ミラノが、キャラを封印する“ミラニート”にエール/12月29日エルドラド後楽園大会試合結果
エルドラド
「I WAS BORN TO LOVE TREASURE」
12月29日(土)
東京・後楽園ホール
第3試合
45分1本勝負
○ミラノコレクションA.T.
(11分50秒 ヴィクトリア・ミラネーゼ)
×ミラニートコレクションa.t.
=試合経過=
ミラノが、自身の“コピーレスラー”ミラニートとの一騎打ちに臨んだこの一戦。ミラニートにとっては、“ミラニートコレクションa.t.”というキャラクターで行なう最後の試合となった。
ミラノは、ミラニートをショルダータックルで倒すが、ドロップキックをかわされ、逆にドロップキックを食らってしまう。
場外エスケープし、呼吸を整えたミラノは、素早いロープワークからの低空ドロップキックを皮切りに、サッカーボールキック、逆水平チョップ、逆片エビ固め、ブレーンバスターで怒涛の逆襲。ミラニートに反撃の隙を与えない。
ミラニートは、ミラノの攻撃をブリッジで回避しようとする。ところが、立ち止まったミラノは「バーカ!」と叫んで、ブリッジを決めているミラニートの腹部へエルボードロップ。
しかし、続いてミラノがブリッジで攻撃を避けようとすると、ミラニートも同様に立ち止まってフットスタンプでお返し。そして、ラウンドハウスキックを阻止し、ジャーマンスープレックスホールドでフォールを迫る。
ミラニートにa.t.ロックを極められたミラノだったが、上手く切り返し、そのままミラニートの体を持ち上げ、変型サイドバスター。そして、A.T.ロックでギブアップを迫る。これはロープに逃れられるが、最後はヴィクトリア・ミラネーゼが炸裂。ミラノがミラニートに完勝した。
試合後、マイクを手にしたミラノは「ミラニート、お前、なかなかやるじゃないか。上に行きたいという気持ちをまだ持っているように俺は思えたぞ」と、ミラニートの健闘を称える。
これに対し、ミラニートは「今日、“新日本プロレスのミラノコレクションA.T.”と闘って、もっともっと色んな選手と闘ってみたいと思いました。僕はこんなところで止まってられない。ミラノさん、これが僕の気持ちです」と言って、ミラノの頬にビンタ!
ミラニートを張り返して「ミラニートの気持ち、受け取ったよ」と言ったミラノ。「お前の(闘龍門の)同期の岡田かずちかは、新日本プロレスでめちゃくちゃ頑張っている。お前も這い上がってきて、もう1回、俺のところに来い。いつでも待っているよ」と、ミラニートにエールを送り、リングを降りた。
=試合後コメント=
ミラノ「アイツ、まだ死ねないんじゃないですか。まだまだ上へ行って、やってやるという気持ちが見えた。これを今日だけじゃなくて、ずっと続けていけるかどうか。アイツは闘龍門のとき、俺がコーチになって初めて入ってきた練習生で、一番なんでもできた。アイツがあのときの生徒の中で一番よかったからね。ミラニートを卒業して、なんのキャラをやるか知らないけど、またアイツが昇ってきたら叩き潰す。俺は待っているから」