もはや新日本に敵なし! IWGP王座V2の中邑選手がコメント
3月31日 15:00より、新日本プロレスで記者会見が行なわれ、IWGPヘビー級王者・中邑真輔選手が、今後の展望について語った。
中邑選手は前日に開催された後楽園ホール大会で、「NEW JAPAN CUP 2008」を制した棚橋弘至選手の挑戦を退けて同王座2度目の防衛に成功。“永遠のライバル”との“極上のIWGP戦”を制したことで、もはや新日本プロレス内に敵はいなくなった。IWGP戦の直後にも話していたように、今後の標的は「世界もしくは他団体(の選手)」となる。
激闘を物語るがごとく、棚橋選手の強烈な張り手を受けて左耳の鼓膜が破れた。徹底して狙われたヒザにもダメージが残るが、どちらも次の闘いには支障がないと断言。「チャンスを掴みたいヤツは手を挙げればいい」と、いかなる挑戦でも受けて立つ構えを見せた。ただし、世界最高峰のIWGPを保持する者として、「しっかりとしたプロレスのできる人間と闘いたい」という注文も忘れていなかった。
希望はベルトを持って海外へ行くこと。「ただ単に迎え撃つだけじゃ面白くない。ベルトを懸けて追い込むことで、自分の力というのが見えてくる」。新日本プロレスに敵がいなくなった今、貪欲な王者はさらなる強さを追い求め、自らに新たな試練を課す。香港へ渡って“カンフー修行”を受ける計画もあるという。
初めて他団体に参戦した3月2日ZERO1-MAX後楽園ホール大会では、会場へ詰め掛けて声援を送ってくれた新日本プロレスのファンに心強さを感じた。「たとえそれが海外でも、今回もまた一緒に闘いたい」。未知なる“外敵”が相手であろうとも、今の中邑選手に不安は皆無だ。