強過ぎる金本&田口へ大ブーイング!/1月1日ZERO1-MAX後楽園大会試合結果(1)
ZERO1-MAX
「Genesis 2008」
1月1日(火・祝)
東京・後楽園ホール
第3試合
30分1本勝負
ZERO1−MAX 対 新日本プロレス
○金本浩二
田口隆祐
(16分12秒 アンクルホールド)
×高西翔太
高岩竜一
=試合経過=
1月4日「レッスルキングダムII in 東京ドーム」での対戦を目前にして、金本と高岩が危険な遭遇。金本組のセコンドには平澤光秀と内藤哲也、高岩組のセコンドには大谷晋二郎がつく。
ゴング前から互いの胸をどつき合った金本と高岩の先発で試合開始。グラウンド、手四つの力比べ、チョップ合戦、アキレス腱固めの攻防と、意地をむき出しにしてやり合う。
中盤は高西が金本組に捕まり、一方的に攻められる展開が続く。金本は高西の攻撃を受けきり、面白いようにキックや張り手を浴びせ続ける。そして、田口が高西をキャメルクラッチで捕獲したところへ金本がローキック連射。場内が大きなブーイングに包まれた。
絶体絶命の高西は田口のヒザへ低空ドロップキックをヒットさせて脱出。替わった高岩はダイビングエルボードロップ、ショルダーアームブリーカー、フィッシャーマンズスープレックスを切り返しての脇固めなどで田口に攻め込む。
金本対高岩になり、金本が大谷を挑発しながら顔面ウォッシュを敢行。これでまた場内がブーイングに包まれる。高岩に蹴り足をキャッチされた金本はアンクルホールドで切り返し。だが、高岩も飛びつき式腕ひしぎ逆十字固めですぐに反撃。それを金本がアンクルホールドで切り返すと、さらに高岩もアンクルホールドをお返し。両者まったく譲らない。
終盤、高岩が金本のファルコンアローでピンチに陥った高西を救出。続いて高岩は金本に高岩ドリラーをお見舞い。すかさず高西が金本へ串刺しドロップキック。
しかし、金本は高西を捕らえ、タイガースープレックスホイップ、側頭部へのキック、アンクルホールド。これで高西が力尽き、金本、田口組の勝利となった。
=試合後マイクアピール=
田口「(新日本の12月)23日後楽園で、田中将人が『新日本の時代だといつまでも思うな』と言った。ふざけんな! 何がZERO1だ! いつまでも、新日本の時代は続くんだよ!(大ブーイング) ZERO1は、4日のドームで終わらせてやるよ! おい! 悔しかったらな、4日、ドームに見に来い! お前らが応援してるZERO1の選手は終わるぞ(大ブーイング)」
金本「言うことあるか、アホンダラ!」
=試合後コメント=
金本「頑張りは認める。でも俺ら2人やったら、そりゃ勝てんよ。余裕もって(試合を)やりましたね。でも、高西の気持ちはしっかり受け止めましたから。彼はこれから伸びますよ。まあ、彼自身の努力あってこそやけど。行く行くはいい相手になるかなぁっていう感じ」
田口「『いつまでも昔の新日本だと思うなよ』なんて。『IWGPがZERO1のタイトルより格下だ』なんて発言、ふざけんなって! 新日本が1番だと思うから、自分たちは新日本で闘っている。今まで、昔の人たちが築いてきた価値観、基盤、その上に僕たちは立っているし、これから育つ新日本の人間、これから未来の新日本の価値観、基盤を、いま自分たちが作っている。それだけの誇りを持って闘ってる。その自分たちの気持ちをバカにしたツケは、倍どころじゃない大きさで返してやります。それをまず、4日の(東京)ドームで見せつけます」
金本「俺がZERO1を挑発する前に、田口が挑発した。これで幸先のいい2008年になりましたよね。『お! 俺より先に(挑発を)やりやがった』。これがないと」