運命のアングル戦に向け、永田選手が“原点の地”で公開練習!
12月27日午後、「レッスルキングダムII in 東京ドーム」でのカート・アングル戦を目前に控えた永田裕志選手が、地元・千葉県東金市の東金アリーナ内にある武道場にて、公開練習を行なった。
永田選手は、裕次郎選手、平澤光秀選手、そして実弟の克彦選手と共に短期集中合宿を敢行。「(アングルは)レスリングのスペシャリストなので、自分のレスリングの技術なり、動きの1つ1つを短期間で集中してチェックし、錆び付いているところは錆び落としをしていく」。今回の合宿のテーマについて語った永田選手は、母校である千葉県立成東高校レスリング部の名が刻まれたマットで黙々と練習に励んだ。
ここで永田選手は集まった記者団に、得意のスープレックス強化と、アングルの“2大兵器”封じを披露。
アングルスラムに抱え上げられた際、空中で相手の顔面に膝蹴りを叩き込んで脱出し、着地した瞬間にスープレックスへと移行するというものと、アンクルロックを狙われ足首を取られた場合、自らの体を先に回転させ、そのまま相手に絡んでいって腕ひしぎ逆十字固めの体勢に入るというもの。自らの頭の中に出来上がっていたイメージを実践する事で、確かな手応えを掴んだ様子であった。
そして、公開練習を終えた永田選手は、アングル戦に向けてコメントした。
=永田選手のコメント=
「レスリングの動きって年齢が上がっていくと、体が動かなくなっていくところがあるので、そういう部分を若い選手に追い込んでもらいながら。色んな角度から来るものに対応するためには、プロレスの動きだけじゃなくて、ベースのレスリングの動きもチェックして。
アングルは、空中バランスとか細かい動きの中で自分の攻撃へと持っていくのが巧い。ただ、隙は出来ると思います。特に自分の攻撃パターンの最中に隙は出来やすいと思うので。この情報が向こうに行ってくれれば慎重になるだろうし、正面から来れなくなるでしょう。それでまた新たな対策を練るかもしれませんが、思いっきり警戒させられるか」
「最高に強い選手。人生最大の大勝負」とアングル戦を形容した永田選手。引き寄せられるような恰好で訪れたレスラー永田“原点の地”。最高の準備を整え、万全の状態で決戦のリングに出陣する事を誓った。
※永田選手とアングルが世紀の一戦を行なうドーム大会の詳細は以下のリンクよりご覧ください
「レッスルキングダムII in 東京ドーム」
2008年1月4日(金)
東京・東京ドーム
17:00試合開始