ライガーがCIMAとGammaの急造タッグに完勝！/6月5日DRAGON GATE後楽園大会試合結果
　
DRAGON GATE
THE GATE OF MAXIMUM
6月5日（火）
東京・後楽園ホール
　
=セミファイナル=
60分1本勝負
スペシャルタッグマッチ
○獣神サンダー・ライガー
　望月成晃
（13分35秒 CTB→体固め）
×CIMA
　Gamma

　
=試合経過=
ライガーの持つオープン・ザ・ドリームゲート王座に挑戦する権利を賭け、普段は敵対しているCIMA（タイフーン）とGamma（マッスル・アウトローズ）がタッグ結成。しかし、ゴング前から早くも激しくいがみ合う。
試合が始まってもまったく噛み合わない急造タッグに対し、ライガーと望月は冷静な試合運び。クイックタッチを駆使し、GammaとCIMAをそれぞれ追い込んで行く。
しかし、CIMAが望月のキックをライガーに誤爆させたことで形勢逆転。CIMAとGammaのミサイルキックが同時にライガーへヒットする。さらに、CIMAがライガーへシュバイン、Gammaが望月へGammaスペシャルを同時に放つ。
ここでCIMAがライガーをフォールすると、なんとGammaがそれを妨害。やはり、両者は仲間割れを始めてしまう。

　
さらに、玉岡金太（マッスル・アウトローズ）が介入して来てCIMAにプロテインパウダー攻撃。望月がプランチャでGammaを分断する中、ライガーがCIMAへサンダーライガーボム、垂直落下式ブレーンバスター。そして、最後はCTBからの体固めで3カウント。望月、ライガー組の勝利となった。
=試合後のマイク合戦=
ライガー「オイ、CIMA！ なんてザマだ。それで俺のベルトに挑戦するのか？ このマンガ（Gamma）の方がよっぽどマシだ！」
CIMA「（挑戦者に）楽な方を取るな。今日、俺は誰にも負けていない。それから、お前、DRAGON GATE（以下DG）のことを『仲よしこよしのぬるま湯』と言っただろう。（新日本を応援する横断幕を指差し）何が『魂こめて新日本プロレス』だ。恥を知れ、恥を！ DGがぬるま湯なら、あんなことを書いている新日本は“水”や！ それに、お前が指名した（6/10）博多の試合、邪道がケガ（で欠場）しとるやないか。俺なら、這ってでも試合に出るぞ」
ライガー「おしゃべり小僧、あんまりピーチクパーチク騒ぐな！ 我々C.T.Uには何人メンバーがいると思っているんだ？ もう、シングルは面倒臭い。（タイトルマッチは）3WAYでも何でもいい。お前らの望む試合をやってやるよ。最後にベルトを締めて立っているのはこの俺だ。忘れるな」
　
=試合後コメント=

　
ライガー「見たか！ これがベテランの強みだ。俺と望月選手は初めてのタッグで、マンガとおしゃべり坊主（CIMA）、この2人を倒した。あと、誰が来るんだよ？ これが、現実だよ。この勝利こそが、その証だよ」
望月「ユニットも色々と整理されて来たけど、俺は誰とも組まないけど、誰とでも組む。今日は楽しかったですね。あとは、ワールド（7/1神戸ワールド記念ホール大会）に向かって行くだけ。もう、誰が敵、味方、関係ない。前にいるヤツが敵。横にいるヤツが味方。まぁ、お互いワールド頑張りましょう（とライガーと握手して去る）」
ライガー「ああいう人間が一番怖いんだよ。そばで何を考えて、何を研究されているか分からん。俺が警戒するのは、ああいうベテランたちだよ」
　
CIMA「なんか、負けて吹っ切れたよ。今日はたしかに俺の詰めが甘かったかも分からん。けど、俺の照準はワールドや。ワールドに懸けてるんや。新日本プロレス、お前らはただの水や。いつでもかかって来いや。（ライガーへの挑戦権獲得について）今のところ、今日、俺が負けて、Gammaより俺の方が不利かも分からんけど、博多スターレーンと（6/16）大阪府立（体育会館）で結果を残して、必ずワールドに辿り着くから。最後にはワールドの“伝説超え”をやるからな。今日の負けは、なかったことにしてくれや」