ライガーがビリーケンをCTB葬!/8月30日みちのくプロレス試合結果
8月30日(木)
みちのくプロレス
「ふく面ワールドリーグ戦 決勝トーナメント 1回戦」
東京・後楽園ホール
第8試合
時間無制限1本勝負
ふく面ワールドリーグ戦 トーナメント第1回戦
○獣神サンダー・ライガー
(14分03秒 CTB→体固め)
×ビリーケン・キッド(大阪プロレス)
※ライガーが準々決勝進出
=試合経過=
序盤、ビリーケンの攻めに苦しむライガー。だが、コーナー最上段に乗ったビリーケンを掌底で場外へ落とすと、場外垂直落下式ブレーンバスターを敢行。
カウント19でビリーケンがリングに生還すると、ライガーは風車式バックブリーカー、ロメロスペシャルからのカベルナリア、パワーボムホイップを食らわせる。
ライガーの攻めにペースを落としたビリーケンだったが、ショルダースルーでライガーをエプロンに立たせると、ライガーの股を素早いスライディングでくぐって場外へ。そして、ライガーの顔面にドロップキックを浴びせると、鉄柱を飛び越えたトペ・コンヒーロという大技をお見舞いする。
ペースを取り戻したビリーケンは、ミサイルキック、マンハッタンドロップ、ライガーボムと畳み掛け、ライガーをジワジワと攻め込む。
一方、ライガーも負けじと、カウンターの掌底を皮切りに、串刺しランニング掌底、サンダーライガーボムで応戦。
だが、ビリーケンは、ライガーが続いて狙ったパワーボムを阻止し、“こうもり吊り落とし”(ジャベのこうもり吊りの状態から相手をマットに落とす)。これで両者はダウンする。先に立ち上がったビリーケンは、雪崩式DDT、背中への串刺しドロップキックからこうもり吊り落としでライガーをカバーするが、カウントは2。
フィニッシュを狙ったビリーケンは、ファイヤーバードスプラッシュを敢行するが、ライガーは寸前で回避。ランニング掌底、垂直落下式ブレーンバスターからビリーケンをフォールするが、カウント2に終わる。
CTBをエビ固めで切り返したビリーケンは、ラ・エスパルダ(変型の逆さ押さえ込み)でライガーにフォールを迫るが、カウント3ならず。勝負に出たライガーはフィッシャーマンバスターでカバーにいくが、ビリーケンはなんとカウント1で、キックアウト。
すると、ライガーは掌底から今度こそCTBを成功させ、食い下がるビリーケンから3カウントを奪取した。
=試合後コメント=
ライガー「(ビリーケンは)いい選手。ただ、『だからどうなの?』って。俺は今、優勝のこと、(トーナメントを)どう闘い抜くかしか考えていない。いらぬことかもしれないけど、(ビリーケンは)やはり大阪プロレスだけじゃなく、色んな団体に出て、色んな選手とやって、色んな経験を積むことだな。大阪プロレスは素晴らしい団体ですけど、他にも素晴らしい団体はいっぱいある。その中で、勝ったり負けたりしながら自分を高めた方がいい。このレスラーとなら凄い試合ができる、あのレスラーとは『なんだそりゃ』みたいな試合じゃなくて、相手の力を10でも20でも出して、その上で勝つのがストロングスタイルの1つの方向性だと思うから」