新日本勢がいきなりの2連敗!/4月6日ZERO1 JCBホール大会試合結果(1)
ZERO1-MAX
「ミラクルロケット2008 〜2nd Impact〜」
4月6日(日)
東京・MEETS PORT JCBホール
第1試合
「Exotic JAPAN」
○崔領二
澤宗紀
浪口修
(13分52秒 那智の滝→体固め)
×平澤光秀
内藤哲也
裕次郎
=試合経過=
大ブーイングを浴びながら、意気揚々と入場してきた裕次郎、平澤、内藤のヤングトリオに対し、ZERO1(-MAX)勢は先頭の浪口が巨大なZERO1フラッグを揺らしリングイン。
先発の崔がキック連打で内藤をダウンさせると、内藤も蹴り脚を掴んで逆片エビ固め。これを澤がミドルキックでカットすると、両陣営が雪崩れ込んで早くも場外戦へ。
ここから浪口が掴まる展開となるも、澤が積極的に飛び込んで浪口を救出。そして、浪口は内藤にドロップキックを見舞って自軍コーナーへ。
勢いよく飛び込んだ澤は内藤の顔面に張り手を連打し、内藤のエルボー攻撃をキックで一蹴。そして、シャイニングウィザードから卍固め。これは裕次郎、平澤がカットすると、内藤はジャンピングエルボーアタックで逆襲。
浪口対裕次郎となり、浪口が裕次郎にスワンダイブミサイルキック、ドロップキック。だが、裕次郎は2発目のミサイルキックを避けて、アバランシュホールド。
浪口は張り手を振り回し、回転十字固め。キックアウトした裕次郎はパワースラムで浪口を叩きつける。平澤が串刺しスピアー、ブレーンバスターで続くが、浪口は低空ドロップキック2連発を見舞い、崔の元へ。
トレイン攻撃から崔が那智の滝(ダイビングフットスタンプ)で落下するも、平澤は間一髪のところでかわして、スパインバスター。そして、内藤のスワンダイブドロップキックのアシストを受け、ジャーマンスープレックスホイップで崔を叩きつける。
劣勢の崔はキック乱射で挽回すると、低空ジャンピングニーパット。そして今度こそ那智の滝が炸裂し、平澤をピンフォール。対抗戦はZERO1勢の先勝となった。
=試合コメント=
平澤「崔、人を連れて来ねぇとなんもできねぇんだろ、お前? 俺はここに乗り込んでやったんだよ。サシでやってみろよ、オイ」
裕次郎「いいよ、平澤。もうZERO1(-MAX)なんて潰れちまうんだからよ。ほっとけ、ほっとけ(と平澤をなだめて共に控え室へ)」
※内藤はノーコメント
第2試合
「Real Strong ISM」
○佐藤耕平
(9分25秒 ジャーマンスープレックスホールド)
×田口隆祐
=試合経過=
両者はリング中央で静かに睨み合うと、エルボー合戦で闘いの幕が開ける。田口は低空ドロップキックを放って劣勢を挽回。エプロンに立った佐藤をドロップキックで場外に落とし、追撃のプランチャ。
佐藤の重い打撃に苦しむ田口は蹴り脚をキャッチしドラゴンスクリュー。そこから佐藤の脚を集中砲火し、膝十字固め、逆片エビ固め、足4の字固め。
これを連続ロープエスケープで凌いだ佐藤はニーリフト、ミドルキック連打で反撃の狼煙を上げる。田口もミサイルキックからどどんの体勢に捕らえ、佐藤が耐えるとジャーマンスープレックスホールド。カウント2でキックアウトした佐藤に円盤中毒を投下する。
だが、佐藤は両膝でこれを迎撃し、串刺しミドルキック乱射からファルコンアロー。そして、ジャーマンスープレックスホイップ2連発から2段式ジャーマン。田口はこれを切り返して回転エビ固め。さらにスクールボーイも繰り出して連続でフォールを狙う。
佐藤はカウント2でキックアウトすると、強烈なミドルキックから2段式ジャーマンで田口をピンフォールした。
=試合コメント=
田口「負けたけどな、何度でも立ち上がるぞ。何度でも。ジャーマン(スープレックスホイップ)2連発は返せたんですけどね。最後の蹴りが胸に来て。体が折れ曲がったみたいになって、息が詰まってしまって。ほかの蹴りは受け流すというか、ダメージを残さないようにできたんですけど、最後は強引に力で持ってかれちゃいましたね。対抗戦は、その時、その時の勝ち負けは関係ないと思ってる。最後に立ち上がれなくなった方が負け。1回や2回やって潰れるような鍛え方はお互いしてないですから。まだ、佐藤耕平も今日勝ったぐらいで終わりだと思ってないでしょう。思うんだったら、対抗戦の意味を履き違えてる。負けたから、負け犬の遠吠えにしか聞こえないかもしれないですけど、たとえ僕が勝っても同じ考えですからね。対抗戦に火をつけたのは僕ですから。僕が(その)火を消したらしょうがないですよ」
第3試合
「Prove the Real-MVP」
○真壁刀義
矢野通
(14分35秒 トップロープからのキングコングニードロップ→片エビ固め)
×佐々木義人
関本大介
=試合経過=
G・B・Hの奇襲攻撃で幕が開けると、関本は矢野にスピアーを放ち、佐々木はリング下の真壁にスライディングキック。そして、関本は場外の矢野に追撃のトペスイシーダを放つ。
だが、続く場外戦で真壁が佐々木を大流血に追い込むと、矢野もイスで滅多打ちにして関本を流血させる。
リングインした真壁は佐々木にナックルを浴びせ、矢野が木槌攻撃。失速した佐々木にやりたい放題の反則殺法を浴びせると、場内からは大ブーイングが起こる。
掴まる時間が続いた佐々木は矢野にスピアーを見舞って、関本の元へ。関本はラリアットで、矢野、真壁を倒す。そして矢野をブレーンバスターで投げ切り、チョップ連打。さらにジャーマンスープレックスを狙う関本だったが、矢野はレフェリーを掴んでの急所蹴りで脱出。
終盤、佐々木は矢野のバックを取って再度ジャーマンスープレックスへ。矢野が耐えると、関本が佐々木のバックに回りジャーマンスープレックスで2人を投げる荒技、眉山を敢行。そして、佐々木と関本は、矢野に串刺しラリアットを乱射し、佐々木はアルゼンチンバックブリーカーで真壁を担ぎ上げる。そして、ラリアットから真壁をフォールするもカウント2。すると、ここで矢野がリング下から佐々木の脚を掴んで倒し、真壁が背後からイス攻撃、そしてラリアット。
矢野が関本を分断する中、石井、邪道、外道のセコンドを巧みに利用し、最後は真壁がチェーンラリアット、トップロープからのキングコングニードロップで佐々木を仕留めた。
=試合コメント=
真壁「最高だな、オイ! ZERO1! 前にも言ったぞ。どうでもいい相手は、どうでもいいよ。当てるんじゃねえよ、バカ野郎! 暇潰しにもなりゃしねぇ。アイツ(佐々木)がこの短い期間でどれだけ成長したんだよ、この野郎! 俺たちはIWGP(タッグ)のベルトを持ってんだよ」
矢野「(マスコミに向かって)分かるか、お前ら、バカ野郎。黙ってんじゃねぇよ、オイ」
真壁「何の実績も持ってねぇ野郎がよ、ウダウダぬかすんじゃねぇよ、この野郎」
矢野「腹の足しにもなんねぇぞ」
真壁「悔しかったら(ベルトを)獲りに来いよ」
矢野「もうちょっと吠えてみろ、バカタレが」