1.4東京ドームまであと5日!/これは交流戦ではない、戦争である。「NJPWvsTNA」、ついに本格開戦!
いよいよ来年1月4日に開催される「レッスルキングダムII in 東京ドーム」。この大会のメインテーマは、新日本プロレスとTNA(トータル・ノンストップ・アクション)による“全面戦争”である。
TNAとは、2002年にジェフ・ジャレットよって作られたアメリカのプロレス団体。6角形リングの導入など、斬新な切り口で米国マット界に新風を吹かせ、その規模を着実に拡大させている。
今回、TNAから新日本へ“侵攻”する選手は、カート・アングル、“チーム3D”ことブラザー・レイ&ブラザー・ディーボン、クリスチャン・ケイジ、AJスタイルズら10名(新日本サイドで闘う、トラヴィス・トムコは含めない)。主力選手を選りすぐって投入してくることからも、TNA首脳陣の本気ぶ
りが伺える。
「レッスルキングダムII」の全10試合中、6試合が「NJPWvsTNA」の図式となるが、中でも注目は「中西学vsアビス」。ともに桁外れのパワーを誇り、得意技もアルゼンチンバックブリーカーと、共通点が多い2人だが、その中で中西が警戒しなくてはならないのは、“画鋲(がびょう)。”ハードコアマッチを得意としているアビスは、ずだ袋に入った画鋲をトレードマークとしている。今回の一戦でも、マットに大量の画鋲をばら撒き、自身に優位なフィールドを作り出すに違いない。
アビスが“画鋲地獄”で中西を血祭りに上げるのか? それとも鍛え上げられた中西の“ヘラクレスボディ”が画鋲をもはじき返し、新技“大☆中西ジャーマン”が炸裂するのか?!
“野人”と“TNAの怪物”による“日米モンスター対決”は、見どころ満載である。
また、第8試合にラインナップされているIWGPタッグ選手権試合「ジャイアント・バーナード&トラヴィス・トムコvsスタイナーブラザーズ」。スタイナーブラザーズこと、リック・スタイナー&スコット・スタイナーは、1990年代に新日本でIWGPタッグ王座を2度戴冠。アメリカマットでも、数々のタイトルを獲得している。実の兄弟である2人のタッグチームは、プロレス界全体で見てもトップクラスの実力だ。
現在進行形の新日本マットで活躍するバーナード&トムコが、外国人版“レジェンド”とも言えるスタイナーブラザーズを相手にどこまで闘えるのか? 現IWGPタッグ王者であり、「G1タッグリーグ2007」も制覇したタッグ2冠王に、最強の刺客が迫る!
この他、IWGP 3rdベルトの“奪還”が懸かった「永田裕志vsカート・アングル」、悲願のIWGP Jr.ヘビー級王座戴冠を果たした井上亘がクリストファー・ダニエルズを相手に行なう初防衛戦。さらに、“最優秀タッグチーム賞”を受賞した真壁刀義&矢野通が“チーム3D”ブラザー・レイ&ブラザー・ディーボンを迎え撃つ“日米最強タッグウォー”、世界進出を掲げるミラノコレクションA.T.&稔&プリンス・デヴィットの“RISE”が、クリスチャン・ケイジ&AJスタイルズ&ピーティー・ウィリアムスと対戦する一戦が、「NJPWvsTNA」としてラインアップされている。
この“戦争”で生き残るのは果たして日本か? それともアメリカか!? 国と団体の威信をかけた闘いが、ついに開戦する!
「レッスルキングダムII in 東京ドーム」
2008年1月4日(金)
東京・東京ドーム
17:00試合開始