IWGP挑戦者決定戦で激突する中邑と真壁が一触即発!/「レッスルキングダムII」公開記者会見(1)
11月17日、神奈川・川崎ルフロンにて「SUPER STAR POP JAM in KAWASAKI LeFRONT」(2008年1月4日「レッスルキングダムII in 東京ドーム」公開記者会見&スペシャルトークショー)が開催された。
出席者は、真壁刀義選手、中邑真輔選手、中西学選手、永田裕志選手、田口隆祐選手、棚橋弘至選手(ステージ登場順)。集まった1,000人のギャラリーの前で同大会の追加対戦カードが発表された。
笹田道子さんの司会進行で公開記者会見がスタートすると、まずは特別ゲストとしてお笑い芸人のハチミツ二郎さん(東京ダイナマイト)、“GK金澤”こと金澤克彦さん(Gリング統括プロデューサー)が登場。
金澤さんは、持参した「Gリング」(真壁選手が表紙。絶賛発売中!)を見せながら同誌を熱烈に宣伝し、ギャラリーの爆笑を誘っていた。
IWGPヘビー級選手権試合
「棚橋弘至vs12/9愛知の中邑vs真壁の勝者」
まず、ステージに現れた選手は、12月9日愛知大会にてシングルマッチで対戦する中邑選手と真壁選手。
このシングルマッチが「IWGP挑戦者決定戦」に正式決定し、勝者が「レッスルキングダムII」で王者・棚橋選手への挑戦権が与えられることがアナウンスされると、それぞれ意気込みを語った。
真壁「俺は(中邑に)2連勝してんだよ。コイツに何の資格があって、挑戦権があるんだよ。俺に決まりだろ? (ギャラリーに向かって)お前ら、どう思うんだ!(現王者・棚橋選手の印象を記者に聞かれて)オイ、俺に聞くな、この野郎! 決まってんだろ、弱い“イモチャンピオン”としか思ってねぇよ! こう書いとけよ!! (11/11両国『棚橋弘至vs後藤洋央紀』について聞かれて)どんな印象って、冗談じゃねぇぞ。今シリーズ(11/25京都で)、俺は後藤ともやるんだよ。コイツも倒して、俺がイモチャンピオンとやるんだ。くだらねぇ質問するんじゃねぇ! (中邑選手がリーダーを務める新ユニットRISEについて聞かれて)お前も食らわすぞ、この野郎。いいか、新しい派閥か分かんねぇけどよ、ボコボコにぶちのめすだけだ!」
中邑「(真壁に)2連敗したのも随分前なので、次の対決は自分が制してIWGP挑戦権をもらいます。(棚橋とは)過去、何度も対戦していますけど、その時以上に今が一番強いと思う。(『棚橋弘至vs後藤洋央紀』について)それぞれがいいところを引き出した。後藤が絡むことでああいう試合になったんでしょうね。自分はあれ以上の試合をやるしかないと思っています」
退場前にマイクを手にした真壁選手は「オイ、最後に聞け、この野郎! いいか、テメェ、ボコボコにしてやる。血まみれだ、この野郎!」と、中邑選手を激しく挑発。
これを発端に両者は大乱闘寸前になり、会見場が緊迫した空気に包まれた。スタッフの必死の制止でその場は収まり、両者は退場していった。
“野人覚醒”ジャパニーズ・マッスルモンスターVSジ・アメリカン・モンスター
「中西学vsアビス」
「レッスルキングダムII」の追加対戦カードとして「中西学vsアビス」が発表され、中西選手がステージに登場。TNAの誇る“怪物”と対戦することになった“野人”は、アビス戦への思いを語った。
中西「このアビスは、横幅が結構あるから、どういうことをしてくるのか楽しみやな。でも、なんか風呂に入ってなさそうやね(会場大爆笑)。俺と対戦する前に、アカを落としてほしいよ。東京ドームには、“ラクーア”っちゅう、サウナ付きの凄くいい天然温泉があるから。そこでしっかりアカを落としてから俺と闘ってくれ。野人と怪物の対決と言われるかもしれんけど、俺も怪物やから。どっちが凄いかっちゅうのを見せたるわ」
また、中西選手は、金澤さん、ハチミツさんを交えた絶妙なクロストークも展開。ここにその一部を抜粋する。
中西「世界には色んな相手がいる。色んなヤツと闘うことによって、色んな“覚醒”の仕方があると思うから。だからこそ、色んな面白いヤツとやりたいし、観ているお客さんにも覚醒してほしい」
金澤「(『お客さんにも覚醒してほしい』という言葉に対して)どういうことですか?」
中西「どういうこと? そりゃ、アンタ、人間っちゅうのは、色んな人がいるから周りに足並みを揃えなアカンでしょ? せやけど、プロレスを観ている時は、人を殴ったり、血だらけにしない程度に覚醒してほしいんだよ。普段出さないような声とかを出してほしい」
金澤「皆さん、ちゃんと聞いてます? (中西のトークは)面白いでしょ(笑)。ハチミツさん、この人が相方だったら、どうですか?」
ハチミツ「“イチかバチか”ですね(会場大爆笑)。もしかしたら、M-1決勝へいけるかも(笑)」
さらに、中西選手はファンの質問にも応じた。
「ダイナミックな動きが多いですが、やり過ぎて息切れしたことはありますか?」というファンの質問に対し、「(息切れするのは)しょっちゅうですよ(笑)。でも、息切れするぐらいやらないと、来てくれたお客さんに失礼やし、もっと凄いものをお客さんにお見せするのが、これからプロレスを広めていくための姿勢やと思うから」と、中西選手は熱心に返答。
最後に、アビス選手の写真をぐちゃぐちゃに丸め、写真撮影に応じた中西選手。“日米怪物対決”へ向け、闘志を燃やしていた。