昨年、『NJPW STRONG』で復帰をはたしたゲイブリエル・キッド。LA道場から、日本の新日本マットで経験値を積み、さらに飛躍を誓うゲイブリエルは、いま何を思うのか? リモートでロングインタビュー敢行!!
※以下、インタビューの「序盤」をWEBで無料公開!
■最近は地元・イギリスの団体で試合をしてるんだ。ファンからのリアクションも良くて手応えを感じてる。
――さて、ゲイブリエル選手。『NJPW STRONG』での復帰から数ヶ月が経ちましたが、当時の状況について詳しく話していただけますか?
ゲイブリエル 復帰までの道のりは簡単ではなかった。久しぶりに立つリングでのマイクアピールだったし尚更緊張したよ。
――フィラデルフィア大会のことでしたね。
ゲイブリエル 会場のファンのみんなに俺自身が真剣に取り組んできた心の問題について正直に打ち明けたいと思った。そして見てくれたたくさんの人が連絡をくれてすごく嬉しかったよ。でもやっぱり、いざあの場に立って自分の言葉で打ち明ける前には、押しつぶされそうになるような不安も感じたよ。
――肉体の問題なら怪我をしたとしても、リハビリを続ければいずれは復帰ができるものですが、心の部分だとそう簡単にはいきませんよね。
ゲイブリエル そうなんだ。俺にとっては長い期間をかけて向き合っていかなければならない問題だった。あのマイクアピールのあと、(『STRONG』で)ジョナサン・グレシャム (12月12日) とエディ・キングストン (2022年1月9日)とのシングルマッチが決まったけど、精神的にまだ100パーセントと回復したとは言えない状態での試合だった。でも去年のクリスマスはカール・フレドリックスの家で彼の家族と一緒に過ごしたんだけど、それは気持ち的にかなり助けられた。彼らにはとても感謝してる。彼らのおかげで上手く気持ちを切り替えられて、新たな気持ちで2022年をスタートを切ることができたんだ。
――現在はイギリスにいるんですよね?
ゲイブリエル そうだよ。最近は地元の団体で試合をしてるんだ。ファンからのリアクションも良くて手応えを感じてる。またこれだけのエネルギーを持って試合に取り組めるようになったのはパンデミックが始まって以来初めてのことだ。やっぱりファンの声援にはすごく突き動かされるよ。
――今後は『STRONG』にメキシコ・CMLLの試合も控えてますし、世界を飛び回って忙しくなりそうですね。最後に日本で試合をした時はまだヤングライオンでしたが、今現在は“海外遠征中”ということで間違いないでしょうか?
ゲイブリエル まだまだ世界中がこんな状況だし、ハッキリと何かが決まってるわけじゃないんだけど、とにかくいつでも動けるように準備はしてるんだ。海外遠征に行って180度違ったキャラクターで凱旋帰国するっていうパターンもとても面白いとは思うけど、パンデミックが始まって全てが前とは同じようにはいかなくなってしまったんだ。
――本当に仕事も生活も何もかもが以前とは変わってしまいましたね。
ゲイブリエル 旅行一つとっても規制がたくさんあって難しいよ。でも、俺はニュージャパンにとって出来る限りのことをしていきたい。まだまだ若いしひよっこかもしれないけど、そのぶん貢献できることは多いと思うんだ。ニュージャパンをもっと盛り上げられるように頑張りたいし、一人でも多くのファンが試合を見に来てくれるように、自分なりにプロモーション活動にも力を入れてる。それから日本の滞在ビザもまだ有効だし、声がかかれば明日にだって日本に飛んで行けるよ。そういう意味では今の状況はたしかに海外遠征と呼べるのかもしれない。とにかく俺はいつ何時もライオンマークのTシャツを着て活動できる体勢でいるんだ。
――インターネットやSNSによって世界中のプロレスがグッと身近になった昨今ですが、パンデミックが終息した未来にもヤングライオンの海外遠征のシステムは変わらず続いていくと思いますか?
ゲイブリエル SNSの普及によっていろんなことが大きく変わったよね。自分でSNSに投稿してなくても、ファンに何してるのかオンラインですぐに広まる時代だしね。俺自身は今はアメリカでの活動に集中してるけど、制限がなれけば本当にどこでも試合をしたい気持ちだよ。
■まだまだ俺の本当の実力が伝わってないけど、それも時間の問題だって思うよ。
――『STRONG』では、ジョナサン・グレシャム、エディ・キングストン、フレッド・ロッサーといったタイプの異なる様々なレスラーとシングルマッチで肌を合わせてきましたね。2月17日(『RIVALS』)では、あのクリストファー・ダニエルズとのシングマッチを控えています。こちらもまたチャレンジングな相手ですね。
ゲイブリエル そうなんだよ。復帰したからには思いっきり暴れ回ってやるつもりだった。今はコンディションも良いし、このままビッグなインパクトを残していきたい。強い相手と闘うことでしか今より強くはなれないし、すごくありがたいチャンスをもらえてるって思うよ。
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