蝶野&長州が敵陣で勝利!/3月30日DRADITION後楽園大会試合結果
DRADITION
「start of new TRADITION」
3月30日(日)
東京・後楽園ホール
第5試合
30分1本勝負
○蝶野正洋
長州力
(13分35秒 シャイニングケンカキック→体固め)
×田島久丸
吉江豊
=試合経過=
プロレス界の大連立を掲げる蝶野が長州との“レジェンドコンビ”で、藤波辰爾率いる「DRADITION」に上陸。
序盤、吉江、田島が長州、蝶野を果敢に攻め込んでいく。吉江は蝶野をボディスラムで投げて逆片エビ固め。脱出した蝶野に田島がバックエルボーで追撃。
タッチを受けた長州は田島にブレーンバスター、トーキック。チョップ連打で抵抗してくる田島をエルボーで一蹴し、蝶野とスイッチ。
蝶野は顔面への張り手、コブラツイスト。吉江の檄を受けて奮起した田島は、自力でこれを返し、自軍コーナーへ。
リングインした吉江はランニングボディアタック、ヒッププレス、サンセットフリップの連続弾で蝶野を圧殺する。
蝶野対田島となり、蝶野が田島を羽交い絞めにし、長州がリキラリアット。だが、これは田島がかわしたため蝶野に誤爆。スイッチした吉江は、串刺しボディアタック、ランニングプレス。カウント2でキックアウトした蝶野のケンカキックをキャッチし、ドラゴンスクリューから長州の眼前でサソリ固め。これは長州が飛び込んで、トーキック連打でカットする。
動きの止まった蝶野に、トレイン攻撃から田島がラリアット。吉江は長州をランニングボディアタックで分断し、場外に転落した長州目掛け、田島がコーナー最上段からダイブ。さらに吉江が押さえる中、蝶野目掛けて田島がコーナー最上段からのローリングセントーン。
これが2人に命中すると、吉江に長州がリキラリアット、蝶野がケンカキック。そして、完全に孤立した田島に蝶野がマンハッタンドロップ、長州がリキラリアット。最後は蝶野がシャイニングケンカキックで田島を一気に仕留めた。
試合後、蝶野のマイクアピールに端を発し、長井満也、嵐がリングに飛び込んで4人を襲撃。大乱闘が収まった後、藤波がリングインして、長州、蝶野と握手。長州はマイクで、「たっつぁん(藤波)、もう遠慮なんかする必要ないでしょう。遠慮なくやりましょう」と呼びかけ、蝶野と共に引き上げて行った。
=試合後コメント=
長州「蝶野、たっつぁんは『DRADITION』から切り離してやった方が楽だぞ。みんな離れている。『DRADITION』から切り離した方が楽だよ。もっと力が出るんじゃないかな」
蝶野「俺から見たら新日本の第三世代も吉江も大谷(晋二郎)も、みんな一緒。何か与えられないとできない。プロなんだから、まして団体のトップとして引っ張っていくと言ってる奴は、自分達でリングに上がって交渉して闘って、お客さんを呼ばないとダメ。厳しいんだから。自分で考えて、自分で行動して、結果出す奴しか残れないよ。フリーも団体もクソもない。レスラーが頑張らないと、背広組に任せてたから、こうなったんだよ。また取り返さないと、この10年を俺らが。行動はリングの上で直談判だよ」