『新日本プロレスの選手へ一問一答!』にタイガーマスク選手が初登場!
タイガー選手が皆様からの質問にお答えします!
そして、1月5日(水)東京ドーム大会・IWGPジュニアタッグ王座初防衛への意気込みを激語り!
撮影/山本正二、中原義史
※以下、インタビューの「序盤部分(※一部抜粋)」をWEBで無料公開!
■ロビーが攻める方で、相手からすると「タイガーを狙っておけば」っていうのもあると思うので、ボクはそれを受けるし、そこでボクがロビーをサポートできたのが結果的にベルトにつながった
――さて、タイガーマスク選手。ちょっと前の話になりますが、あらためてIWGPジュニアタッグ王座戴冠おめでとうごいます!
タイガー ありがとうございます!
――あらためて、現在の新日ジュニアについてはいかがですか?
タイガー いまのジュニアの若い選手と今まで自分がやってきたスタイルっていう部分では少し違うかもしれないけど、やってることはなんら変わりないと思ってますね。自分たちが教えられたプロレスっていうのは、「いかに痛みを与えてそのなかで技を出し叩き潰すか」っていうプロレスだったんだけど、いま派手な技が目立つ、それが良い悪いはべつとしてものすごく目立ってきてるなっていう印象ですね。
――なるほど。
タイガー 逆に、ボクはいまの選手みたいに派手なことはできないし、「やろう」と思わないというか、ボクの考えてるプロレスと彼らが考えてるプロレスっていうのはちょっとズレがあるのかな。もちろんゴールは一緒なんだけど、それがいまの時代のプロレスって言われたら、ボクは「ウ~ン」としか言えないし、それを否定もしません。
――いまのジュニア選手とタイガーマスク選手のプロレスはちょっと違うと。
タイガー 正直、モニターで試合を観てても「スゲー」って思いますよ。彼らは決してボクらがやってきたことをできないんじゃなくて、それプラス・アルファでやってるってことだし、技術的にはいまのレスラーたちの方が凄いと思いますよ。
――そういった選手がいる中で、今回タッグベルトを獲れたことに関しては?
タイガー あくまでタッグなので、ボクにはロビーっていうパートナーがいて、ロビーが攻める方で、相手からすると「タイガーを狙っておけば」っていうのもあると思うので、ボクはそれを受けるし、そこでボクがロビーをサポートできたのが結果的にベルトにつながったのかなと。
■寅年っていうなかで、自分にとっての1発目がチャンピオンとしてドームに出れるってことは良い流れですよ
――改めて、パートナーのロビー・イーグルス選手はいかがですか?
タイガー 彼が初来日した時(2018年10月16日後楽園大会)はボクとライガーさんが組んで、ライガーさんがロビーに(ロン・ミラー・スペシャル)で取られてるんですけど、当時はまだ身体も小さかったし、そこまでインパクトに残る選手ではなかったんですよ。ただ、やっていくうちに、ハイフライヤーの動き、プラス蹴りも習得して、「技術はしっかりしてるんだな」と再認識しましたね。
――そんなロビー選手とタッグを組むことになった時のお気持ちは?
タイガー まず、彼はCHAOSなので対角線にいることも多かったので、まさか組むとは思わなかったですよ。でも、ハイフライヤー的な選手がタッグパートナーにいるっていうのは凄く今の試合のスタイルに融合していて、僕も助けられてる部分があります。
――そして、1月5日(水)東京ドーム大会ではジュニアタッグのタイトル戦が正式に決まりましたが、いまの心境は?
タイガー 正直、「田口(隆祐)と誰かのタッグとやるんだろうな」と思ってたんだけど、そこに石森(太二)&(エル・)ファンタズモっていうのが出てきて、今回3WAYマッチになったけど、ボクは3WAYマッチっていうのをあまり経験したことがないんだよね。
――3WAYマッチという形式自体に、やや不安な部分があると。
タイガー 慣れてないからね(苦笑)。まあ、対戦相手の田口&ロッキー、石森&ファンタズモっていうのは3WAYをしょっちゅうやってるだろうけど、逆にその部分でスキというか抜け道はあるのかなと。そこはロビーとおたがいの役割を考えながらいいコンビネーションをしていきたいなと思いますね。
――東京ドーム大会をチャンピオンとして迎えることに関してはいかがですか?
タイガー (2010年1月4日)丸藤とIWGPジュニアヘビー(級選手権試合)以来だと思うんだけど、新日本プロレスが50周年イヤー、そして寅年っていうなかで、自分にとっての1発目がチャンピオンとしてドームに出れるってことは良い流れですよね。
――となると、ここで防衛して幸先のいいスタートを切りたいところですね。
タイガー もちろん。今回、3WAYというあまりやったことのない試合形式で勝つというのが一つの勉強だと思うし、与えられたチャンスを活かしたいですね。
■ボクが知ってるロッキーとは違った部分が出てきたら怖い。(石森&ファンタズモ)ボクの目から見たら「凄い」とかっていう脅威はない
――対戦相手についても伺っていきたいのですが、まず田口&ロッキー組の印象は?
タイガー ここは長年組んでるだけあって掴みどころがないですよね。2人ともテクニシャンだし、田口は普段、田口エッセンスが入ってるけど、あれは実力があるうえでやってることだから、そこに翻弄されたくないですね。
――クセ者の田口選手に惑わされてはいけないと。
タイガー もちろん、ロッキーもクセ者ではありますけど、ボクは彼が新日本に上がってきた時からずっと闘ってきてるし、彼の手の内は大体わかってるつもりだけど、いま彼はアメリカの方でも名を馳せてるから、今回のタイトルマッチでボクが知ってるロッキーとは違った部分が出てきたら怖いですね。
――なるほど。
タイガー ただ、ロッキーなんか「タイガーマスクとブラックタイガーで組んでも良かったのに」なんて思ったりもしますよ(笑)。もちろん、自分はいまロビーと正式なタッグを組ませてもらってるけど、それを抜きにしてロッキーがブラックタイガーになってタイガーマスクと組んだって、今年は新日本プロレス50周年イヤーなんだからお祭りじゃないけど、そういうのはファンも盛り上がると思うけどね。
――そして、クセ者タッグで言うと、石森&ファンタズモ組もかなりの曲者だと思います。
タイガー 石森とはこれまで散々タイトルマッチもやってるし、じつは過去にイギリスでファンタズモと石森とあともう一人と4WAYで闘ったこともあったんだよね。で、当時のファンタズモはまだまだグリーンボーイだったんだけど、いま新日本に来てこれだけブレイクして勢いは凄い感じますよ。
――ポテンシャルの高い二人のタッグという部分で脅威などは?
タイガー たしかに、技に関しては多種多様であるけど、逆に自分は“打・投・極(だとうきょく)”っていう部分で絶対に負けてないと思ってます。もちろん、彼らは身体能力も高いですし、いまの時代のプロレスとして見たら凄いのかもしれないですけど、ボクの目から見たら「凄い」とかっていう脅威はないですね。
――クセ者タッグとの3WAYということでどんな戦略で挑みますか?
タイガー これからですね。ロビーとは道場でも話をしたり、結構コミュニケーションをとっているので、この3WAYという闘い方を教えてもらいますよ。まだ時間もあるのでそのあたりはじっくりと考えていきたいですね。
――では、今回のタイトル戦へ向けて、意気込みをお願いします。
タイガー 1.4、5という東京ドーム2連戦、そして新日本プロレス50周年ということでレスラー全員が熱くなってるし、そのなかでボクとロビーの強さっていうものを見せて、しっかりと50周年、そして寅年を勝利で飾りたいと思います!
※以降は、みなさんからの質問に答えた「一問一答」コーナーとなります。
●Shu-chan☆@SSCさんからのご質問
タイガーさんは、ライガーさんやサスケさん、グラン浜田さんといった先輩方と組んで、タッグリーグやベルト戦を戦っている印象があります。後輩であるロビー選手とのタッグについてどう感じていますか?
タイガー それはあまり気にならないですよ。若い時は年齢的にもキャリア的にも下になるのは当然のことですけど、逆に立場が入れ替わってボクが先輩になるのは自然の摂理というか、新日ジュニアでボクより先輩って誰もいないよね(笑)。
――そうですね。
タイガー だから、もう後輩と組むのが大前提だからなんとも思わないですし、今回のロビーに関してはすごく頼もしいですよ。彼はいいアイデアを持ってるし、ボク自身も「なるほどね」って思うことがいっぱいあるし、逆に彼もボクと試合をしていくなかで盗み取っていくところがあると思うから、すごくいい相乗効果になってると思いますよ。
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