前週、IMPACT WRESTLINGの番組『IMPACT! on AXS TV』の番組内で、クリス・ベイvsジェイク・サムシングの試合後に、BULLET CLUBのタマ・トンガ、タンガ・ロア、ジェイ・ホワイトが乱入し、リングを占拠!“IMPACT WRESTLING侵攻”をアピールした。
今週は、前週と同じBULLET CLUBの4選手が試合に登場し、IMPACT で活躍するジェイク・サムシング&マイク・ベイリー&エース・オースティン&マッドマン・フルトン組と8人タッグ戦で対戦。
試合後には、BULLET CLUBのメンバーを現・IMPACT世界タッグ王者のカール・アンダーソン&ドク・ギャローズ、IMPACTの強豪ユニットであるバイオレント・バイ・デザインが急襲した。
まず、G.o.Dのテーマ曲が流れる中、BULLETの4選手が入場ゲートに登場。ジェイを先頭に堂々の入場をはたした。続いて、日本にも来日経験の豊富なマイク・ベイリーを筆頭に、サムシング、オースティン、フルトンが入場した。
試合前、BULLET CLUBがTOO SWEETで結束をアピールしてジェイが登場、IMPACT側はベイリーが先発に名乗り。だが、ジェイは「役不足だ」とばかりに、ベイにタッチ。ベイとベイリーはスピードに乗った軽快な攻防でファンを魅きつける。試合は、前半はベイリーが、中盤はベイがIMPACT勢に捕まる展開が続いたが、ようやくベイがジェイにタッチ。
再びジェイvsベイリーとなり、ジェイは逆水平チョップ一閃。ベイリーはトリッキーな動きでかく乱、ジェイが投げっぱなしSSSも着地。さらにミドルキックの連射コンボで場内を沸かせる。
ジェイも裏投げで投げ飛ばし、逆水平チョップを食らわせるが、ベイリーもミドルキックで反撃。ベイリーがコーナーに戻ってオースティンにタッチするが、ここでタッチ権をめぐって、IMPACT側のチームがなぜか口論となる。
ここへ入って来たのがタマ、まずオースティンにその場飛びドロップキック2連発、3発目はハズしたがあのジミー・スヌーカを思わせる軽快なリープフロッグから、逆水平チョップを決めて場内をどよめかせる。
ここへ入って来たのが巨漢のフルトン。タマのドロップキックを跳ね返して、豪快に変形大外刈り、さらにブレーンバスターを狙うが、これはタンガが救出。すかさずG.o.Dがフルトンにマジックキラー炸裂!
さらにリングインしてきたオースティンにタマがガンスタンを決めたが、これはベイリーが救助に入りカウント2。G.o.Dは、うるさいベイリーを合体トンガンツイストで場外へ葬ってみせる。
リング上は、倒れるオースティンにベイがトップコーナーからスプラッシュを狙ったが、これはオースティンがヒザを串刺しさせて回避。
ようやく反撃のチャンスを迎えたオースティンは、コーナーにいたサムシングを見やったが、なぜかタッチを拒否。これにサムシングも怒って、二人は仲間割れ状態に。
サムシングはベイをシッティング式パワーボム、さらにG.o.Dとジェイを蹴散らすと、コーナーのベイに串刺しスピアー!
勝機を掴んだかに見えたサムシングだが、ここからG.o.Dが一気にコンビネーションで逆襲。背後からジェイがSSSで豪快にサムシングをブン投げると、最後はG.o.Dがサムシングを捕獲しているところへ、ベイがオスカッターを思わせる必殺技、アート・オブ・フィネスで3カウント奪取。これで試合を決めてみせた。
試合後、場内へ十分にアピールしてから、リング上で勝利のTOO SWEETポーズを決めたジェイ、タマ、タンガ、ベイの4選手。
ところが、背後からIMPACTタッグベルトを腰に巻いた“グッドブラザース”カール・アンダーソン&ドク・ギャローズが急襲! アンダーソン&ギャローズは、前週にタマ&タンガが名前を挙げて、タッグ王座挑戦をアピールしていただけに、そのお礼参りといった格好だ。
それだけでなく、IMPACT WRESTLINGを席巻する強力ユニット、“バイオレント・アンド・デザイン”の(エリック・ヤング、ジョー・ドーリング、ライノ、ディーナー)のメンバーもアンダーソン&ギャローズに加勢! リング上は、大男たちが乱闘をくり広げるカオスな状態のまま、放送が終了した。
ジェイとタマ&タンガという実力者を擁するBULLET CLUBに対して、アンダーソン&ギャローズ、さらにはバイオレント・アンド・デザインも加わって、さらに抗争が過熱していきそうなIMPACTマット。
この流れを受け、IMPACT WRESTLINGのスコット・ダモール副社長は、現地時間・2月19日に行われる同団体のPPV『NO SURRENDER』で、G.o.Dがアンダーソン&ギャローズのIMPACT世界タッグ王座にチャレンジするタイトルマッチ。ジェイと“バイオレント・アンド・デザイン”のリーダー格、エリック・ヤンとのシングルマッチを提案。
はたして、この闘いは実現するのか? 今後の動向にご注目ください。