに対して体が反応して大きくなっていくというか。それを走り込みとかで無理して体重を落としていくような状況だったので。意識したのは、今年に入ってからですね」
–以前話していた“闘いたい相手”とは?
井上「決勝の(相手の)金本(浩二)さんだったんですけど。『SUPER Jr.』の決勝という舞台で闘えること、そして勝てたことが、ヘビー級転向の一歩前へ踏み出すきっかけにはなったと思います」
–出場が正式決定した「G1 CLIMAX 2008」のメンバーについて思うことは?
井上「まだジックリと見ていません。今までは体重を抑えていた部分もあったので、そういうものを取っ払って、自分がこれからどうやってヘビー級の中に井上亘の闘いを入れることができるか。対戦相手うんぬんというよりも、自分と向き合うことだと思います」