9月1日「蝶野王国2007 in 幕張」イベント報告!
9月1日、千葉県の幕張メッセ国際展示場・ホール11にて開催された、蝶野正洋選手プロデュースの「蝶野王国2007 in 幕張」では、「LOCK UP」、「無我ワールド・プロレスリング」の興行以外に様々なイベントが行なわれた。
幕張メッセの広いホールを全面に使用し、会場手前側には物販ブースが立ち並ぶ。ここには射的、輪投げ、水ヨーヨーすくいなど縁日さながらの屋台や、ARISTRIST SHOP、さらには携帯SHOPや、ROBOT MUSEUMなど、多種多様な出店がファンを出迎えた。
中でも目を引いていたのは蝶野選手のイメージカラーにちなんだ“黒のティッシュ”。蝶野選手のサイン入り限定版が早々に完売するなど、好調な売れ行きを見せていた。
そして、ホール内に「CRASH」の旋律が鳴り響く中、会場中央に設置されたリングに蝶野選手が登場し、オープニングセレモニーがスタート。
「アイ アム チョーノ! 今日、明日とここ幕張で3つの団体による“プロレス祭り”をやっていきます。今回はたくさんの人たちにプロレスに1回接してもらって、プロレスの輪を広げていってもらいたいと思います。今日はよろしくお願いします」と挨拶。
続いて、「(アントニオ)猪木さんの時代からの新日ファン」というミュージシャンの原田真二さんがリングに登場。君が代を斉唱し、イベントに華を添えた。
オープニング終了後、リング上では、蝶野選手、長州力選手、林リングドクターによる「健康」をテーマとしたトークショーが行なわれた。
長州選手は50歳を過ぎてもなお現役を続けていられる理由について、「40代、50代になったら、10分でも20分でもいいから普段から体を動かす事が大事ですよね」とコメント。
これについて林リングドクターは、「50代になってもプロレスをやっていられるのは凄い。それは若い頃からやってきているからこそ。大事なのは、歳を取ったら自分の体を過信しない事」と、医学的な観点から長州選手の肉体を分析。
健康の秘訣について聞かれた長州選手は、「1日1食」、「素っ裸で寝る」と、“長州節”を炸裂させて、会場の笑いを誘った。また、トークショー終了後には蝶野選手、長州選手とのじゃんけん大会で勝ち残ったファンと記念撮影を行なった。
その後、物販ブースでは蝶野選手、長州選手、さらには天山広吉選手、真壁刀義選手、矢野通選手らG・B・Hの面々がそれぞれ握手会を開催。各ブースの前には長蛇の列ができていた。
また、「LOCK UP」終了後は、リング上で蝶野選手、藤波辰爾選手(無我ワールド・プロレスリング)、林リングドクターによるトークショー。
藤波選手は椎間板ヘルニアによる長期欠場時のエピソードや、食事についてなど、“現役生活36年”で培ってきた経験をまじえながら、自らの健康法について語った。
試合にイベントにと大忙しの中、初日を終えた蝶野選手は以下のようにコメントした。
=蝶野選手のコメント=
「プロレスだけじゃなく、休憩時間とかはあっちのブースで暇を持て余せる。それが非常に面白いなと思いました。まだ1回目ですけど、プロレスとイベントブースの融合、これは面白いことができるなというのがあります。『蝶野王国』に関しては、こういう形のプロレスを普及させる部分をメインにしたい。準備期間が2ヶ月無いぐらいで作り上げたイベントだけど、今回で形は見えたんで。次のイベントでは、もう少し大きくするなり、1つ1つ進歩していける形を考えていきます」