4月13日大阪大会まであと5日!/“最強の道場破り”がサムライジム壊滅を目論む
第7試合
60分1本勝負
IWGP Jr.ヘビー級選手権試合
稔
(王者)
VS
田口隆祐
(挑戦者)
※王者は3度目の防衛戦
先シリーズ中に設立されたばかりの、エル・サムライ会長と2人の門下生(田口隆祐選手、裕次郎選手)からなるサムライジムが、早くも窮地に立たされた。
3月31日のIWGP Jr.調印式にて、稔選手が田口選手にサムライジムの看板を賭ける事を要求。田口選手がこれを受け入れた事で、4月13日大阪大会はIWGP Jr.とサムライジムの看板の“ダブルタイトルマッチ”となった。
今回、渦中の稔選手に独占インタビューを敢行。タイトルマッチを控えた現在の心境と、意気込みを語ってもらった。
■田口は“弾けた”良いプロレスラー
–IWGP Jr.3度目の防衛戦の相手が田口選手に決定しましたが?
稔「田口はデビューしたての頃から上手いと言われていて、順調にスキルの面では伸びてきている。プラス、メキシコ遠征から帰ってきてから“弾けた”部分も出てきた。俺はプロレスラーというのは、プロレスが上手いどうこうも大事だけど、いかに弾けているかが必要だと思う。そういう点で田口は物凄く良いプロレスラーだと思うよ」
–今回、田口選手はサムライジムからの刺客という立場ですが?
稔「本隊Jr.の中にいると、正直アニキ(金本浩二)以外はパッとしないけど。今回、田口がサムライジムに入った事で、俺の中の“クローズアップ度”が急激に高くなった。田口が相手ではあるけれど、サムライジムとの全面戦争のスタートという感覚」
–3月31日の調印式では、サムライジムの看板を賭ける事を要求しましたが?
稔「まぁ、サムライジムの存在を見た事が無かったので。もし、本当にジムが実在するのであれば、看板があるはず。『賭けろ』と言ったら、(田口は)会長に何の許可も無く了承したので、おそらくそんなに大事なものでは無いんでしょうね(ニヤリ)。
これはC.T.U対サムライジムじゃない。C.T.Uのメンバーは馬鹿馬鹿しくて相手にもしないと思うし。ああいう胡散臭いものが好きなのは俺くらいなんで、あくまでも俺個人とサムライジムとの全面戦争。まぁ、全面戦争とは言っても2ヶ月くらいで終わりそうな気もするけど(ニヤリ)」
–田口選手はIWGP Jr.初挑戦という事で相当気合いも入っていると思いますが?
稔「それが良い方向に出るか? 空回りするか? 俺もIWGP Jr.は最高の目標だったけど、金本浩二に初挑戦した時(1999年6月27日 静岡・グランシップ)は気合いが入りすぎて、やや空回りした。アイツも(IWGP Jr.は)最高の目標だったベルトと調印式の時に言っていたので、田口が空回りし始めたらそこを突くのみ。今回は試合内容よりも、早めに片付けて“落武者”会長の指導力のしょっぱさを証明する」
■サムライジムは夢のあるジム(ニヤリ)
–田口選手を下したら、次はサムライ会長が出て来いと?
稔「まぁ、田口を片付けたら次は裕次郎が来るのかもしれないし。でも、楽しみではあるよ。IWGP Jr.は新日Jr.のベルトなので、新日Jr.を活性化させるために使いたい。新日Jr.内で欲しいと言うヤツと闘うのも大事なので。
まずはサムライジムのヤツらを一匹ずつ片付けていく。どうやらリング屋さんにもサムライジムの人間がいるなんて話を聞いたので、その辺も相手にしていかないと。昔のマシン軍団並みに増殖するかもしれないけど、ホントに夢のあるジムだと思うよ(ニヤリ)」
終始、言いたい放題の姿勢を貫いたIWGP Jr.王者は、“最強の道場破り”へと変貌を遂げ、新日本Jr.戦線の新興勢力と化したサムライジムの壊滅を目論んでいる。
※大阪大会の詳細については、以下をご参照下さい