「G1」に向け、天山&真壁&矢野が公開練習!/「G・B・Hがベスト4を独占する」(天山)
7月27日、新日本プロレス野毛道場近くの河川敷にG・B・Hの天山広吉&真壁刀義&矢野通が集合。目前に迫った「G1 CLIMAX 2007」(以下G1)に向け、公開練習を行なった。
3選手はまず、ランニングで体をほぐすと、レスリングで重要な引く力を養うトレーニングを開始。本来は、タオルやロープを使う基本的な練習方法だが、G・B・H流はチェーンとイスを用いるのがポイントだ。
続いて真壁、矢野両選手がイスを使って“チャンバラ”特訓。世田谷区の閑静な河川敷に、金属がぶつかり合う衝撃音が何度も鳴り響いた。そして、さらに3人はイス攻撃用の素振りを敢行。完膚なきまでに相手を叩きのめすべく、入念にイスを振り下ろした。
最後に、“生贄(いけにえ)”の練習生をイスでいたぶったG・B・Hの3人。「G1」への意気込みをそれぞれ次のように語った——。
=天山選手のコメント=
「自分のいるAブロックには強敵の真壁がいるけど、勢いにノッている真壁を倒せば優勝できると思っている。Aブロックに比べれば、Bブロックの方が楽だろうから、矢野も1発やってくれると思うし、もう1人の越中詩郎についても何も言うことはない。このG・B・Hの4人がベスト4を独占して“風”を吹かしてやる。初戦(8月4日大阪府立体育会館)の相手が蝶野(正洋)ということで、そこをクリアして一気に行きたい。とにかく一つでも(星を)落としたら負けだと思うので、今回も全勝で行くつもり。
(曙について)G1のシングル戦、最後まで持つのか? その前に俺らが潰したるわ。蝶野と組もうが、何しようが、ただの“でくの坊”だと教えてやる。相撲の世界ではいくら横綱でも、こっち(プロレス)の世界では関係ない。あんなもん、図体だけがデカいオッサンや。両国(8月11日両国国技館)で当たるみたいだけど、そこでそれをハッキリさせてやる」
=真壁選手のコメント=
「Aブロック全員を血まみれにしてやる。そして、その上で必ず勝つ。G1で優勝して、永田(裕志)のクソ野郎をもう1回血まみれにして、ベルトを獲ってやるよ。G1を制覇してベルトを獲るんだよ。レスラーである以上、その目標を持っていないとウソだよな。(手に持っていたチェーンを差し出して)この鎖に賭けても(他の選手を)ボコボコにブチのめしてやるよ。気に入らないヤツらはトコトンまでやってやる。正規軍? Black? くだらねぇこと言ってんじゃねぇって。新日本を動かしているのはG・B・Hなんだよ。そのG・B・Hで(G1の)ベスト4を獲っても構わねぇよな。俺たちが制圧してやるよ。
(曙について)『(凶器攻撃に備え)太刀を持って来る』とかヌカしているんだろう。お前に太刀が振り回せるのか? そんなこと言っているヒマがあったら、スタミナをどうにかして来い。横綱? 関係ねえよ、バカ野郎。何の下積みもなく、いきなりG1(出場)なんてふざけんじゃねぇって。(曙が)どれほどのモノか、リング上で見せてやるよ。試合が終わったら全部分かるだろう。アイツの脚をヘシ折って、病院送りにしてやるよ。それでアイツは終わりだ!」
=矢野選手のコメント=
「マスコミも含めて、『G1だから祭りだ』みたいな感じに思っているかもしんねぇけど、俺にとってこれは戦争。幸い、こっちには“岩手なまりのイタリア人(ミラノコレクションA.T.)”とか“滝に打たれりゃ勝てると思っているおバカ(棚橋弘至)”とか、そんなのばっかりだからよ。俺の大嫌いなイケメンのアイツらにひとこと言うとしたら『まだネェちゃんと“いいこと”したかったら“ファールカップ(急所を保護する防具)”でも着けて来い』ということだ。じゃなかったら、キン○マなんて無くなっちまうぞ、バカ野郎。“女たらし”はファールカップ着けて来い。あと、バカ(中西学)はヘッドギア着けて来い! (ミラノについて)BEST OF THE SUPER Jr.XIVで優勝したか知らないけど、股間に“パラダイス”なんて書いて、『ボンジョルノ』とか言っていたら、試合が終わっちまうぞ。それだけだ」
——ベスト4を独占すると豪語したG・B・Hの3選手。これまでの快進撃を考えれば、それも決して不可能なことではないだろう。勝つためには手段を選ばぬG・B・Hが「G1」を制圧してしまうのか? そして、個人闘争である「G1」で実現する“G・B・H対決”の行方は? 今年の「G1」からも目が離せない!