棚橋がリベンジに燃えるケアを退け初戦突破!/4月6日全日本プロレス後楽園大会試合結果
全日本プロレス
GAORA SPECIAL 2008
チャンピオン・カーニバル
4月6日(日)
東京・後楽園ホール
チャンピオン・カーニバル公式戦 Aブロック
30分1本勝負
○棚橋弘至
(1勝=2点)
(20分53秒 ハイフライフロー→片エビ固め)
×太陽ケア
(2敗=0点)
=試合経過=
棚橋のチャンピオン・カーニバル初戦の相手は、2007年1月4日東京ドーム大会で勝利を収めたケア。
試合序盤、ケアの打撃が棚橋を捕らえ出すと、棚橋はドロップキックからエプロンを走ってのサマーソルトドロップ。さらにエルボースマッシュ連打から、レフェリーの静止を無視し、ブーイングの中でケアの脚を集中砲火していく。
10分過ぎ、ケアが猛攻を仕掛ける。チョップ、串刺しジャンピングエルボーアタック、棚橋のドロップキックをすかして低空ラリアット、サンケアキック。
だが、棚橋も変型のコブラクラッチから脱出すると、ケアの脚を取ってグラウンドドラゴンスクリュー。さらにフライングフォーアーム、セカンドロープからのサマーソルトドロップ。
エルボー合戦から、棚橋が顔面への張り手を見舞えば、ケアはチョップ、ボディブロー、後頭部へのニールキック。すると、棚橋もスリングブレイドで反撃。
ここで、ケアは2発目のスリングブレイドをかわして、着地した棚橋をバックドロップ一閃。「ケア」コールの中、飛びつきDDTで追撃。
動きが止まったかに見えた棚橋だったが、レフェリーのブラインドを突いた急所攻撃で逆襲。コーナー上での主導権争いから、棚橋は先に着地し、下からパワーボムの体勢に捕らえて、ケアを叩きつける。
しかし、ケアも突進してきた棚橋をキャッチしTKO。ダメージが深くカバーに行けなかったケアは、パイルドライバーから今度こそフォール。棚橋はカウント2.9で返していく。
ケアはハワイアンスマッシャーを狙うが、棚橋は空中で脱出しフルネルソンバスター、スリングブレイドからカバー。ケアが肩を上げるとハイフライフローでダイブ。間髪入れずに旋回式のハイフライフローを投下して、ケアをピンフォール。棚橋がリベンジに燃えるケアを返り討ちにし、見事白星スタートを切った。
=試合後コメント=
棚橋「(バックステージで大の字となって)首イテェ……。頭から落ちた、クソー。イッテェ、まだ痺れてる。何かありますか? 完璧でしょう。全日本のリング、1つ勘違いしているな。俺はゲストじゃないぞ。ウェルカムで迎えるのはいいけどさ、俺は優勝を狙っているから。なめんなよ、ゲストじゃねぇぞ。いちげんさんお断りだぞ、この野郎。ケア、リベンジマッチしたけどさ、俺の成長は光よりも早いから。成長が早すぎて、成長期にしかならない病気になっちゃったりして(苦笑)。ホントに自分でも恐れ入るよ。ただ、バックドロップな、受身失敗したな。まぁ、歴史的な一歩、新日本からはじめてチャンピオン・カーニバルに上がって、まず1勝。明日誰? (『記者が武藤敬司選手と答えると』)たぶん今日の俺の試合見てビビッてるよ」