『NEW JAPAN CUP 2022』決勝戦、3.27大阪城ホール大会から一夜明け。次期シリーズ、及び4月9日(土) 17時~『HYPER BATTLE’22』東京・両国国技館大会の全対戦カードが決定。
新日本プロレス事務所では、『NJC』優勝者・ザック・セイバーJr.の一夜明け会見がおこなわれた。
■『HYPER BATTLE’22』
・4月9日(土) 15:30開場 17:00試合開始
東京・両国国技館 <シリーズ最終戦>
☆カード情報
☆チケット情報
★砂かぶり席は完売
■『NJC』優勝者・ザック・セイバーJr.選手のコメント
※ザックは歌を唄いながら、トロフィーをかついで機嫌よく登場。
ザック「(会見場のスタッフを見回して)オイオイ! ……みんな、ひどい顔してるな。(日本語で)ミンナ・ツカレタ? 自分よりも疲れてる顔してるってどういうこと? 6試合もトーナメントで戦い抜いた俺が元気なのに。こんなにフレッシュな俺、どうだい?
まあ、俺も人間なので正直、昨日は疲れてたよ。昨日は疲れていたけど、しっかりゆっくりとお風呂に浸かったし、今朝は朝8時に起きて新宿御苑までお花見に行ってきたよ。それで、すっかり生き返ったね。いまは最っ高の気分だよ。
さて、この『NEW JAPAN CUP』は、まだまだ俺のストーリーの第一歩であり、ここでIWGP世界ヘビー級のチャンピオンベルトを獲得すること、それが今の願いだ。この(『NEW JAPAN CUP』)優勝カップを取り戻すために4年かかったけど、4ヶ月のスパンでタイトルマッチに挑めるというのは今の自分の力を証明していると思うよ。
俺は何よりもシングルマッチのトーナメントというのが好きだし、自分の身体にも凄く合っていると思う。だから、今回勝てたのは当然のことだ。ただ、昨日の試合に関しては自分の中でサブミッションで満足いかない動きも多々あった。なので、内容に関しては満足できなかったというのが正直なところだ。
そして、ナイトーという相手はやはりスタイルも変わっていて、予測のつかない変則的なリズムで動いてくる選手だから、試合中にかなり疲労があった事は否めない。三角絞めもなかなか決まらなかった、自分のアバラの調子が良くなかったとのもあるけど、あのナイトーのでっかい頭を締め上げるというのは本当に大変なんだ。
まあ、レアネーキッド・チョークを決めることもできたが、俺のエゴ、自我が負けることは絶対に許さなかった、勝つことしか認められないと思っていた。だから、試合に勝てたのは嬉しいけど、もう一つ満足できていない内容だったという所も含めて、俺はまだまだ闘い続けなければならないということだと思う。
去年の『G1』でも公式戦でタカギに勝って(IWGP世界ヘビーの)タイトルには挑戦できたけど、『G1』には優勝することができなかった。一つ一つの勝利に満足はできるが、やはりここ数年、トーナメントのテッペンに立てていないということに、ずっと満足できない気持ちが続いていた。
ともかく俺のレスリングの持ち味は、テクニカルなサブミッションだと思っているので、そこをシッカリ磨き上げて次の大会に備えたいと思う。そして新日本プロレスの50周年記念イヤーで、この俺が頂点に立つというのが俺のあるべき道筋だと思ってる。いったい、あの“オールマイティ”オカダをどうやって倒せばいいのか、今考えている。(司会の清野アナウンサーに)質問はある?
■質疑応答
――オカダ選手をタップアウトさせる自信は?
ザック「まあ、俺のベストな状態を出すのを俺のエゴも許してると思うから、『どのように倒すか?』という戦略の部分に全力を注げれば勝てると思う。ただ、オカダに関しては、過去に俺がタップアウトさせたことがないという事実も含めて100パーセントの保証はできないけど。
そもそも普段、俺は試合の戦略を人前でこうやって試合前に話すことはないけど、少しだけ話すなら、もちろんサブミッションでタップアウトさせるのが俺のプランの一つではある。ただ、実際に試合でどうなるか? そこはお楽しみに、というところだ。
あのオカダという男は、試合で起こる全てのことを予測して挑んで来るレスラーだと思ってる。そして、実際に自分の計算通りに動ける選手だと思ってるし、オカダの闘い方はある意味、確立されてると思う。
俺に関していえば、試合ではテクニックを一番に考えるので、その場の成り行きというか、タイミングや自分のフィーリング、ひらめきがリングの上でとても重要になってくるんだ。実際、試合でどんな動きをするかは前もって話すことはできないが、何よりも今度の試合に関しては、オカダが勝つタイミングではなく、自分が勝つタイミングなんじゃないか、そう確信しているよ」
――4年前の『NJC』優勝と今回の優勝、一番違うのはこの期間はコロナ禍があったことだと思います。コロナ禍の間もずっと日本に残り続けて闘い続けたことはあなたの闘いにどんな影響を及ぼしていますか?
ザック「フフフ。すごく良い質問だね。驚いたよ」
――Thank you very match.
ザック「俺が4年前に『NJC』で優勝できた大きな理由は、まだ新日本に加入して間もない時だったし、まだ他の選手たちが俺のスタイルを完全に把握していなかったのが大きかったと思う。俺なりに考えた戦略や動きを出しても、他のレスラーにとっては想定外の動きが多かったんじゃないか。だからこそ、4年前は容易に勝てたのかもしれない。
今年に関しては、やはり世界ヘビー級のタイトルに挑戦できるいうことも含めてモチベーションは高かったし、とても意味が大きい優勝になった。それから、俺がなぜコロナ禍の中で日本に残っていたかというと、俺は新日本プロレスで最高のプロレスラーだし、世界で最高のプロレスラーになるという事を唯一の目標として掲げているからだ。
このコロナ禍でも日本に残り、日本の生活にもっと慣れること。そして日本人の考え方を理解すること。これが何よりも重要だと思ったんだ。だから、今も日本に残っているし、もちろん新日本プロレスで最高のプロレスラーになるということ、それは世界ヘビー級のタイトルを獲ることだと思っている」
――改めて、新日本プロレスが他の会社と違うところ、優れている点についてもう一度教えてもらえますか?
ザック「今現在の気持ちを言うなら、やはり今年は新日本プロレスが50周年記念を迎えたという部分がとても大きいね。というのも、その50年間、この会社が紡いできた歴史、伝統、時を経て、そうしたことを大切にしてきたことが重要だと思う。そして、この50周年という記念イヤーは、俺が頂点に立つのは完璧なタイミングだと思う。
俺があのオカダと闘い、オカダに勝つこと……、それはここまでの新日本の50年、これからの50年を占う上で非常に大切な試合になると思う。まあ、俺は新日本道場の出身でもないし、みんなこれを言うと驚くかもしれないけど、そもそも日本人ですらない(ニヤリ)。
ただ、俺のレスリングのDNAには、日本のプロレスと近い、イギリスのレスリングという部分が根底にある。その似通ったDNAが日本のプロレスで合体する。そしてパラレルワールドじゃないけど、プロレスの過去・現在・未来、すべてが融合される、今回の試合は、そういった凄く大切なタイミングで行われると思っている」
――最後に、試合後のコメントで、ジョージ・マイケル(イギリスのシンガーソングライター)の名前を何度も出していたが、ジョージ・マイケルさんをどうしてそんなに好きなのですか?
ザック「そうだな。何度かコメントの中で彼の名前を出したと思うけど、これは自分自身も答えをいま知りたいと思っている。彼(ジョージ・マイケル)が試合中にビジョンとして忽然と現れた、それは俺のコメントの中でも話している、彼がビジョンとして現れてアドバイスをくれたことには感謝しているよ。世の中には不思議なこともあるね」
――ありがとうございました。
ザック「アリガトウゴザイマス。最後に保証はしないけど、もし俺がチャンピオンになれたら、これから新日本はどんどん面白くなるよ。お楽しみに!」
■『HYPER BATTLE’22』
・4月3日(日) 14:00開場 15:00試合開始
静岡・アクトシティ浜松
☆カード情報
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・4月4日(月) 17:30開場 18:30試合開始
東京・後楽園ホール
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・4月5日(火) 18:00開場 19:00開始
栃木・ニューサンピア栃木
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・4月7日(木) 17:30開場 18:30試合開始
埼玉・所沢市民体育館
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☆チケット情報
・4月9日(土) 15:30開場 17:00試合開始
東京・両国国技館 <シリーズ最終戦>
☆カード情報
☆チケット情報
★砂かぶり席は完売