中邑とアングルのIWGP統一戦が正式決定!/「レッスルキングダムII」一夜明け会見
1月5日夕刻、新日本プロレス本社・大会議室にて「レッスルキングダムII in 東京ドーム」の一夜明け会見が開かれた。
まず会見の席に登場したのは菅林直樹社長と、昨日のドーム大会でTNAのクリストファー・ダニエルズを下してIWGP Jr.王座初防衛に成功した井上亘選手。菅林社長が1月27日後楽園ホール大会のメインイベント「IWGP Jr.ヘビー選手権試合 井上亘VS田口隆祐」を発表し、これを受けて井上選手がコメントした。
=井上選手のコメント=
「田口選手の挑戦を受けて立ちます。田口選手も僕との前回の闘い(2007年12月8日大阪大会)から、“何か”を感じ取ってもらえていると思うので。何かに気付いて、より強くなった田口選手として僕の所に来て欲しいと思います」
また、井上選手は昨夜の激闘を振り返り、「ここ何年かで感じた事のないくらいお客様の雰囲気が良くて、自分の闘う意欲を掻き立てられた。どの会場でも、このドームの“プロレス熱”が戻っていくと思うので、それをもっともっと大きくしていきたいと思います」と、安堵の表情を浮かべて語った。
そして、今後はTNAや他団体、そして新日本Jr.内と全方位で防衛戦を展開していく事を宣言し、まずは前王者との“リターンマッチ”に全神経を集中させると意気込んでいた。
続いて、昨日“宿命のライバル”棚橋弘至選手を撃破し、4年ぶりのIWGPヘビー級王座戴冠を果たした中邑真輔選手が登場。ここで菅林社長は2月17日両国国技館大会で、中邑選手とカート・アングルによる「IWGPヘビー級選手権試合 ベルト統一戦」が正式決定した事を発表した。
=菅林社長のコメント=
「昨日の大会終了後、控え室でTNAの代表であるジェフ・ジャレット氏と次の交渉に入ったのですけども、統一戦でなければやらないという強固な姿勢もありました。新日本としても早期にあのベルトを取り戻しておかなければいけないという事で、本物のベルトを失う“リスク”もあるのですが、中邑選手に期待してこのカードを組みました」
=中邑選手のコメント=
「初めてベルトを持った時から4年間、全ての目標であったIWGPに到達して、まずは良く頑張ったと、心も体も褒めてやりたいなと思っています。そして、今日会社に来て、新しい報告と言うか、希望していたアングル戦が昨日の今日で決まって。これも自分に課せられた1つの使命だと思います。IWGP2ND、3RDとくくられていますけど、IWGPは1つ。闘ってベルトを1つにしたいと思います」
なお、この試合は中邑選手が勝利すれば初防衛となり、アングルが勝利すれば第49代IWGPヘビー級王者として正式に認めるとの事。
「まぎれもなく本物のレスリングテクニックを持つ選手。ただ、対峙してそれ程の大きさは感じなかった。あとは触れてみなきゃ分からない部分はある」と、アングルを客観的に分析した中邑選手。「現時点で穴は見当たらない」としながらも、永田裕志選手との一戦を参考にこれから研究を重ねていくという。
「統一の“高いハードル”も自分に必要な経験。そこで得たものがどういうかたちで自分に身に付けられるか? 強いぶれないチャンピオンでありたい」。昨日の激闘のダメージから、早くも治療を開始した事を明かし、IWGP王者として万全の状態で次なる闘いに備えていく事を誓った。
※両選手が防衛戦を行なう2大会の詳細は以下のリンクよりご覧ください
Circuit2008 NEW JAPAN ISM
1月27日(日)
東京・後楽園ホール
18:30試合開始
Circuit2008 NEW JAPAN ISM in 両国
2月17日(日)
東京・両国国技館
17:00試合開始