タイガーが菊タローに完勝!/8月30日みちのくプロレス試合結果
8月30日(木)
みちのくプロレス
「ふく面ワールドリーグ戦 決勝トーナメント 1回戦」
東京・後楽園ホール
第7試合
時間無制限1本勝負
ふく面ワールドリーグ戦 トーナメント第1回戦
○タイガーマスク
(10分32秒 左ハイキック→体固め)
×菊タロー(フリー)
※タイガーが準々決勝進出
=試合経過=
タイガーのハイキックでダウンした菊タローは、場外エスケープ。タイガーの厳しい攻めに恐れをなして帰ろうとするが、場外カウント19でリングに帰還する。
菊タローがロープへ走ると、タイガーはマットに伏せる。だが、菊タローはタイガーの手前で立ち止まり、軽く蹴り飛ばすと、フラッシングエルボー。さらにサーフボードストレッチを極めるが、タイガーはカンガルーキックで脱出し、トペフェイントで観客を沸かせる。
タイガーは、ローキック2連打から逆片エビ固めへ。技に入る途中から、あまりの痛さに悲鳴をあげた菊タローだが、なんとかロープエスケープに成功。ブルドッキングヘッドロックで応戦しようとするが、途中で技が解け、自分だけジャンピングしてしまい、いつものように自爆する。
好機と見たタイガーは、串刺しハイキックから雪崩式ダブルアームスープレックスを狙うが、菊タローは踏ん張ってこれを阻止。そして、拝み渡りを狙うが、途中でロープに股間を痛打してしまう。
コミカルな動きが目立つ菊タローだったが、必殺技のえびす落としを決めると、ムーンサルトプレスを投下。これは自爆に終わるが、タイガーのミドルキックをキャッチし、ドラゴンスクリューからシャイニング菊ザードを炸裂させ、タイガーにフォールを迫る。
技が決まり、調子に乗った菊タローは、ブレーンバスターの構えに入ると、観客に向かって長々と演説を始める。演説が終わると、投げようとするが、ここはタイガーがあっさり逆に投げ返す。
そして、タイガーはムーンサルトダブルニードロップ、ミドルキック連打で菊タローを攻め込む。すると、菊タローは服を脱いで上半身裸になり、本気になったことをアピール。
だが、タイガーは、菊タローに左ハイキックをクリーンヒットさせ、軽々と3カウントを奪取。菊タローの独特なペースに翻弄されたものの、最後はタイガーが勝利した。
=試合後コメント=
タイガー「菊タローを格下だと思っていないし、今上がる(次の試合に出る)(獣神サンダー・)ライガーもそう、(ザ・グレート・)サスケさんも、みんな同等です。僕は、タイガーマスクとして何を見せられるか。それが凄く大事だと思っています。みんな素晴らしい練習をしてここまで来ているから、見せられるものをお客さんの前で本当に見せないといけない。僕はそういうものを、今日の試合でも見せていたと思います。記者会見でも言った通り、新日本プロレスらしく厳しくいきますよ。今回優勝して、(9月24日広島でのIWGP Jr.ヘビー級選手権試合へ向けて)勢いをつけたいというのもありますけど、それは全く別物かなと思っています。ただ、1年前(9月24日大阪)にNWA(世界Jr.ヘビー級)のベルトを賭けてやった時は、田口(隆祐)は正直まだまだと思ったけど、今は組んでも、試合をしてみても、『お、変わったじゃん、素晴らしいじゃん』というのがあるから、楽しみです。今は僕が胸を借りないといけない立場ですけど、試合ではガッチリ見せていきたいですね」