禁断の初対決! 中邑真輔が武藤敬司とIWGP戦で激突!
4月11日、テレビ朝日の「プレゼンルーム」にて記者会見が行なわれ、4月27日大阪府立体育会館大会で中邑真輔(王者)vs武藤敬司(挑戦者/全日本プロレス)のIWGPヘビー級選手権試合が開催されることが発表された。なお、両者はこれがシングル初対決であり、武藤選手の同王座挑戦は約8年4ヶ月ぶりのこととなる。
=菅林直樹社長のコメント=
「チャンピオンの中邑真輔は、武藤選手が全日本へ移籍したのと入れ替わりに、2002年3月に新日本プロレスへ入門しました。デビューから1年4ヶ月でIWGPヘビーのベルトを巻き、様々な困難を会社と共に乗り越え、新日本を支えてきた自他共に認める絶対的なエースです。彼が今後、プロレス界の看板となってもらうのに必要なのは、永遠の闘いと経験だと思います。カート・アングル、棚橋弘至に勝った中邑真輔に、中途半端な対戦相手は必要ありません。禁断のシングル初対決です。様々なリスクを承知の上で決めました。プロレスの全てが、プロレスの凄さが、この闘い凝縮される。そんな1戦になることを期待しております」
=武藤選手のコメント=
「報酬をいただいてそれなりの仕事をする……と言いたいところですが、今回に限っては俺の思惑というか、感情を込めて。まぁ、リスクもある闘いですが、頑張って勝ちたいと思います」
=中邑選手のコメント=
「正直、信じられません。カートに勝って、棚橋選手とのリマッチを制して、この(IWGPヘビーの)ベルトが、次にいったいどんな相手を連れてきてくれるのだろうかと思っていました。僕の個人的な意見ですけど、日本プロレス界最大にして最後の大物だと思っています。触れることが極端になかった選手ですので、武藤選手は未知との遭遇ということになるんでしょうけど、新しい未来を創造する闘いになることを信じて、IWGPを懸けて闘いたいと思います」
=記者団との質疑応答=
–今回の参戦に踏み切った一番の理由は?
武藤「先日、全日本の『チャンピオンカーニバル』に棚橋選手をお借りしまして、自分が想像していた以上に棚橋選手がレスラーとしてよかったというか。それは棚橋個人がいいのか? 新日本プロレスという土壌がいいのか? 棚橋クラスの選手はもっといるのか? それを(自分で)確かめたくなりました」
–武藤選手の印象は?
中邑「自分が一番プロレスを観ていた時代から闘ってこられて。本当に、日本のプロレス界を第一線で支えているレスラーだと思っています」
–中邑選手の印象は?
武藤「いやぁ、棚橋もいい男だったけど、改めて(中邑を見て)思ったけど、丹精な顔立ちで、身長もスラッとして。ただ1つ言えるのは、昔は俺、もっといい男だったからね! 今は頭の毛もなくなって“ハゲチャビン”になっちゃったけど。まさしくそういう部分をタナ(棚橋)にもぶつけてたけど、中邑選手にもこのジェラシーをぶつけて。闘いを通じて証明したいですね」
–武藤選手の一番警戒する部分は?
中邑「全てにおいて勝るのは、武藤選手の持っている経験だろうなと思っています。その経験をどう打ち破るか? それが闘いの鍵になると思います」
–IWGPというベルトに対して、どんな思い入れを持っていますか?
武藤「正直な話、過去はもうどうでもいいよ。過去の経験で言ったらさ、俺にかなうレスラーはいねぇからさ。中邑選手もそうやって言ってるじゃない。過去はもういいや。新たなる闘い。頑張って新たなる歴史を作りたいと思います」
——質疑応答のあとは、武藤選手、中邑選手、そして菅林社長の順で調印書にさっそくサイン。4月27日大阪でのIWGPヘビー級選手権試合が、正式に開催される運びとなった。
4月27日(日)
大阪・大阪府立体育会館
16:00試合開始