ワイルドチャイルドが衝撃の仲間割れ!/1月1日ZERO1-MAX後楽園大会試合結果(2)
ZERO1-MAX
「Genesis 2008」
1月1日(火・祝)
東京・後楽園ホール
第5試合
30分1本勝負
お正月だよ ワイルドチャイルド!
○佐々木義人
崔領二
(11分52秒 ラリアット→片エビ固め)
×大森隆男
中西学
=試合経過=
試合開始前、会場内のスクリーンにワイルドチャイルドの絆の深さを強調したVTRが上映される。そんな中西と大森は揃ってロングタイツ姿で入場。といっても、色までは揃っていない。
中西対崔の場面。エルボー合戦で打ち勝った中西が、豪快なフロントスープレックス。そして、大森と共にダブルショルダータックルで崔に追い討ち。
大森対佐々木となり、大森のパイルドライバーが決まると、控えの中西が「オッケー、いいね!」と声を掛ける。そして、大森が佐々木を場外に落とすと、待ち構えた中西が襲撃。息の合った連携で試合を優位に進める。
中西対崔の場面。崔の蹴り足をキャッチした中西が、地獄突き、クロスチョップ。そして、野人の雄叫び&ダンスからラリアット。
続く佐々木との対決ではアルゼンチンバックブリーカーで担がれてしまった中西だったが、着地してブルドッキングヘッドロックで反撃。
ここで中西が佐々木を羽交い絞めにするが、大森のフロントハイキックが中西に誤爆。これにセコンドの田口隆祐が激しくクレームをつけると、何と大森がフロントハイキックをお見舞い。この瞬間、中西の怒りが爆発。
大森を背後から襲撃すると、ジャーマンスープレックスホイップでマットに叩きつけてしまった。
そして、フラフラと立ち上がった大森へ、佐々木が豪快なラリアットをブチ込んでフォール。これで3カウントとなり、崔、佐々木組が勝利した。
試合後、田口が大森に襲い掛かったのを合図に、新日本勢とZERO1勢が大乱闘を開始。中西が大森と、田口が佐々木と、金本浩二と田中将斗が激しくやり合う。
怒りの中西は「何やったのか、分かってんのか、コラ! お前含めて、ZERO1、1人残らずブッ殺してやるよ、コラ!」と、大森に決別宣言すると共にZERO1へ宣戦布告。
これに対し大森も「こうなりゃZERO1も新日本も関係ねぇ! お前といつでもやってやるぞ。新日本、まとめてかかって来い、オラ!」とやり返す。2008年の元旦からプロレス界を揺るがす大事件が勃発してしまった。
=試合後コメント=
田口「あー! だから『信用すんな』って言ったんスよ。計算ですよ、あれ」
中西「よーく分かったで。お前(大森)、オラ! 1月の1日、正月元旦でな、俺に対してこないするつもりやったんか? オイ! ZERO1の野郎、どこまで人をあざむきやがんねん。ふざけんなお前、オラ! ZERO1ぐるみには、俺は潰してやるよ! 言うとくけどな、俺1人でもZERO1に仕返しできるぞ。毎日シングルでもやったるわい! ふざけんなよ、お前。クソ大森! クソ大谷! クソ中村(祥之)が! クソじゃ、オラ!」