「中邑との闘いはヒューマンドキュメント」/棚橋が1月4日の中邑戦ついてコメント
2007年最終興行の12月24日後楽園ホール大会を終え、あと10日にまで迫った2008年1月4日「レッスルキングダムII in 東京ドーム」。
そのメインイベントで中邑真輔選手の挑戦を受けるIWGPヘビー級王者・棚橋弘至選手が、“因縁のライバル”について語った——。
※12月25日「東京スポーツ新聞社2007年プロレス大賞授賞式」にて取材
–24日の前哨戦の終了後、「お前だけには、絶対負けたくない」と中邑選手を挑発したが?
棚橋「中邑には“色”がないと感じ、チャンピオンなりにどうやって(1/4の)試合を盛り上げようかと、色んな構図を考えていたんですよ。僕がベビー(フェース)とヒールを超越しているというか、棚橋vs中邑というのはそういう粗末な図式(ベビーvsヒール)ではなく、人間vs人間だなと思って。それだったら、本音で言いたいことを言おうと。その方がいさぎよいし、勝負がついた時にスッキリする。まぁ、そういう感じに持って行けたので、ドームに向けて気持ちは凄くスッキリしてますよ」
–あの時、「(その言葉を)そっくり返す」と言い返して来た中邑選手の本音を感じた?
棚橋「僕が中邑の存在が悔しかったみたいに、中邑にとっても棚橋という存在は、チョロチョロとイヤだったと思いますよ。あるいは似た者同士かもしれないですね」
–1/4の対戦は、2人にとって何かの節目になるのでは?
棚橋「人間ドラマというか、ヒューマンドキュメントというか、そんな感じかな(微笑)。メキシコにも一緒に行ったんですけど(2005年9月)、心を開いてくれないですね。やっぱり組むよりは向かい合う立場というか、そういう風になっているんですね」
–大一番の一騎打ちで、ファンの期待も大きいが?
棚橋「お互いにプレッシャーは同じぐらい感じていると思うし、僕の予想では永田(裕志)vsカート(・アングル)は鉄板(で好試合になる)。色んな意味でハードルが高いなと。でもね、ハードルというのは、越えるだけが能じゃなくて、くぐることもできる(笑)。障害の越え方は100通りあるということです」
「レッスルキングダムII in 東京ドーム」
2008年1月4日(金)
東京・東京ドーム
17:00試合開始