「ナガタは勇気ある挑戦だと思う」(アングル)/「レッスルキングダムII in 東京ドーム」記者会見(2)
ミラノコレクションA.T.選手、稔選手、AJスタイルズ選手の退場後、会見場に登場したのは、セミファイナル「Final Resolution 〜Justice vs REAL〜 IWGP 3rdベルト争奪試合」で対戦する永田裕志選手とカート・アングル選手。“世紀の一戦”で激突する両雄が、山本小鉄氏立会いの下で調印式を行い、意気込みを語った。
なお、この一戦はIWGP認定の選手権試合ではなく、あくまで「永田vsアングル」実現のための調印式として執り行われた。
永田「この闘いは、長年待ち焦がれていたものであり、様々な人たちの思いが詰まったものであります。僕にとって、レスラー生活最大の闘いになると思います。この最大の闘いを完全に勝ち上がることで、レスラー生活の1つの勲章になるような闘いをします」
アングル「私は、(ブロック・)レスナーを持っていたベルトを奪取した。私が真のIWGPチャンピオンだ。ナガタは勇気ある挑戦だと思う。ナガタは、以前チャンピオンだったし、特別な感性を持っている。頭で考えて体を動かすのではなく、その場その場で自然と体が対応している。この試合は、普通の試合とはスケールが違う試合になると思う。最後はアンクルロックで足首を極めて、私がウイナーになるだろう」
永田「その自信満々に胸を張って言っていたIWGPのベルト、今日は持っていないのか」
アングル「今日、ベルトを持ってくる理由はない。1月4日は必ず持っていく。試合は15分で終わらせる。ナガタは上を向いて寝ているだろう。ベルトもそのまま持ち帰る」
永田「なるほど。闘い甲斐のある人間の前にしかベルトを持ってこないと。そう解釈しました」
昨夜、アングル選手が日本で行った試合を解説席で生観戦したことについて永田選手は「対戦相手の変更とか、色んなアクシデントがありましたが、それを感じさせない素晴らしい試合だったと思う。1月4日へ向けて、色んな意味でプラスになった」とコメント。すると、アングル選手は「昨日の試合が参考になると思ったら、大間違いだ。1月4日は、全く違う動きで試合をする」と、永田選手の目の前で見せた動き以上のファイトを披露すると予告した。
また、“3代目”IWGPヘビー級ベルトの保持者であるアングル選手は、「今はナガタを倒すことしか考えていない。だが、ナガタを倒したのならば、統一戦はやってもいい」と、2本のIWGPベルトを賭けた統一戦にも意欲を見せていた。
永田選手は、アングル選手からベルト奪還に成功した場合、「そのまま返還します」とのこと。しかし、「世間がそれを許さなかったら、(IWGPヘビーの)挑戦権が自分にくるでしょうね」と、ファンの声に応えると話していた。
意気込みを語り終わった両選手は、調印書にサイン。記念撮影時に睨み合うように対峙すると最後に握手をかわし、健闘を誓い合った。
いよいよ間近に迫った“世紀の一戦”の行方は果たして!?
「レッスルキングダムII in 東京ドーム」
2008年1月4日(金)
東京・東京ドーム
17:00試合開始