「武藤敬司を追い詰めていく」/7/21月寒大会で中西学がIWGPヘビー級王座に挑戦!
6月16日夕刻、新日本プロレス本社・大会議室で記者会見が行なわれ、7月21日月寒アルファコートドーム大会の対戦カードとして、IWGPヘビー級選手権試合「武藤敬司vs中西学」が発表された。
菅林直樹社長は、中西選手を挑戦者にした理由を「昨日の(後藤洋央紀選手との)激闘を見ても、武藤選手の持つIWGPベルトを必ず取り戻してくれる」とコメント。事実上の次期挑戦者決定戦となった後藤戦に勝利した中西選手に太鼓判を押した。
そして、会見に同席した中西選手は、ついに実現に至った武藤戦へ向け意気込みを述べた。
中西「武藤敬司は、まぁ偉大なチャンピオンですよ。武藤敬司に対する今の気持ちは、潰してやりたい。この気持ちをもっともっと、新日本プロレスの次のシリーズ、武藤敬司と闘う前に思いっきり膨らませたい。自分にどんどん課題を課して、武藤敬司を追い詰めていく。そういうものを作って、気持ちに拍車をかけていきたいです。今日は6月16日、1ヶ月ちょっとですけど、残された期間は有効に使いたいですね。心身ともに充実を図って、武藤敬司だけに集中して闘っていきたい」
=マスコミとの質疑応答=
–タイトルマッチまでの1ヶ月をどう過ごすのか?
中西「まぁ武藤敬司と闘う前に、ZERO1-MAX、新日本、PREMIUMもありますし、その中で色んな相手がいると思います。自分から闘いを仕掛けていきたいです。挑戦者なんですから。それぐらいの気持ちでベルトを取り戻すという決意を硬く持って。駆け引きなしの真っ向勝負でどの選手とも闘っていきたい」
–武藤選手の印象は?
中西「手堅いし、(4月27日)大阪の試合に関しては、あらゆる面で武藤敬司っていうものを目に焼き付けられた。新日本プロレス(の会場)なのに、武藤敬司のコール一色になったあの悔しさ。何とも言えない悔しさですよ。あの気持ちをお返ししたい」
–1999年のG1 CLIMAX決勝戦で対戦した際と比較して、お互いにどこが変わったか?
中西「武藤敬司はより老獪(ろうかい)になっている。俺に関しては、その時の武藤戦で皆さんに観てもらいたい」
中西選手のIWGPヘビー級王座挑戦は、永田裕志選手に挑戦した2003年3月9日以来、約5年4ヶ月ぶり(王者決定トーナメントは除く)。流出した至宝を取り戻すべく、野人が満を持して立ち上がる!
「Circuit2008 NEW JAPAN SOUL 〜NOVELLO SPARKS〜」
7月21日(月・祝)
北海道・月寒アルファコートドーム
16:00試合開始